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幽幻道士キョンシーズあらすじと全5シリーズ放送日!FOXムービーにて

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

「キョンシー来る来る、今日も来る!お札をおでこに貼り付けて、死んでもお里に帰るため」ご存知カワイイ!テンテンちゃんが帰って来る〜!、もちろん、チビクロ、トンボ、スイカ頭もね。

幽玄道士キョンシーズは日本上陸30周年記念となり、このたびデジタルリマスター版として復活。

『幽幻道士(キョンシーズ)』シリーズ全5作品をFOXムービーでテレビ初放送します!

1.『幽幻道士(キョンシーズ)』とは?

かつて、日本中の子どもたちが、両手を前に突き出してピョンピョン跳ねるキョンシーのモノマネブームを巻き起こし、一世を風靡した幽玄道士キョンシーズ!

今作『幽幻道士(キョンシーズ)』(原題『殭屍小子』)は、1986年制作の台湾映画です。

元々はリッキー・ラウ監督の香港映画『霊幻道士』を基にして生まれた亜流キョンシー作品の1つで、香港映画の次は台湾映画なのかーと、今より緩いパクリ文化オッケーの時代に大ヒットシリーズ。

19世期中期から20世紀初頭の清王朝後期の中国を舞台に、アクション・ホラー・コメディといった面白さの推を集めたエンターテイメント作品として人気でした。

特に美少女ヒロインのテンテンの可愛らしさに、日本中に多くのテンテンファンを生み出したことでも知られています。

また、今シリーズでは、テンテンのほかにも、ベビーキョンシー、チビクロ、トンボ、スイカ頭など、ユニークな子どもキャラクターが多数登場します。

もちろん、白塗りの顔で額に黄色いお札を貼ったキョンシーがピョンピョン跳ねて移動する姿は強烈なインパクト・キャラクターです。

そんなキョンシー退治をテンポよく展開するカンフーや法術シーンは、今シリーズの見どころのひとつ!アクション映画としても楽しめます。

2.『幽幻道士』シリーズのの放送スケジュールとあらすじ

『幽幻道士』 シリーズ 全5作品一挙放送!
2017年9月17日(日)午後8時55分~18日(月)午前6時30分

①『幽幻道士』 9月17日(日)午後8時55分~ ほか

『幽幻道士』のあらすじ
大道芸人の親方と旅をしている4人の子どもたち、チビクロ、スイカ頭、チビトラ、デッパ。

旅の途中、森の中でキョンシー隊に出会った子どもたちは、イタズラのつもりでキョンシーのおデコに貼ってあるお札をはがしてしまいます。

大暴れをはじめたキョンシーたちを鎮めようと戦う親方は、途中自分の影を踏まれてしまいます。それがことの不幸の始まりであった…。

②『幽幻道士2』9月17日(日)午後10時50分~ ほか

『幽幻道士2』のあらすじ
凶暴キョンシーと化した親方の封印に成功した金おじいさん。

彼は親方を故郷の地に埋葬するためにテンテンや孤児たちを連れて馬車を走らせていました。

やがて、夜更けになって森の中を急いでいると、キョンシー隊を導く道長の前に現れたのは…。

③『幽幻道士3』9月17日(日)深夜0時50分~ ほか

『幽幻道士3』のあらすじ
キョンシーになってしまったスイカ頭を引き連れて、旅に出たテンテンたち。

一行は森の中で、闇の法術使いムササビ道士に狙われます。

その戦いの中、闇の法術に倒れた金おじいさんを助けようと、元婚約者のマーボおばあさんが立ち上がります。

法術を忌み嫌うおばあさんだったが、テンテンたちの熱意に折れて、あの究極の秘儀を使うことに…。

④『幽幻道士4』9月17日(日)深夜2時45分~ ほか

『幽幻道士4』のあらすじ

金おじいさんに育てられたテンテンの過去のは秘密がありました。

かつて、魔王との対決で彼女の父親は身体を乗っ取られ、テンテンを身ごもっていた母親も絶命していたのです。

テンテンは金おじいさんの法術によって、棺の中で生を受けた存在でした。

大きくなったテンテンの前にフルメタルキョンシーが現れます。

しかも、フルメタルキョンシーを操っていたのはテンテンの父親。魔王の化身となった父親をテンテンは救いだせるのでしょうか…。

