累計400万部を突破する人気コミック作品・かわぐちかいじ原作の『空母いぶき』を実写化した映画が、2019年5月24日より公開されます。
監督は、『ホワイトアウト』『沈まぬ太陽』などで知られる若松節朗。
脚本を『機動警察パトレイバー』の伊藤和典、『亡国のイージス』の長谷川康夫が担当。
企画に『ローレライ』『亡国のイージス』で知られる作家・福井晴敏が携わっています。
主演は人気実力派俳優の西島秀俊、佐々木蔵之介。そのほか佐藤浩市、本田翼、玉木宏、高嶋政宏など豪華俳優が共演することが発表されています。
この記事では、主人公・秋津竜太(あきつりょうた)役を演じる西島秀俊について詳しくお伝えしていきます。
CONTENTS
映画『空母いぶき』の作品情報
【公開】
2019年(日本映画)
【原作・監修】
かわぐちかいじ『空母いぶき』(小学館)
【監督】
若松節朗
【企画】
福井晴敏
【脚本】
伊藤和典、長谷川康夫
【音楽】
岩代太郎
【キャスト】
西島秀俊、佐々木蔵之介、本田翼、小倉久寛、高嶋政宏、玉木宏、戸次重幸、市原隼人、堂珍嘉邦、斉藤由貴、藤竜也、佐藤浩市
【作品概要】
「沈黙の艦隊」「ジパング」のかわぐちかいじによる累計400万部突破のベストセラーコミックを実写映画化。
名優・西島秀俊(秋津竜太役)と佐々木蔵之介(新波歳也役)が共演します。
ほかにも佐藤浩市はじめ、本田翼、藤竜也、玉木宏、市原隼人ら豪華な顔ぶれの出演が決定しています。
監督は、『ホワイトアウト』(2000)『沈まぬ太陽』(2009)などで知られる若松節朗。
映画『空母いぶき』のあらすじ
世界が再び「空母の時代」へと突入している20XX年。
日本の最南端沖で、国籍不明の軍事勢力による突然の発砲があり、日本領土の一部が占領されて海保隊員が拘束されました。
緊張が走る中、政府は自衛隊初の 航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊群を現場に向かわせます。
空がうっすらと白み始めた午前6時23分。日本はいまだかつて経験したことのない一日を迎えようとしていました。
「いぶき」艦長の秋津竜太は、元航空自衛隊のエースパイロットという異例の経歴の持ち主。軍人として武力行使や命がけの任務もいとわない人物です。
一方、副艦長兼航海長に選ばれた新波歳也は、専守防衛・人命第一での行動に誇りを持つ男。
新波は秋津の方針に違和感を覚えながらも、彼の努力や能力を認め、共に任務に励みますが…。
映画『空母いぶき』秋津竜太(あきつりょうた)役は西島秀俊
参考映像:映画『CUT』(2011)
映画『空母いぶき』で秋津竜太役を演じる西島秀俊は、1971年3月29日生まれの俳優。東京都八王子市出身。クォータートーン所属。
幼少期より映画が好きで、19歳の時にオーディション合格をきっかけに俳優の道に入りました。
1992年大学在学中に、東京アクターズスタジオ第1期生、テレビドラマ『はぐれ刑事純情派5』で俳優デビュー。
1993年、人気ドラマ『あすなろ白書』での同性愛者役で注目され、翌年映画『居酒屋ゆうれい』で銀幕デビュー。
参考映像:映画『ニンゲン合格』(1999)
1999年『ニンゲン合格』で映画初主演。第9回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞を受賞します。
2005年『帰郷』で第15回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞、第20回高崎映画祭・最優秀主演男優賞を受賞。
2006年NHK朝の連続テレビ小説『純情きらり』で太宰治をモデルとした画家杉冬吾役を演じて、全国区での人気俳優となりました。
2008年映画『休暇』で、第30回ヨコハマ映画祭・助演男優賞を受賞。
2011年にはイランの名監督・アミール・ナデリによる映画『CUT』に出演。
第68回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門オープニング作品となったほか、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭にも出展され、西島自身も数々の映画賞を受賞します。
そのほかテレビドラマ『ダブルフェイス』『チーム・バチスタ2』『八重の桜』「MOZU」シリーズ、映画『ストロベリーナイト』『散り椿』『人魚の眠る家』など数多くの人気作品に出演する、日本演劇界を牽引する俳優です。
ビートたけしのファンで知られ、北野武監督作品『Dolls』の主演も務めたほか、たけし原作のドラマ『菊次郎とさき』にも出演しています。
甘党でも有名。現場で自身が選んだ多種のスイーツとコーヒーをスタッフや共演者に振舞うことから、共演者から”西島カフェ”と名付けられました。
映画『空母いぶき』秋津竜太(あきつりょうた)はどんな役?
