Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ホラー映画

Entry 2018/07/30
Update

映画『クワイエットプレイス』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

  • Writer :
  • 村松健太郎

映画『クワイエット・プレイス』は、9月28日(金)より全国ロードショー!

『ボーダーライン』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラントが主演の新感覚ホラー。

プライベートでも彼女の夫であるジョン・クランシスキーが劇中でも夫を演じるほか作品の監督・脚本も兼任しています。

制作は「トランスフォーマー」シリーズでお馴染みのマイケル・ベイのホラー映画専門制作会社プラチナム・デューンズ!

映画『クワイエット・プレイス』の作品情報


(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

【公開】
2018年(アメリカ映画)

【原題】
A Quiet Place

【制作】
マイケル・ベイ

【脚本・監督】
ジョン・クランシスキー

【キャスト】
エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュプ

【作品概要】
「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイが製作を務めた、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー作品。

『ボーダーライン』や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラントが主演し、、ブラントの夫でもある俳優のジョン・クラシンスキーが自ら脚本を書き、監督を務めました。

映画『クワイエット・プレイス』のキャラクターとキャスト

エブリン(エミリーブラント)
とある災厄の中でもアボット家を支える強い妻。

リー(ジョン・クランシスキー)
アボット家の家長であり、事態の解決の望みを捨てない。

リーガン(ミリセント・シモンズ)
一家の長女、先天的な聴覚障害を持つ。

マーカス(ノア・ジュプ)
一家の長男、幼いながらも勇気を出して事態に挑む。

映画『クワイエット・プレイス』のあらすじとネタバレ


(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

音に反応する“何か”によって世界中が蹂躙されていく中で、何とか生き残るアボット家。

“何か”から逃れるためにわずかでも大きな音を立てないこと。

しかし、末っ子は玩具の音を立てしまい、“何か”に襲われます。

末っ子に玩具をこっそり渡したのは長女のリーガン。

リーガンはそのことで自分を責め続けることになります。

一年後、今も音を立てずに暮らし続けるアボット家。

父親のリーは自己流の無線電波を拡大して世界中にSOSを発信し続ける日々。

妻のエブリンのおなかには新たな命も宿っていました。

産声が外に漏れないように特別なベビーケースも作っていました。

食物を収穫にしに行くリーと長男のマーカス、一方のリーガンは父親との関係はギクシャクしたままでした。

以下、『クワイエット・プレイス』ネタバレ・結末の記載がございます。『クワイエット・プレイス』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
リーガンはひっそりと家を抜け出し一年前、末の弟が命を落とした場所に向かいます。

独り家を守るエブリンは産気づき、必死に陣痛の痛みと戦っていました。

彼女の叫び声もまた“何か”を呼んでしまう恐れがあるからです。

更に人気のなくなったアボット家に“何か”が侵入してきます。

エブリンは自身の苦しみをこらえながら外部に危機を知らせます。

それを見たリーはマーカスを残して家に入ります。

そこには苦しみを乗り越えて新たな命を産み落としたエブリンの姿がありました。

一方、マーカスは姉のリーガンと合流します。

そんな彼らにも“何か”が迫ります。

リーは後の全てを子供と妻に託し、“何か”に無謀な戦いを挑み命を落とします。

絶望に陥るアボット家。

しかし、リーガンの補聴器から発せられる独自の電磁波が弱点であること知ると、リーガンはその電磁波を増幅させます。

“何か”を退けたアボット家。

長い長い一夜が明けます。

映画『クワイエット・プレイス』の感想と評価


(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

実は21世紀のホラーマスター?マイケル・ベイ

本作品『クワイエット・プレイス』のマイケル・ベイといえば、『アルマゲドン』『パールハーバー』から「トランスフォーマー」シリーズなどを発表し続けるハリウッドきっての超大作監督

その一方で、低予算で往年のホラー作品をリメイクするプラチナム・デューンズを設立します。

その第一作は、あの1974年のトビー・フーパー監督の『悪魔のいけにえ』の設定を一から作り直し、リメイクした『テキサス・チェーンソー』(2003/マーカス・ニスペル監督)。

以下、『悪魔の棲む家』『ヒッチャー』、そして『13日の金曜日』『エルム街の悪夢』をリメイクしました。

新しい解釈を加えた作品の扱い方に賛否はあるものの、成功を収めています。

またオリジナル・ホラー作品を2013年に、ジェームズ・デモナコ監督、主演をイーサン・ホークが務めた『パージ』はシリーズ化に成功、本作『クワイエットプレイス』も大ヒットを記録して、早くも続編がアナウンスされています。

21世紀のホラーマスターとしてのマイケル・ベイの動向にも目が離せません

まとめ


(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
音に反応して人間を襲う“何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した世界。“けして音を立ててはいけない”というルールを守り、生き延びている家族とは?

だが、そんな一家を想像を絶する恐怖が襲う!

女優エミリー・ブラントが一家の母親エヴリンを演じ、エヴリンを支える夫リーに、演出を務めたジョン・クラシンスキーが自らが務め、夫婦共演も果たしています。

聴覚障がいのある娘役に『ワンダーストラック』で魅力的な演技力を見せつけた、自身も同じ障がいを持つミリセント・シモンズを起用。

映画『クワイエット・プレイス』は、2018年9月28日(金)より全国ロードショー!

関連記事

ホラー映画

映画『ヘレディタリー 継承』あらすじネタバレと感想。ラスト結末の解説も【アリ・アスター×トニ・コレット作品】

公開されるや否や、アメリカ国内では「ホラーの常識を覆した」「現代ホラーの頂点」「骨の髄まで凍り付き息もできない」などと、絶賛の嵐を巻き起こした“完璧な悪夢”が日本上陸。 制作は設立わずか5年で『ルーム …

ホラー映画

ミッドサマー考察ネタバレ|性の儀式やマヤの口紅よりも1番に重要な解説は色彩にあった⁉︎【ホルガの村の住人になる為のトリセツ】

映画『ミッドサマー』考察。鮮やかな色と絵が持つ意味を解説 2020年2月に日本で公開されると、多くの人々を引き付けた異色のホラー映画『ミッドサマー』(2019)。 通常のホラー映画の枠を越えた多くの観 …

ホラー映画

【ネタバレ】ファンタジー・アイランド|映画あらすじ感想と結末考察評価。ドラマ版リメイクが描くどんでん返しラストד夢が叶う島”の真実は?

アメリカ人気ドラマ『ファンタジー・アイランド』を映画化リメイク! ジェフ・ワドロウが脚本・製作・監督を務めた、2020年製作のアメリカのホラー映画『ファンタジー・アイランド』。 太平洋に浮かぶ孤島「フ …

ホラー映画

【ネタバレ】THE SIN 罪|あらすじ感想と結末評価レビュー。韓国ホラー映画の主人公の正体と仰天の予測不可能な狂乱が襲い来る⁉︎

映画撮影現場が生ける屍の群れによって狂乱に陥っていく新感覚ホラー 映画撮影のため、山奥の廃校にやってきた女優のシヨン。 監督は演技指導もせず、奇怪なダンスを踊らされるだけ、スケジュール通りに進まない撮 …

ホラー映画

『悪魔がはらわたでいけにえで私』あらすじ感想と評価考察。脳内で映画ごちゃ混ぜ全力疾走ムービーの爆誕!

映画『悪魔がはらわたでいけにえで私』は2024年2月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、シネマート新宿ほかで全国ロードショー! 伝説的ホラー映画として、ホラー映画好きにとっ …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学