赤い彗星を巡る青春群像劇。
PFFアワード2017で日活賞&映画ファン賞を受賞した、自主制作映画作品をご紹介します。
ポレポレ東中野にて2月10〜16日の連日レイトショーで1週間限定公開です。
CONTENTS
1.映画『赤色彗星倶楽部』の作品情報
【公開】
2018年(日本映画)
【監督】
武井佑吏
【キャスト】
羽馬千弘、手島実優、櫻井保幸、ユミコテラダンス、平山輝樹、ひとみちゃん、三輪和音、山口陽次郎、神崎みどり
【作品概要】
PFFアワード2017で日活賞&映画ファン賞、第11回田辺・弁慶映画祭でグランプリを受賞した作品。武井佑吏監督の長編デビュー作品。
2.映画『赤色彗星倶楽部』のあらすじ
数十年に一度、赤色彗星が地球から観測出来る日が迫っていました。
赤色彗星が通り過ぎる時に、彗星と同じレベルの磁場をぶつけるとタイムパラドクスが発生するという噂を天文学部の主人公たちは耳にします。
誰も本気で信じるような噂ではありませんでしたが、鬱屈した思いを晴らすように彗星と同じ物質である“彗星核”の制作に没頭していきます。
赤色彗星到来の日が近づいてきました。
果たしてタイムパラドクスは起きるのでしょうか。また天文学部の主人公たちはなにを感じ得るのでしょうか。
3.映画『赤色彗星倶楽部』の見どころ
武井佑吏監督長編デビュー作品!!!
本作『赤色彗星倶楽部』は武井佑吏監督の長編デビュー作です。
自主制作映画であるからこそ、雰囲気を大切に丁寧に作り込まれた作品であると耳にします。
シネコンで上映されているような映画にも劣らない、“勢い”や“思い”が確かに存在し、説明できない良さや面白さが詰まっていると思います。
さらに本作は青春映画ですので、なおさら強烈な“初期衝動”に期待が膨らむばかりです。
PFFアワード2017にて日活賞&映画ファン賞を受賞
本作は武井佑吏監督の長編デビュー作にして、いくつもの賞を受賞しています。
新人映画監督の登竜門とされるPFFでも賞を受賞しています。
数々の有名監督を輩出してきた伝統ある賞レースだけに、期待せずにはいれませんね。
これまでにPFFアワード出身監督とは
矢口史靖
1990年のPFFにて『雨男』でグランプリを受賞。
その後『夜のピクニック』で劇場監督デビューを飾っています。
参考映画:『ウォーターボーイズ』(2001)
男がシンクロに没頭するという斬新な物語です。
青春映画の金字塔と言える作品ですね。
誰もが見たことのあるまたは知っているのではないでしょうか。
若かりし妻夫木聡や玉木宏などメンバーも豪華なので今見ても楽しく面白い作品です。
園子温
1986年のPFFにて『俺は園子温だ!』で入選。
その翌年『男の花道』でグランプリを獲得しています。
参考映画:『愛のむきだし』(2008)
満島ひかりの出世作になった237分にも及ぶヘビィ級大作です。
AAAの西島隆弘や安藤サクラなど、個性的なキャストが揃っているのも魅力です。
その過激で強烈な演出に魅せられ、園子温の評価を一気に押し上げた作品です。
中島哲也
1982年のPFFにて『はの字忘れて』で入選しています。
その後テレビCMの監督などを務め、1988年に劇場映画監督デビューしています。
参考映画『告白』(2010)
湊かなえの原作小説を松たか子主演で映画化した作品。
日本アカデミー賞で作品賞と最優秀脚本賞を受賞しています。
生徒に復讐する先生の怖さは記憶に新しいですね。
以上、ここに紹介した監督の他にも、沢山の有名監督の出身がPFFアワードです。
このような監督たちと一線に並んだ武井佑吏監督。
長編デビューした武井監督の今後にも目が離せません!
4.まとめ
長編デビュー作にしてPFFアワードの日活賞&映画ファン賞受賞作。
タイムパラドクスの噂に邁進する青春を是非劇場でチェックしにいきましょう。
映画『赤色彗星倶楽部』は、ポレポレ東中野にて2月10〜16日の連日レイトショーで1週間限定公開!