西島秀俊演じる秋津竜太は、空母いぶきの初代艦長。
元々は「空自始まって以来のエースファイター」と呼ばれるほど、有能な戦闘機パイロットでした。
公の場でも自らの立場を”軍人”と話し、いざという時には武力衝突も視野に入れています。
自衛官として国防をどう考えるかという点で、佐々木蔵之介演じる副艦長の新波とは異なる方針を持っています。
西島秀俊の演技力の評価は
参考映像:映画『劇場版 MOZU』(2015)
鍛え上げた肉体に美しいルックス、そして役に対するストイックさが高く評価されている俳優・西島秀俊。
注目を集めるきっかけとなったのは、1993年放送の大人気ドラマ『あすなろ白書』への出演でした。
最高視聴率31.9%を叩きだしたこの作品で、同性愛者・松岡純一郎役を演じて一躍話題の人に。
デビューから所属した渡辺プロダクションが求めたアイドル路線と自身の方向性が合わず、事務所を移籍して約5年間民放ドラマに出ないという不遇の時代を過ごします。
その苦労を乗り越えて、1999年『ニンゲン合格』で映画初主演。名優・役所広司と共演し、見事第9回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞を受賞します。
2002年には北野武監督映画『Dolls』で主演。
2005年『帰郷』で第15回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞、第20回高崎映画祭・最優秀主演男優賞を受賞。
2011年にはイランの名監督・アミール・ナデリによる映画『CUT』に出演。第68回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門オープニング作品となったほか、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭にも出展され、自身も数々の映画賞を受賞しています。
ドラマ『チーム・バチスタ2』『ストロベリーナイト』でブレイク。
香川照之と共演した『ダブルフェイス』『MOZU』も高い人気を博しています。
鍛え上げた肉体で、激しいアクションシーンを盛り込んだ刑事ドラマで常に活躍中。
今回『空母いぶき』で演じる凛とした厳しい自衛官艦長は、まさにはまり役。大きな期待が寄せられています。
西島自身は主人公・秋津竜太を演じるにあたり、興奮に震える思いだとコメント。
鋭い洞察で現在をみつめたリアリティー溢れる近未来描写と、作品世界に生きる登場人物たちに負けないように、命がけで取り組みたいと話しています。
西島秀俊の公式SNSの紹介
残念ながら西島秀俊の公式SNSはみつけられませんでした。
まとめ
国民の命と平和を守るために戦う者たちの姿を描いた、クライシス超大作『空母いぶき』。日本がかつて経験したことのない24時間を、壮大なスケールで描き出す力作です。
西島秀俊、佐々木蔵之介が主演するほか、共演者も佐藤浩市、玉木宏、高嶋政宏ら豪華な実力派が揃います。
『ホワイトアウト』など大作映画を手がけてきた若松節朗監督が、「未来の命に平和な世界を」をコンセプトに、平和や命に重みを問いかけると共に、エンターテイメント性を追求して作り上げました。
脚本の『機動警察パトレイバー』の伊藤和典、『亡国のイージス』の長谷川康夫とタッグを組んだ大作です。
これまで逞しい刑事役などを数多く演じてきた西島秀俊。今回自衛隊の空母艦長という責任ある役柄を、緊張感あふれる中でどう魅力的に演じてくれるのかに大きな注目が集まっています。
佐々木蔵之介演じる、生え抜き自衛官ながら副艦長に甘んじている新波との、剛と柔とも言える対称的なキャララクターもみどころです。
映画『空母いぶき』は2019年5月24日より全国ロードショーです。