前作『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』から9年後の世界が舞台になった『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』。
強敵イムホテップを倒し、つかの間の平和を享受していましたが、冒険心を抑えられないリックとエヴリンに新たな息子を加えて大冒険です。
今回は「ハムナプトラ」シリーズ第2作、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』を紹介していきます。
映画『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』の作品情報
【公開】
2001年(アメリカ映画)
【原題】
The Mummy Returns
【監督】
スティーブン・ソマーズ
【キャスト】
ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、ジョン・ハナー、アーノルド・ボズルー、フレディ・ボース、パトリシア・ヴェラスケス、ドウェイン・ジョンソン他
【作品概要】
前作から9年後の世界、リックとエヴリンは結婚し、「アレックス」という子供を授かりました。そして今度は3人で冒険の旅に出ます。
『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』から登場していた人物は変わらず、新たな敵の「スコーピオン・キング」にはプロレスラーにして俳優、「ワイルド・スピード」シリーズや「GIジョー」シリーズにも出演しているドウェイン・ジョンソンです。
作品はサターン賞のファンタジー映画賞や、ティーン・チョイス・アワードのヴィラン賞など、様々な賞にノミネートされました。
映画『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』のあらすじとネタバレ
時は現代から5000年遡ります。最強の戦士スコーピオン・キングは世界征服を目的に、7年余りを戦い続けましたが敗戦したスコーピオン・キングは、アム・シェアーの聖なるオアシスまで逃げました。
死ぬ間際、スコーピオン・キングはアヌビス神へ、「命を助ける代わりに自分の魂を捧げる」と誓いました。
自らの軍勢をスコーピオン・キングへ貸して、無事に敵を倒しスコーピオン・キングはアヌビス神の下僕(しもべ)になりました。
時は戻って1933年。前作『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』で出会ったリックとエヴリンは結婚して、8歳の息子アレックスと共に幸せに暮らしていました。
一方ハムナプトラでは、ハフェズという人物の手によって「死者の書」「アムン・ラーの書」「イムホテップのミイラ」が発掘されます。
エヴリンは夢に導かれて、アヌビスの腕輪を発掘し、イギリスへと帰国します。イギリスには持ち帰った財宝で作った豪邸があります。
エヴリンは、アヌビスの腕輪を使ってアム・シェアーの聖なるオアシスへ行くことをリックへ提案します。
息子のアレックスが好奇心で、アヌビスの腕輪を付けると、そこにはエジプトの光景が広がり1つ目の目印のカルナック神殿が目の前に広がりました。そしてアレックスはハフェズ一派に誘拐されてしまいます。
前作を通して友人になった「メジャイ」のアーデス・ベイが「スコーピオン・キングの呪いが解かれた」と言います。
エジプト入りしたリックたちは、カルナック神殿からアレックスの残した砂絵を元に、最終的に青ナイル川の川奥へと移動してアム・シェアーのオアシスへたどり着きます。
映画『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』の感想と評価
今作『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』は、前作『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』をスケールアップし、新たな敵として「スコーピオン・キング」を出したことでより面白くなったと感じられるでしょう。
新登場したスコーピオン・キングと、ジョナサンに焦点を絞って考えると、両者ともに魅力的なキャラクターだといえます。
特にスコーピオン・キングは、演じているドウェイン・ジョンソンと相まってダーティーなキャラと言うより、戦いを好む狂戦士的なキャラでした。後に『スコーピオン・キング』としてスピンオフが作成される辺り、「ハムナプトラ」シリーズの中で相当な人気キャラだと思います。
一方、息子のアレックスは8歳ながら両親の冒険に付いていくことで、様々な経験をしています。腕輪の啓示をバレないように残す機転や、死者の書を読める知識など「ハムナプトラ」シリーズでも随一の優等生キャラだと思います。
まとめ
今回は『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』を紹介させていただきました。
前作では敵だったイムホテップが、最愛の人アナクスナムンに裏切られてしまい、同情してしまいました。今回はハフェズ以外の敵キャラが魅力的でした。
新キャラの2人はとても魅力的で、対象的な役割をこなしているのが印象的でした。
『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』は、アクションアドベンチャーを余り見たことのない方におすすめしたい1作になっています。