クリストファー・ノーランが3年ぶりに手がけた『ダンケルク』は、2017年9月9日(土)に公開。
『インセプション』『ダークナイト』シリーズで、一躍知名度をあげた映画監督クリストファー・ノーラン。
ノーラン監督が初めて実話をベースに描く作品なだけに注目は高く、また、それが戦争映画ということに話題性も高いようです。
CONTENTS
1.映画『ダンケルク』の作品情報
【公開】
2017年(0000)
【脚本・監督・制作】
クリストファー・ノーラン
【キャスト】
トム・ハーディ、マーク・ライアンス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、ハリー・スタイルズ
【作品概要】
『インセプション』『ダークナイト』などで知られるクリストファー・ノーラン監督が初めて実話ベースで描く戦争映画。
撮影はIMAX65ミリとラージ・フォーマット65ミリ・フィルムを組み合わせた技法による解像度の極めて高い映像化させた作品。
2.映画『ダンケルク』のキャストは?
キャストとして、、若き歩兵にはフィオン・ホワイトヘッドなどの顔ぶれが並びます。
キャストには、
また、ワンダイレクションのメンバーであるハリー・スタイルズ、ケネス・ブラナーやキリアン・マーフィーも登場。
オスカー俳優のマーク・ライランス、キリアン・マーフィーなど実力派俳優が集結。
また、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズが自らオーディションに参加し、映画初出演となる点にも注目したい。
トム・ハーディ
知名度を上げた『インセプション』(2011)
トム・ハーディ(Edward Thomas “Tom” Hard)は、1977年9月15日生まれのイギリスの俳優。
ロンドン・ドラマ・センターで演技を学び、2001年にTVドラマ『バンド・オブ・ブラザース』で俳優デビュー。
また同年にリドリー・スコット監督の『ブラックホーク・ダウン』でハリウッドデビューも果たします。
その後、『ネメシス S.T.X』(02)、『dot the i』(03)、『レイヤーケーキ』(04)などに出演をします。
2008年に『ブロンソン』では、イギリスで最も有名な犯罪者を演じて、英国インディペンデント・フィルム・アワードの主演男優賞を受賞して高く評価されます。
やがて、2010年にクリストファー・ノーラン監督の『インセプション』で国際的に一躍脚光を浴びて、2011年には英国アカデミー賞のライジング・スター賞を受賞しました。
2011年に『裏切りのサーカス』と『ウォーリアー』の出演。2012年には、ふたたびノーラン監督の『ダークナイト ライジング』で悪役ベインに起用されます。
2015年にメル・ギブソン代表作の『マッドマックス』シリーズをリブートした『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)にて、主演を務めます。
2015年に『レヴェナント 蘇えりし者』(15)でアカデミー助演男優賞に初ノミネートを果たします。
クリストファー・ノーラン監督の信頼も厚いトム・ハーディ。今作『ダンケルク』では、戦闘機パイロットを演じています。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『レヴェナント 蘇りし者』などでも迫真の演技を見せた彼のことですから、大きな期待が持てますね。
女性ファンから人気の高いトム・ハーディ、きっと、あなたも注目すること間違いないですね。
マーク・ライアンス
オスカー賞初ノミネート初受賞『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015)
デビッド・マーク・ライランス・ウォーターズ(David Mark Rylance Waters)1960年1月18日生まれのイギリス・ケント州出身の俳優、舞台演出家、劇作家。
子どもの頃はアメリカ・ウィスコンシン州やコネティカット州で過ごし、英ロンドンの王立演劇学校(RADA)を卒業して、舞台俳優として活躍します。