⑤『新・幽幻道士 立体奇兵』 9月18日(月)午前4時40分~ ほか

『新・幽幻道士 立体奇兵』のあらすじ

金おじいさん率いるテンテンチームとアン道士率いるアンアンチームの白熱する大運動会。

テンテンチームの勝利にケチをつけたアンアンは、森にテンテンたちを呼び出します。

その森で不思議少女ミミとベビーキョンシーに出会います。

仲良くなった子どもたちだったがミミとベビーキョンシーが魔界へ連れ去られてしまいます。

2人を助けるためにテンテンたちは魔界に向かうとしますが…。

『幽幻道士3&4』の吹替版演出を担当した飯田譲治監督のオススメの見どころは?

 

今作『幽玄道士』を楽しむ見どころについて、飯田譲治監督は次のように語っています。

「ぜひ、このシリーズで吹替の面白さを感じてもらって、楽しんでもらえると嬉しいですね。
世代的に吹替を楽しんできた世代なので、吹替で遊んで面白くするのが出来た時代というのもあり、またストーリーラインの説明を吹替で補足するようなことがよく行われていたんですよね。その流れから、実際の台詞になくても吹替でフォローするという文化があったんですよね。ただ、当時日本で開催された宣伝イベントで、日本語吹替版の本編を観たテンテン役のリュウ・ツーイーさんが「私はこんなこと言ってないよ!」と怒っていたらしいです。でも、20代で吹替版の演出を任せてもらって、その当時の感性がそのまま詰まった貴重な作品になったと思います。当時は登場人物の口が動いていないのに吹替で喋らせるなんておかしい、と指摘するような人もいなかったですしね。すべてを出し切れましたね」

吹き替え版としての楽しみだけでなく、声優陣もどこかで笑いのツッコミというか、面白さを足しちゃっている点は飯田監督がおっしゃるようにとても面白さを倍加させていますよね。

テンテンちゃん!話してない台詞あってもいいんですよ。それでもあなたは可愛かった!それで充分ですよー。(笑)

『幽玄道士』に関する今だから言える製作秘話について、飯田譲治監督はこんな事実を語ってくれました。

「2時間枠に、80分の素材しか届かなかったこともあり、大変でしたね。特に『幽幻道士3』では、冒頭にストーリー説明を追加したり、アクションシーンでスローモーションを多用したり…。また声優さんにゆっくり台詞を読んで頂き、さらに最後のエンドロールにキャスト紹介を挿入し、エキストラ時代のテンテン役リュウ・ツーイーさんの映像を引っ張り出したりと、とにかく苦労しましたね。あとは、台湾からは細かい登場人物の名前、法術、呪文の名前などは届かないので、自分で全部考え出しました。どうにか流行語にならないか…頭をひねりました」

マジか⁈これって凄い制作秘話ですよね。

これはオン・エアをチェックして飯田監督の苦労した点も大いに笑っちゃいましょう〜!

要注目のみどころですね。

飯田譲治監督が特に映画ファンに観てほしいポイントについて、このように語っています。

「プロデューサーが名のある役者を呼ぼうという事で、親方役の声をあのねのねの原田伸郎さんに担当してもらいました。「赤とんぼ~♪」ってちょっと歌ってもらったり、遊ばせてもらいましたね。本作の世界観とは違うんですが…。台詞に突然「南極一号」っていう言葉を入れたり、 その都度声優陣と盛り上がりながら作り上げていきました。そんなところも楽しみながら観て頂けると嬉しいですね。あと、“息を止めるとキョンシーに見つからない”とか、“キョンシーに影を踏まれると災難が起こる”とか…斬新なアイデアが詰まった作品だと思います」

そうですね〜。あのねのねの原田伸郎はこの吹き替えで遊んでいましたね。

懐かしいですね。もちろん南極1号は覚えている名台詞?です。(笑)

まとめ

キョンシーズ日本上陸30周年記念 デジタルリマスター版テレビ初放送!『幽幻道士(キョンシーズ)』シリーズ全5作品をFOXムービーで見直してみませんか?

きっと、懐かしくも新たな発見もあるはずですよ。

昭和感たっぷりの吹き替え版は、当時の台湾映画のアクション&ホラー&コメディを大いに盛り上げているはずです。

もちろん、テンテンちゃんに要注目です!ぜひ、ご覧くださいね。

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