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Entry 2017/11/24
Update

映画『奪還者』ネタバレあらすじと感想!動画無料視聴方法も

  • Writer :
  • 山田苺

映画『神様メール』や『殿、利息でござる!』など、作品の内容とメインビジュアルの不一致について言及しましたが、この度新たにビジュアルギャップのある作品を発見!

デビッド・ミショッド監督の作品『奪還者』をご紹介いたします。

1.映画『奪還者』の作品情報


(C)2013 Rover Film Holdings Pty Limited, Screen Australia, Screen NSW and the South Australian Film Corporation

【公開】
2015年(オーストラリア・アメリカ映画合作)

【原題】
The Rover

【監督】
デビッド・ミショッド

【キャスト】
ガイ・ピアース、ロバート・パティンソン、スクート・マクネイリー、デビッド・フィールド、アンソニー・ヘイズ、ジリアン・ジョーンズ、スーザン・プライアー

【作品概要】
犯罪一家を描いた「アニマル・キングダム」のデビット・シュミット監督による世紀末もの。

経済崩壊した世界で、命よりも大事な車を強盗に奪われた主人公が、ひたすら強盗を追いかけます。
すると、その途中で強盗の弟と遭遇することで、2人の間に奇妙な関係が生まれ始めます。

一見、ド派手なカーアクション・銃撃戦を繰り広げんばかりのビジュアルですが、非常に抑制の効いた演出、世界観が際立っています。

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2.映画『奪還者』のあらすじとネタバレ


(C)2013 Rover Film Holdings Pty Limited, Screen Australia, Screen NSW and the South Australian Film Corporation

経済崩壊して10年が過ぎた世界。

エリックは自分の命よりも大切にしている車で荒野を彷徨っていました。

そこで一軒のバーへ立ち寄り、飲み物を飲んでいると、別の場所で強盗をし逃走していたヘンリー率いる一味が車を走らせます。

車内では、現場で撃たれてしまったヘンリーの弟・レイを置き去りにしてきたことで、仲間割れを起こしていました。

ヘンリーが車内で暴れた反動で車はバーの前で横転。一味のひとりが、エリックの車を奪い、仲間を連れて逃走します。

それを見たエリックは、強盗が乗り捨てていった車で追走しますが、向こうは銃を持っており、丸腰のエリックは成す術がないまま引き離されてしまいます。

そのころ、犯行現場に置き去りにされたレイは、重傷を負いながらも、別の車に乗って逃走します。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『奪還者』ネタバレ・結末の記載がございます。『奪還者』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
エリックは銃を手に入れるために、強盗の逃走した付近にある民家に入ります。

そこは少年が売春をする宿のようになっており、強盗の行方を聞いても、誰も知らないようでした。

そこで、少年達を管理する老婆に話を聞こうとしても、彼女は執拗にエリックの名前を聞こうとするだけで話になりません。

別の部屋にいる小人が銃を取り扱っているのを見つけると、エリックは銃を買いたいと頼み込みます。

離れの小屋に連れて行かれ、300ドルでの取引を掲示されるも、エリックは高すぎると拒否。それなら売れないと言う小人を、エリックは躊躇なくその銃で撃ちます。

再び宿に戻ると、エリックは先の老婆に銃を突きつけ、強盗を見たかどうか聞き出します。

車に戻ると、そこにはレイが倒れ込んでいました。

レイは自分が乗っていた車を見つけて寄ってきたのですが、既に歩けないほど弱っていました。

犯人と関係があると見たエリックは、医者の場所を聞きだそうとしますが、食料雑貨店の男はライフルを突きつけながら、商品を買わなければ教えないと、エリックを脅すのでした。

