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Entry 2021/07/09
Update

君は私の春|2話ネタバレあらすじ感想と結末評価。ラストでジュン(ユンパク)の身に衝撃の出来事⁉︎ダジョンの行方はいかに!

  • Writer :
  • 咲田真菜

Netflixドラマ『君は私の春』が2021年7月5日(月)から配信されています。

ホテルのコンシェルジュとして働くカン・ダジョン(ソ・ヒョンジン)が暮らすビルに、クリニックを開業した精神科医のチュ・ヨンド(キム・ドンウク)。

そんな二人の前に現れたチェ・ジュン(ユン・パク)が現れたことで、ヨンドは過去のある場面を思い出しました。

『君は私の春』の作品情報

【配信】
2021年7月5日より配信(韓国ドラマ)

【演出】
チョン・ジヒョン

【脚本】
イ・ミナ

【キャスト】
ソ・ヒョンジン、キム・ドンウク、ユン・バク

【作品概要】
ホテルのコンシェルジュとして働くカン・ダジョン(ソ・ヒョンジン)が暮らすビルに、クリニックを開業した精神科医のチュ・ヨンド(キム・ドンウク)。

そんな二人の前に現れたチェ・ジュン(ユン・パク)をソシオパス(反社会性パーソナリティー障害)と診断したヨンドは、ダジョンに「彼に会わないでほしい」と忠告。そしてジュン本人にも「あの人に会わないでほしい」と告げます。

『君は私の春』2話のあらすじとネタバレ

「過去にあのような目をした男に会ったような気がする」ジュンのことが気になるヨンドは、18年前に居酒屋のトイレで出会った高校生のことを思い出していました。

その高校生は、上半身裸のパンツ姿で、血痕のついた洋服を懸命に洗っていました。その様子を見て茫然と立ち尽くすヨンドに驚くこともなく、瞬きもせず、鏡越しにヨンドを見つめていました。この時の高校生とジュンの目が同じだ…とヨンドは思います。

相変わらずダジョンの家に通ってくるジュン。「花は刺があって枯れるから嫌い」というダジョンに、紙で作った花をプレゼントします。そんなジュンに対して、ダジョンもまんざらではなさそうです。

ある日、パク・チョルド(ハンミン)の付き添いで、有名な占い師のもとを訪ねたダジョン。チョルドのことはそっちのけで、占い師はダジョンの生年月日を聞き出します。

するとダジョンをジッと見つめ「あなたの前には、ずっと上り坂がある。転ばないように必死にはい上がり、やっと見えたはしごに手を伸ばすと、誰かが足を引っ張る。それは親だったり、男だったり…」と語り出します。

そして「目の前に輝くものがある。足元に黒いものがあり、風の中には鋭い刃がある」とダジョンに伝えます。

占い師の言っていることはでたらめだと怒るダジョン。チョルドは「自分が占ってほしかったのに…」と不満を持ちつつも、ヨンドと同じように、占い師の言っていることは当たっているのでは…?と言います。

ダジョンが仕事に行っている間、パク・ウナ(キム・イェウォン)のカフェにジュンが現れました。「ダジョンは仕事で、今いませんよ」と言うと「だから来たんです。ストーカーになりたくないから」とジュンは寂しそうな表情で応えます。

いつも自宅近くのバス停で待っていたジュンが姿を見せなくなり、動揺を隠せないダジョン。ジュンによく似た人を見つけて思わず笑顔になりますが、別人だと分かって落胆する始末です。

ヨンドは、元妻の女優・アン・ガヨン(ナム・ギュリ)がクリニックに押しかけてきて、悩みを聞く羽目になります。

「好きな人がいる」というガヨンに思わず笑みをこぼすヨンド。「嬉しそうにしないで」と言うガヨンが好意を寄せているのは、10歳年下で人気絶頂の若いアイドルグループの一人、パトリック。

傷つくのが怖くて、彼を諦める理由を探しているとガヨンに言うヨンド。ガヨンは「あなたも傷つくのが怖くて恋愛をしないの?」と言い返します。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『『君は私の春』2話』ネタバレ・結末の記載がございます。『『君は私の春』2話』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

ある日、ダジョン宛ての宅急便を運ぶヨンドは、荷物の中身であるタープの設営をダジョンと一緒にする羽目になります。その時に、ジュンの出身校を知っているかとダジョンに尋ねますが、ダジョンは知らないと答えます。

その流れでダジョンは「どうしてジュンと会うなと言うの? もしかして私に好意を持っているの?」と質問し、ヨンドはダジョンからの意外な言葉に驚きながらも「違います」ときっぱり伝えます。

あれだけ頻繁に会いに来ていたジュンが来なくなり、気になって仕方がない様子のダジョンに、ウナはカフェにジュンがやってきたことを伝えます。「彼を傷つけたんでしょ!」となじるウナを無視してダジョンは立ち去ります。

そして「私のことを好きなら、何かしてあげなきゃと思ってしまう。悪役より被害者になりたい。こんな私が誰かと付き合えば、また失敗する」とジュンに伝えた夜を思い出しながら、うたた寝をします。