2015年までにローレンス・オリビエ賞を2度、トニー賞を3度受賞していてます。
その一方で、1987年の『ハーツ・オブ・ファイヤー』(日本劇場未公開)の映画出演をはじめます。
2001年に『インティマシー 親密』、2008年に『ブーリン家の姉妹』、2011年に『ブリッツ』『もうひとりのシェイクスピア』などの映画出演が続きました。
2015年にスティーブン・スピルバーグ監督の『ブリッジ・オブ・スパイ』にて米国アカデミー助演男優賞を受賞。
また、同年には実在の政治家トマス・クロムウェル役で主演したドラマ『ウルフ・ホール』でも高い評価を得ました。
2016年にスピルバーグ監督がロアルド・ダールの名作児童書を映画化した『ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』で主演を務めました。
今回の『ダンケルク』では軍事兵士の役ではなく、民間船の船長をマーク・ライランスは演じています。
男気のある役柄でイギリスでは「ダンケルク・スピリッツ」というものがあるそうで、まさに彼はその姿勢を演じています。
ぜひ、非戦闘員である民間人の彼の勇姿は見どころなのでチェックしてくださいね。
ケネス・ブラナー
2017年12月公開!『オリエント急行殺人事件』
ケネス・ブラナー(Sir Kenneth Branagh)は、1960年12月10日生まれ北アイルランド出身のイギリス俳優、映画監督、脚本家、プロデューサー。
彼は“ローレンス・オリヴィエの再来”と呼ばれ、シェイクスピア俳優として知られていて、23歳の時に王立演劇学校卒業。
卒業後そのままロイヤル・シェークスピア・カンパニーに入団し、劇団史上最年少で『ヘンリー五世』『ロミオとジュリエット』を演じました。
1989年の29歳のときに監督と主演を兼ねて映画版『ヘンリー五世』を製作。国内外で評判となります。
1991年に『愛と死の間で』でハリウッドデビューを果たします。
その後は1994年に『フランケンシュタイン』1997年に『ハムレット』などの作品で監督・主演。
近年では2002年に『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、2008年に『ワルキューレ』などに出演、また、2011年に『マリリン 7日間の恋』では、名優ローレンス・オリビエ役を演じてアカデミー助演男優賞にノミネートされました。
2017年に公開予定のリメイク版『オリエント急行殺人事件』では主演の名探偵ポアロ役を演じ、監督も務めています。
キリアン・マーフィー
スケアクロウ役を好演!『バットマン・ビギンズ』(2005)
キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)は、1976年5月25日生まれのアイルランド出身の俳優。
1996年からコークを拠点にした劇団に参加すると、舞台『Disco Pigs』で主役を演じて注目を集めます。
この作品が好評を得て、ヨーロッパ、カナダ、オーストラリアに渡り、2年間ロング・ラン公演となり、ツアーのために大学を中退、舞台で演技を磨きす。
1997年にブレンダン・グリーソン主演の『Sweety Barrett』で長編映画デビュー。
俳優として初めてブレイクした舞台の映画版『Disco Pigs』を経て、2002年にダニー・ボイル監督の『28日後…』(02)でブレイクをします。
2003年に『コールド・マウンテン』『真珠の首飾りの少女』に続き、2005年にクリストファー・ノーラン監督作品『バットマン・ビギンズ」、2008年に『ダークナイト』のスケアクロウ役を好演しました。
2010年にも『インセプション』でノーラン作品に出演を果たします。
キリアン・マーフィーも、ノーラン監督の作品に欠かせない俳優の一人。スケアクロウ役が素晴らしく印象的でした。
今作『ダンケルク』でどのような演技を見せてくれるのでしょう。楽しみですね。
3.クリストファー・ノーラン監督とは?