なんとか医者のいる家にたどり着くと、女医とその恋人と思わしき人物2人に、銃を捨てるよう脅されます。

エリックは要求に応じると同時に、レイを治療して欲しいと頼み込みます。

女医はレイの傷を治療し、その間にエリックは別室にケージに入っている何匹もの犬を見つけます。

女医は経済破綻後、いつか飼い主が戻ってくると信じて、ペット達を匿ってました。

レイが回復すると、エリックは彼に銃を突きつけ、ヘンリーら強盗の行き先を案内するよう脅しますが、その間に女医の家を強盗しようとする男達がやってきます。

エリックは女医のライフルを使って男どもを撃ちますが、その惨劇に女医は耐えられません。

エリックはレイを車に乗せ、強盗たちが向かうカールーンを目指しますが、レイの案内はあいまいなものでした。

一度モーテルに泊まろうと、部屋を取りますが、エリックはレイに本当に案内をする気があるのか再び脅します。

エリックが部屋を離れている間に、ドアがノックされると、恐れたレイは誰と確認もせず発砲します。

ドアを開けると、そこにはまだ幼い少女が胸から血を流して倒れていました。

それと同時に、突如銃撃を受け、何とか物陰に隠れるレイ。

エリックが駆けつけると、警官らしき人物がレイに発砲をしていたため、彼は警官を背後から発砲し、部屋へ駆けつけます。

発砲したレイを責めることなく、2人は急いでモーテルを去りました。

野宿をすることになり、レイはエリックに撃ってしまった女の子のことが忘れられないとこぼすと、エリックは忘れずに、自分の責任に苦しみ続けろと言い放ちます。

翌朝、レイが寝床を離れている間に、エリックのもとに2人の兵士が現れ、彼を連行します。

その様子を物陰から見るレイ。

事情聴取されるエリックは、兵士に自分が10年前に妻と浮気をしていた男と2人に復讐し、家の庭に埋めたことを告白しますが、兵士は取り合いません。

自分が罪を犯したのに、今日の今まで誰も捕まえに来ないことを、命の軽視と捉えて悲観しているエリック。

そこへレイが乗り込んで、兵士を撃ちます。

エリックの拘束を解いて、次にガソリンを給油しようとしますが、エリックに代わってレイが金を払い、ガソリンと銃弾まで購入します。

レイはエリックに、ヘンリーに会ったときは自分で始末すると宣言します。

早朝、ヘンリーたちが寝静まっている隙に、アジトに乗り込みます。

そこにはヘンリーを含む4人の男が寝ており、エリックが2人を、レイがヘンリーを含む2人を銃で脅します。

しかしレイが余所見をしている隙に、ヘンリーも隠していた銃をレイに突きつけます。

どんどん感情的になるレイを恐れたヘンリーは、苦心の末に発砲してしまいます。

垂れ込むレイを見るや否や、目の前の2人を撃ち、ヘンリーにも銃を向けます。

彼はエリックが何かを吹き込んだと思いますが、エリックは何もしていない言い、ヘンリーを撃ちます。

残った男は声を上げることも無く、顔色も帰ることなくエリックを凝視します。

そんな男の前で、エリックは涙を流すのでした。

3人の遺体を燃やし、車を取り返して向かった先は何もない荒野。

エリックはトランクを開けると、そこには犬の亡骸が入っていました。

そしてスコップを手にし、瓦礫まみれの地面にスコップを突き刺すのでした。

3.映画『奪還者』の感想と評価


(C)2013 Rover Film Holdings Pty Limited, Screen Australia, Screen NSW and the South Australian Film Corporation

この世界では経済が破綻して10年経っていると、冒頭でテロップが入ります。

エリックがレイに、人の命の重みをいつまでも忘れるなと言わんばかりの説教をするシーンがありますが、ラストで車を何としてでも取り返したかったのは、トランクに入っている愛犬の亡骸を埋葬するためだと分かります。

1匹の愛犬のために、何人もの人間を葬ったエリックが言うと、説得力に凄みが増してきます。

この世界では経済以上に、人の命の価値が破綻しているのでしょう。(女医がレイの治療に金銭を要求しなかったのは、その裏返しでしょうか)

ちなみにエリックが訪れる場所(銃を売る小人がいる部屋、食料雑貨店、女医の家、ヘンリーのアジト)には、必ずセリフも役名も無い人物がいますが、その人物のどこまでも虚無な表情が頭から離れません。

最後のアジトで出会った同様の人物の前で、エリックは懺悔するかのように涙を流します。

世紀末と化した舞台で、エリックは自分の罪を裁いてくれる人を、10年間探していたのかもしれません。

まとめ


(C)2013 Rover Film Holdings Pty Limited, Screen Australia, Screen NSW and the South Australian Film Corporation

『トワイライト』シリーズ以降、出演すればするほどその面影を消失させていくロバート・パティンソンの役者魂が垣間見える今作。

全然関係ないのですが、ヘンリー役は『フライト・ゲーム』にも出演しているスクート・マクネイリーで、この映画に出ている彼は勝手にガイ・ピアーズにそっくりだなあと思っていました。

そして今作で、(私の中で)念願の似ている俳優が共演していたので感動するかと思ったのですが、今度はガイ・ピアーズが髭ボーボー過ぎて、誰か分からないレベルでした・・・無念・・・次回の彼らの共演に期待したいです。

さて、映画『奪還者』が観られるHuluでは現在2週間無料トライアルを実施中

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※紹介している情報は2017年11月時点のものです。配信作品の状況が変わっている可能性もありますので、詳細は公式ホームページにてご確認ください。


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