連載コラム「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」第53回
「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」の第53回で紹介するのは、強烈な姿の妖怪が登場する、美少女アクションホラー『ストレンジ・シスターズ』。プラッチャヤー・ピンゲーオ監督が手掛けるモンスター・ホラー映画です。
東南アジア諸国に伝わる恐ろしい妖怪”ガスー”。その存在が伝わってくると、日本の妖怪ろくろ首(抜け首)と同じものか、と話題になりましたが見た目の凶悪さは段違いです。
そんな伝統的な妖怪と対決するのが、タイ・バンコクで活躍するアイドルグループ、BNK48の2期生としてセンターも務めた、”ミューニック”ことナンナパット・ルートナームチューサクン。グロテスクな妖怪と美少女が対決する、新世代タイ製ホラー映画が誕生しました。
本作は第32回東京国際映画祭の、「CROSSCUT ASIA #06 ファンタスティック!東南アジア」で上映された作品です。
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CONTENTS
映画『ストレンジ・シスターズ』の作品情報
【日本公開】
2020年(タイ映画)
【原題】
กระสือสยาม / Sisters
【監督・製作・原案】
プラッチャヤー・ピンゲーオ
【キャスト】
プロイユコン・ロージャナカタンユー、ナンナパット・ルートナームチューサクン(ミューニック)、スパコーン・キッスワン、ラター・ポーガーム、アパー・パーウィライ、チンナパット・キティチャイワラングーン
【作品概要】
実の姉妹の様に育った2人の少女。妖怪”ガスー”との対決を運命づけられた彼女たちを描く、モンスター・ホラー映画です。アクションシーンもある本作を監督したのは、『マッハ!!!!!!!!』(2001)や『トム・ヤム・クン!』(2005)、『チョコレート・ファイター』(2008)を製作・監督したプラッチャヤー・ピンゲーオです。
もう1人の主演として”ミューニック”の従姉役を演じ、アクションに挑戦したのが、ノンタワット・ナムベーンチャポーン監督の『#BKKY』(2016)に主演した、プロイユコン・ロージャナカタンユー。少女たちと敵対する妖怪”ガスー”を、『オンリー・ゴッド』(2013)や『ルパン三世』(2014)、『メカニック:ワールドミッション』(2016)のラター・ポーガームが演じます。
本作は第32回東京国際映画祭の、「CROSSCUT ASIA #06 ファンタスティック!東南アジア」で上映された作品です。
映画『ストレンジ・シスターズ』のあらすじとネタバレ
少女ウィナー(プロイユコン・ロージャナカタンユー)は、自らの身に生まれながら背負わされた、数奇な運命について語ります。
彼女の母は漢方医で呪術師でした。しかし彼女の妹、スロイは呪われた運命から、男と関係を持ってしまった後に、妖怪”ガスー”となってしまいます。
スロイを愛した夫シン(スパコーン・キッスワン)は、妻と産まれた子モーラーを守ろうと、ウィナーの母に懇願します。彼女も持てる術を尽くし運命に抗います。
しかしある夜スロイを仲間に引き入れようと、ラートリーとドゥアンダーオ姉妹に率いられた、ガスー一味が現れます。
しかしガスー一味との戦いでウィナーの母も、モーラーの母スロイも命を落とし、シンも傷付きます。そしてガスーの汚れた血を浴びてしまう赤ん坊のモーラー。
残された実子のモーラーと、姪のウィナーを実の姉妹のように育てるシン。しかしモーラーは成長すると、妖怪ガスーとなる宿命を背負ってしまいました。
シンはそれを防ごうと修得した様々な術を、ウィナーに幼い頃から厳しく仕込んでいきます。医術に呪術、法術に格闘武術を収めたウィナーは、成長した今も修練を怠りません。
そんな彼女も通う高校では、気になる男子もいる平凡な女生徒でした。彼女の通う同じ学校に、車で送られて登校するモーラー(ナンナパット・ルートナームチューサクン)。
様々な術を学ぶためウィナーは叔父のシンと暮らし、一方シンの実子モーラーは、2人と離れて生活しています。しかしウィナーとモーラーは、姉妹のように支え合って日々を過ごします。
もうすぐ16歳になるモーラーは、自分にかけられた呪いを知らずに生きています。その残酷な運命から、必ず彼女を守ろうと決意しているウィナー。
