Facebookにアップした「雖然媽媽説我不可以嫁去日本。」をもとに、台湾人と日本人のカップルが日本で同棲を始めて、その後、結婚するまでを描いた実話が生んだラブストーリー。
『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』をご紹介!
出演は日本文化が好きな台湾出身の女性リンちゃん役をジエン・マンシュー、マイペースで温和な日本人男性のモギさん役を中野裕太が演じた、とてもチャーミングな映画ですよ。
CONTENTS
1.映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメというけれど。』の作品情報
【公開】
2017年(日本映画・台湾映画合作)
【監督】
谷内田彰久
【キャスト】
ジエン・マンシュー、中野裕太、ワン・サイファー、蛭子能収、リン・メイ、大谷主水、岡本孝、与座重理久
【作品概要】
「Facebook」での出会いを通じて国際結婚した日本人の男性と台湾人の女性の実話を、俳優の中野裕太と台湾の女優ジエン・マンシューの主演で映画化した作品。
原作は2人の遠距離恋愛や結婚生活を書いた32万人以上のファンを持つFacebookページ「雖然媽媽説我不可以嫁去日本。」をブログにまとめ、その後、書籍として、新潮社から発刊した『ママは日本へ嫁に言っちゃダメと言うけれど。』です。
テレビドラマ『拝啓、民泊様』などを手がけた谷内田彰久監督の演出した作品。
2.『ママは日本へ嫁に行っちゃダメというけれど。』のキャスト
ジエン・マンシュー(簡嫚書)
簡嫚書(ジエン・マンシュー)は、1988年10月16日生まれの台湾の女優。また、監督や腳本家の活動もしています。
大学生の時に台湾教育部のテレビ広告に起用。2010年にデビューすると、テレビドラマ『あの日を乗り越えて(Year Of The Rain)』で第45回金鐘賞(台湾テレビ番組、ドラマアカデミー賞)の主演女優賞にノミネートされました。
2012年に『狼が羊に恋をする時』に出演、2014年に『大稻埕~Twa-Tiu-Tiann』出演を果たしました。
2015年に映画『菜鳥~Maverick』で第52届金馬獎の最優秀助演女優賞ノミネート。
2016年に映画『菜鳥~Maverick』で第18届台北映画祭の最優秀助演女優賞しています。
ジエン・マンシューは共演の中野裕太の印象について、
このパーマかけている男性は独特な雰囲気を持っているなぁと思いました。しばらく一緒に仕事をしたら、裕太さんは本当に天才で、表現力も語学力も優れていることを知りました。言葉がそんなに通じなくても、私の反応にすぐに答えてくれたのが嬉しかったです。ACTRESS PRESSから引用)
と語っています。台湾人と日本人という国籍の壁を超えて共演した喜びが感じられるコメントですね。
中野裕太
中野裕太(なかのゆうた)は、1985年10月9日生まれの日本の俳優、モデル。レプロエンタテインメント所属。
当初の芸名は創斗(そうと)を名乗り、2009年に現在の事務所に移籍後、本名の中野裕太に改名します。。
公文国際学園中等部・高等部卒業後、早稲田大学第一文学部に入学。高校時代にアメリカ、大学時代にイタリアのミラノ大学に留学していました。
現在に至るまで数年間にわたり、演技を今井純氏、松本永実子氏(JOKO演劇学校教務主任)に師事して学びました。
歌唱は青木Fuki氏、笹森壮大氏に師事、 クラシックバレエ・コンテンポラリーダンスを 峰本春菜氏に師事。
映画『ツレがうつになりまして。』『遠くでずっとそばにいる』、また、テレビドラマ『なぞの転校生』などの作品に出演。
2012年秋には舞台『レンタル彼女』で舞台初主演を果たします。2015年にTBSのテレビドラマ『ウロボロス~この愛こそ、正義。』、フジテレビのテレビドラマ『探偵の探偵』、映画『新宿スワン』に出演します。
『新宿スワン2』では浅野忠信を相手に引けを取らない存在感を見せ、日本人離れした演技力に注目を集めている若手俳優です。
中野裕太は今回の撮影現場について、
台湾でもロケがあったのですが、スタッフのみなさんは今後もずっと友達や兄弟と想い続けられるだろう人達です。素晴らしい方々。渡航前に付け焼き刃に覚えたつたない中国語で深くて楽しいコミュニケーションをとれるような環境でした。(ACTRESS PRESSから引用)
と語っています。中野にとって作品の完成させた達成感もさることながら、生涯の宝物を手に入れたような現場であったようですね。
3.『ママは日本へ嫁に行っちゃダメというけれど。』のあらすじ
台湾に住む元気がとりえの女の子リン。日本のドラマやアニメが大好きな彼女は、通っている大学でも日本語を専攻するほどのジャパオタ。
日本を襲った3.11の震災の話で世界が大きく揺れている際に、リンのFacebookに一通のメッセージが届きました。
そのメッセージは日本人青年のモギが送ったものでした。
モギは震災の復興支援にとても協力的な台湾の国民性や親日感情を知ったこときかけに、台湾に興味を抱きました。
彼は見ず知らずのリンにメッセージを送ったのです。
友達申請を承諾したリンは、茂木とのFacebookでのやり取りが始まりました。
書かれた内容はたわいもない日常の出来事や、日本に関するの事、お互いの悩みなど…。
やがて、迎えたゴールデンウィークを迎えた際に、台湾で初めて顔を合わせるリンとモギ。その楽しい時間はあっと言う間の事でした。
2人の距離はより実際にあった事で一層深まり、その日を境にして、Facebook上でのチャットはリンとモギとの遠距離のオンラインデートとなりました。
その内容は以前と相変わらずでしいたが、2人の間柄は以前よりも幸せでした。やがて、お互いの気持ちはいつしか…。
4.『ママは日本へ嫁に行っちゃダメというけれど。』の主題歌「ハンブンコ」
ericka hitomi(エリカヒトミ)
生まれてから3歳までアメリカニューヨークで生活を送り、その際にミドルネームである「ericka」が付きました。
東京都世田谷で育ち現在は、フェリス女学院に通う現役女子大生です。
2014年から親友の一声で本格的に音楽活動を開始した後、『Zepp Namba』に出演、BS-TBSの『音ボケ POPS 新人発掘オーディション』に出演しました。
2015年からはライブスペース中目黒「大一大万大吉」 のカンバン娘として働き始め、『_| ̄|○(ヘタレ)な自分とSAYONARAツアー 2015』と題して、2015年6月1日から6月30日まで毎日ライブを行いました。
ericka hitomi(エリカヒトミ)のつぶやくような歌い方と、そのローテンポな曲調が耳に残る素敵な曲は、映画の内容ともマッチした楽曲ですよね。
CDタイトル「ただの日常」は、発売日が2015年7月18日に発売され、定価1,000円(税込)にて発売中。
まとめ
リンちゃん役を演じたジエンは「日本の皆さんにこのキュートな実話を元にした映画を観て頂ける事に興奮しています!」と述べ、モギさん役を演じた中野裕太は「恋っていいな、旅っていいなって興味がわくキッカケになるんじゃないかな!」と語っています。
台湾と日本を繋ぐ実話が生んだ物語は一体どのように描かれているのか、ふたりの恋愛模様とともに台湾自体も楽しめる作品となっています。
『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』は2017年5月27日から東京の新宿シネマカリテほかで順次公開!
ぜひ、お見逃しなく!