長編映画処女作『フォロウィング』(1998)
クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan, 1970年7月30日 -)は、イギリス出身の映画監督・映画プロデューサー・脚本家。
子どもの頃から8ミリキャメラでの撮影を始め、1989年に短編『tarantella』が公共放送サービスで放映されました。
ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで英文学を専攻するかたわら、16ミリキャメラで映画製作を行うようになります。
1998年に初長編作品『フォロウィング』(98)がトロント、ロッテルダム、香港などの映画祭で高い評価を受けました。
2000年に『メメント』にてインディペンデント・スピリッツ・アワードの監督賞と脚本賞を受賞。
バットマンの新シリーズの第1弾『バットマン・ビギンズ』の監督に抜てきされ、続編『ダークナイト』も大ヒット果たします。
その後も『プレステージ』『インセプション』と話題作を次々に制作します。
現在活躍する映画監督の中でも、極めて人気と実力を持つノーラン監督の作品は、シリアスな音楽や派手なアクションなどを極力控え、登場人物の心理面を探求した作風で知られています。
一般的なアクション映画は勧善懲悪であるのに対して、悪役や他の脇役にも共感できるような特徴を持っています。
このようなことから初の実話ベースの戦争映画『ダンケルク』は、彼を置いて監督をができる人物は思い浮かびません。
また、ノーラン監督自ら「ダンケルクの戦いはイギリス国民のDNAに埋め込まれている」と語ることでもその思いの強さを感じさせてくれますね。
また、ノーラン監督の特徴はフラッシュ・バックの多用や、緊張感のある手持ちカメラによる描写なども定評があり、今回の作品もそのあたりも注目です。
4.映画『ダンケルク』のあらすじ
1939年に開始された第二次世界大戦…。
ドイツ軍はポーランドへ侵攻して勝利をすると、その勢力のままに5月には北フランスにまで拡大していました。
敵対する英仏連合軍を相手に、ドイツ軍は戦車・航空機など新兵器を駆使した電撃戦を展開させ、火力と機動力を集中して運用する新スタイルの戦法で連合軍を圧倒させて、ダンケルクに追い詰めることとなりました。
イギリス首相ウィンストン・チャーチルは危機感を抱くと、ダンケルクに取り残された兵士40万の救出を命じます。
1940年5月26日、イギリスからは軍艦だけでなく、あらゆる民間の漁船やヨットをまでが船舶を総動員するダイナモ作戦を発動します…。
5.『ダンケルク』は IMAXシアターで観たほうがいい⁉︎
クリストファー・ノーラン監督は、IMAX技法を初めて長編映画に使用した監督として業界の第一人者。
最先端技術のCGなどの特殊効果に興味を示さないことでも知られ、『ダークナイト』で本物のビル1棟を丸ごと爆破する撮影を行いました。
また、『インターステラー』の地球を撮影した映像もCGではなく、ジェット機の先端にIMAXカメラを搭載して成層圏撮影を行なったものです。
このように徹底したリアリティへのこだわりを見るノーラン監督は、ほとんどの監督がデジタルカメラで映画撮影を行う中、フィルムに固執して撮影を行い、そこで使われているのが「IMAX」撮影です。
今作『ダンケルク』の撮影も、近作一連のノーラン作品同様に、IMAX65ミリとラージ・フォーマット65ミリ・フィルムを組み合わせた手法の撮影を行なっています。
あなたも映画館で「IMAX」の名称を見たことがあると思いますが、「IMAX」とは、はカナダのIMAX社(アイマックス・コーポレーション)が開発した動画フィルムの規格及びその映写システムのことです。
一般的な映画で使用されるフィルムよりも大きなサイズの映像を記録して、その後に上映が出来るものです。
つまりは、一般的なフィルム撮影やデジタル撮影をしたものよりも段違いに良い状態で映画が楽しめ!大画面で!画質が美しい!ということになります。
今作『ダンケルク』の映像は、陸、海、空の3つの視点で五感をゆさぶる“究極の映像体験”ができるのです!
IMAX用の映画館(IMAXシアター)で上映での視聴は必須ですよ!
ぜひ、IMAXシアターでの上映を選んでご覧くださいね!
5.映画『ダンケルク』の感想と評価
映画『ダンケルク』の感想と評価は以下のリンクをご覧くださいませ。
6.まとめ
映画『ダンケルク』では、兵士たちをこの都市から救出した実話である「ダンケルクの戦い」の模様が描かれる。
クリストファー・ノーランが3年ぶりに手がけ、初めての戦争映画に挑んだ『ダンケルク』は、2017年9月9日(土)に全国公開です!
ぜひ、IMAXシアターでご覧ください!お見逃しなく!