2018年、本当の恐怖が英国からやってくる!
100万人が絶叫した大ヒット舞台を完全映画化!
7月21日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次ロードショーされる映画『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』をご紹介します!
映画『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』の作品情報
【公開】
2018年(イギリス映画)
【監督】
ジェレミー・ダイソン&アンディ・ナイマン
【キャスト】
マーティン・フリーマン、アンディ・ナイマン、ポール・ホワイトハウス、アレックス・ロウザー
【作品概要】
アンディ・ナイマンとジェレミー・ダイソンが2010年に発表した舞台を映画化。
舞台はイギリスでロングラン上演されたほか、世界ツアーで100万人を動員。史上最も恐ろしい舞台と評されました。
ナイマン、ダイソン自身がメガホンを取り、映像ならではの怪奇表現が随所に溢れた作品となっています。
『ブラックパンサー』、『SHERLOCK シャーロック』のマーティン・フリーマンがメインキャストで出演し、ナイマンは教授役も兼任しています。
映画『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』のあらすじ
心理学者のフィリップ・グッドマン教授は、イギリス各地で、ニセ超能力者やニセ霊能者の嘘を暴いてきました。
「降霊術の嘘を暴く」というTV番組を持っている彼は、「どんな超常現象も説明可能だ。この世に幽霊などいない」という信念を持っていました。
グッドマンはベテラン学者、キャメロン博士を敬愛していました。「迷信じみた恐れに支配されるな」という信念のもと、キャメロン博士は数々の超常現象の嘘を暴いてきた学者です。
しかし、キャメロン博士は突然姿をくらまし、彼の消息を知るものは誰もいませんでした。
そんなある日、一通の封書がグッドマンに届けられます。彼はすぐにフィリーのイーストショアに車を走らせます。
手紙に書かれた住所をたどっていくと、一台のキャンピングカーに辿り着きました。グッドマンを迎えたのはあのキャメロン博士でした。
年老いて、体がひどく悪いように見えました。グッドマンは尊敬していた人物に自分の著書を渡し、ご満悦です。
しかし、キャメロン博士の口から出たのは、自身がやって来た事柄への後悔の念でした。「高慢な態度で他人の家に入り込み、秘密を暴いて家庭を潰し喜んでいた」
そして説明することができない件が三件存在すると語り、「私や君が否定してきた超自然現象や見えない力は全て真実だった」とまで言うではありませんか!
「私は間違っている、と言ってくれ」とキャメロン博士は自身が解決できなかった三件の資料をグッドマンに託すのでした。
部屋を出て振り返ったグッドマンは、窓から覗いている博士の後ろになにやら影のような不可解なものが見えたような気がしました。
初老の夜間警備員、家族関係に問題を抱える青年、妻が出産を控えた地方の名士…3人の超常現象体験者に話を聞くため、グッドマンは車を走らせます。
彼を待ち受けていたのは、信じがたい怪奇現象の数々と想像を絶する恐怖でした。
「人は見たいようにものを見る」と、そのからくりを暴こうとするグッドマンでしたが…。
映画『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』の感想
物語は、いんちき降霊術を使い、悲しみにくれる善良な人を騙している男のステージにグッドマンという学者が駆け上って、インチキを暴露する場面から始まります。
(自称)超能力者と学者の攻防をスリリングに描いた作品といえば、ロドリゴ・コルテス監督の『レッド・ライト』(2012)という傑作が思い出されます。
『ゴースト・ストーリーズ』のオープニングと同じような集会に、科学者であるシガニー・ウィーバーが乗り込むシーンや、大学の講義中、学生に「超常現象というものは存在しないとお考えですか?」と問われ、「解決不能の事態には未だめぐりあったことがない」と答えるシーンなど、いくつかの共通項が見られます。
しかし、『レッド・ライト』が、あくまでも「超能力」が対象であるのに対して、『ゴーストストーリーズ 英国幽霊奇談』は、「幽霊は本当にいるのか?」ということが主題になっています。
イギリス人は幽霊が大好きな国民だ、とはよく言われますが、「超常現象」や「超能力」ではなく、ずばり「幽霊」であるところが、なんともイギリスらしく、嬉しくなってしまいます。
イギリスの美しいけれどもどこか陰鬱な風景が、絶好の恐怖の舞台として、画面に立ち上がってきます。
グッドマンが検証することとなった3つのケースのうち、ケース1では、初老の夜間警備員と共に、観ている私たちも、懐中電灯の明かりだけを頼りに、この恐怖体験に巻き込まれることになります。
もともとは舞台だったということですが、これほど、臨場感のある映像を見せられると、逆に舞台はどのような演出を行ったのだろう?と興味が湧くくらいです。
さらにケース2,ケース3でグッドマン(そして私たち)を待っていたものとは!?
もっといろいろと語りたくてたまらないのですが、本作はあまり事前に情報を仕入れずに観たほうが断然面白いと思われますので、是非映画館の大きなスクリーンで、“本当の恐怖”を体験してみてください!
まとめ
原作は、アンディ・ナイマンとジェレミー・ダイソンが2010年に発表した舞台。イギリスでロングラン上演されたほか、世界ツアーで100万人を動員。史上最も恐ろしい舞台と評されました。
映画化に際し、原作者であるアンディ・ナイマンとジェレミー・ダイソンがメガホンを取り、映画ならではの恐怖を生み出しました。
二人は大のホラーマニアを公言しており、ホラー映画への深い愛が二人を結びつけたとも語っています。
アンディ・ナイマンは、英国内で高い知名度を持つマジジャン、メンタリストのダレン・ブラウンのコンサルタントを長年務めていることでも知られ、本作ではグッドマン教授役で出演もしています。
映画の監督を務めるのは二人にとって初めての体験でしたが、ジェレミー・ダイソンは「我々は深刻な仲違いも一度もなく、この映画製作は最初から最後まで喜びに満ちていた」と証言しています。
『SHERLOCK シャーロック』のワトソン役で国際的スターとなり、最近では『ブラックパンサー』(2018)での活躍も記憶に新しいマーティン・フリーマンは、脚本に惚れ込み、メインキャストで出演しており、彼がどのような役割を果たすのかも見どころのひとつとなっています。
他にも、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)で主人公アラン・チューリングの少年時代を演じ、Netflix製作のドラマ『このサイテーな世界の終わり』(2017)の主演で注目を集めているアレックス・ロウザーなど、屈指の実力派俳優が集結しました。
この夏、本物の恐怖が待っている!
7月21(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国順次公開!