弟のカン・テジュン(カン・フン)からの電話で、ダジョンは目を覚まします。するとジュンが、テジュンが働いている店に来ているといいます。

そこへ駆けつけるダジョン。「会いたかった」というジュンとの距離が縮まった瞬間でした。

ある日、ダジョンの勤務先のホテルに突然現れたジュン。驚くダジョンは、仕事終わりにカフェで待ち合わせをし「今後はこういうことはしないで」と優しくたしなめます。

その様子を職場の後輩に見られ、からかわれるダジョン。ジュンをカフェで待たせ、後輩のあとを追いかけ「彼氏じゃないから!」と叫びます。

急いでジュンのもとに戻ると、置いていったダジョンのスマホのロック解除を必死で行うジュンを目撃してしまいます。

動揺しているところを悟られないように、店のトイレに駆け込むダジョン。なぜ彼がそんなことをするのか……。ショックで茫然とします。

そして席に戻ると、ジュンは姿を消しており、スマホの横には紙で作った花が添えられていました。

その夜、ウナのカフェでヨンドを待つダジョン。ジュンの不可解な行動を目にしたダジョンは、なぜジュンに会ってはいけないのか、その理由は分かったのかと、ヨンドに改めて質問します。

まだ分からないと答えるヨンドに「調べるのが遅いわね…」と言いながら、言葉を続けることができないダジョン。

ヨンドは「言いたくないのなら無理には聞きません。でも言いたくなったらいつでも言ってください」と伝えます。2人の間に少し信頼感が生まれたようです。

仕事中もジュンについて考え、落ち込むダジョン。その時、ジュンが置いていった紙の花の中にメッセージが書かれているのを見つけます。そこには「ヨンサン駅 99 7641」と書かれてありました。

その頃、ダジョンの家の前で佇むジュンを見かけたヨンド。ちょうどその時、知り合いのコ刑事から、ジュンの写真が送られてきます。

「知っているか?」とコ刑事に聞かれたヨンドは「知っていますが、どうしたんですか?」と答えると、ジュンがヨンドのビルで起きた殺人事件の容疑者だと通報があったと言われます。ヨンドは慌てて、車で立ち去る彼を追いかけます。

ダジョンは、ヨンサン駅に向かっていました。駅のコインロッカーで暗証番号「7641」を入力すると、99番が開きました。

すると中には、少し前にジュンと一緒に映画を観に行った日、入った喫茶店で見つけたオルゴールがありました。ダジョンはその時、ジュンにエドガー・アラン・ポーの『黒猫』の話をしたことを思い出します。

「その話の中では、オルゴールが黒猫。最後まで声を上げ続け、犯人を告発し、埋もれかけた真実を世に知らせる」ジュンに向かって、ダジョンはそう語ったのでした。

そしてそのオルゴールの中には、幼い頃のダジョンが映っている写真が貼ってあったのです。ダジョンの隣には、弟と教会へ行った時、そっとダジョンの頭をなでてくれた男の子が映っていました。写真の裏側には「ずっと探していた」と走り書きが……。

ジュンを追いかけてきたヨンドは、ジュンが自ら運転してきた車の上で血だらけで倒れているのを発見します。ジュンは自分の車をめがけて自ら飛び降りたのです。

「駆けつけたときには、あの人はいなかった。あの人はどこにもいなかった。あの人は最初からいなかった」と涙ぐむダジョン。

第1話の冒頭のシーンに戻り、ダジョンの手には手紙がギュっと握りしめられていました。

『君は私の春』2話の感想と評価

ジュンの正体は…?はっきりしないまま衝撃の結末が

ダジョンとヨンド、そしてジュンの3人がどのように絡んでいくのか……。第1話ではこの3人を中心に物語が進んでいくと思っていたのですが、第2話のラスト5分で、衝撃的なことが起こってしまいました。

一体ジュンは何者なのか。どうやらダジョンが幼い頃、食べ物をくれると思い込んで訪れた教会でダジョンの頭を撫でてくれた少年と関係がありそうです。そういえば第2話でも、ジュンがダジョンの頭を撫でるシーンがありました。

ダジョンが幼い頃に願っていたのは、遠い国のお姫様になるのではなく、隣の家のおじさんの娘になること。

幼い頃の回想シーンで、隣の家を羨ましそうに見つめるダジョンと、その家に住む女の子がダジョンとそっくりなのが気になります。

ジュンがダジョンに対し「君と出会った時、僕が一番幸せだった頃のことを思い出した」と言っていたことと関係があるのかもしれません。

いずれにしても、大きな謎を残したまま、ジュンはどうなってしまうのでしょうか。

ヨンドのトラウマが描かれるのはいつ?

精神科医として、精神的な悩みを抱える人に対し、心のこもった治療を行うヨンドですが、彼自身も何かしらトラウマを抱えているようです。

しかし今のところ、その詳細は描かれていません。事件で亡くなった刑事から心臓移植を受けたぐらいですから、体の弱い人だったのかもしれませんが、ヨンドがどのような幼少期を送ってきたのか、とても気になります。

今後ヨンドの半生について描かれていくことに注目したいです。

まとめ

ラスト5分で、衝撃的なシーンが繰り広げられた第2話。

「ええ!まさか!」と思わず声に出してしまう人もいるのではないでしょうか。

今のところ、ラブストーリー要素よりもミステリー要素のほうが色濃く出ている本作ですが、ダジョンとヨンドの間に少しだけ信頼感が生まれ始めているところには、期待が高まります。

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