叔父と住む荒れ果てたアパートに帰宅し、ウィナーは音楽を聞きながら美術の課題の絵を描きます。しかし車椅子で現れたシンは、課題より重要なのはモーラーを守ることだと諭します。
それはウィナーの将来を犠牲にするもので、彼女は叔父に反発します。すると何処からか、女の悲鳴が聞こえてきます。ウィナーはマグボトルを手に高校に向かいました。
姪のモーラーが出て行くと、水槽の中にいる何かに生肉を与えるシン。
モーラーは5階の部屋から、エレベーターで1階へと向かいます。しかしエレベーターは3階で停止すると、独りでにドアが開きます。彼女はやむなくエレベーターから外に出ます。
何かの気配を感じたモーラーは、床にチョークで呪術の記号を描きますが、背後から何者かが迫ってきます。記号を描き切れなかった彼女は、非常階段を使い外に逃れました。
高校でモーラーと一緒になったウィナーは、彼女にマグボトルを与えます。それには特別に煎じた薬草茶が入っていました。それを飲んだモーラーは、体が弱いのか日差しを嫌います。
モーラーは父シンと暮らす、ウィナーを羨んでいました。しかし病気を治すには今の暮らしが良いとウィナーは告げました。
仲良く別れたものの、車で帰るモーラーの表情は優れないものです。そして廃墟のようなアパートに帰宅するウィナー。
部屋の扉には呪文を書いた紙が貼ってあり、部屋の中には多くの薬草が所狭しと並んでいます。ウィナーは荷物を置くや、漢方薬を調合し始めました。
夜の街の路地を1人歩く妖艶な女。彼女の前にナイフを持った男が立ちふさがりますが、彼は触手に貫かれ絶命します。
豪華な部屋に戻ったその女、ラートリー(ラター・ポーガーム)は、美しい女たちを従え、車椅子の老婆ドゥアンダーオ(アパー・パーウィライ)を世話していました。
ドゥアンダーオは自分の衰えた容姿に怯え、食事をとれません。彼女に対し、あなたを傷付けた奴らには、必ず復讐すると誓うラートリー。
従者の女は、ドゥアンダーオが残した生肉の入った食事を牢屋に投げ捨てます。牢の奥から這ってきた、幾つもの老婆の首がそれを貪り喰らいました。
その夜、恐ろしい夢を見て目覚めたモーラー。彼女は生肉を手にしますが、気分が悪くなり吐いてしまいます。彼女は肉を断つ食生活を送っていたのです。
モーラーは父シンの家から出され、今の家に預けられた日を思い出します。その理由が判らず泣く彼女を、父が決めたことだと慰めるしかないウィナー。
翌日、学校でバスケットボールに興じるウィナーを、羨ましそうに見るモーラー。立ち去った彼女は、体育用具室で男子生徒のゴン(チンナパット・キティチャイワラングーン)に出会います。
ゴンに声をかけられるモーラー。そこにウィナーが現れますが、ゴンは彼女が意識していた男子生徒でした。動揺を隠し、何事も無いように振る舞うウィナー。
その日、2人は映画を見に行きました。しかしモーラーが体調を崩します。具合が悪くなった彼女のために、ウィナーは水を求めに行きます。
しかしモーラーは、通りがかった若い女の後を、引き寄せられるように付いていきます。その女は美容サロンに入って行きました。
そのサロンに入ろうとした彼女を、現れたウィナーが引き止めます。なぜここにいるととがめるウィナーの前で、気を失うモーラー。
ウィナーは彼女をシンのアパートに連れ帰り、調合したジュースを飲ませます。美味しいというモラーは、父との再会を喜んでいました。
最近は空腹でも食べれない、と訴える娘を診察したシンは何かの兆候を悟ったようです。今日はここに泊まりたいとモーラーは訴えますが、あの悲鳴が聞こえてきます。
シンは帰るよう告げ、ウィナーに娘を送らせます。エレベーターに2人は乗りますが、また3階で停まると開いた扉から手が伸び、掴まれさらわれたモーラー。
ウィナーがエレベーターから出ると、3階は闇に包まれていました。懐中電灯を手に彼女は進み、気を失ったモーラーを見つけます。
エレベーターに乗り込む2人を、衣服の裾を血に染めた女の幽霊が追ってきますが、ウィナーが床に呪文を描いて逃れることが出来ました。
モーラーを送り届けたウィナーは、今日はここに泊まるとシンに電話で連絡します。今まで騒ぐだけのアパートに憑りついた幽霊が、攻撃的になったと訴えるウィナー。
しかしシンは、幽霊からモーラーを守れなかった彼女を責め、お前の母は妖怪ガスーを倒すほどの、術の使い手だったと告げます。
モーラーは幽霊に傷付けられていました。彼女はなぜパパとウィナーは、あのアパートに住み続けるのかと訴えます。そして自分の体は、本当はどこが悪いのかと訊ねました。
怯えるモーラーに、真実を告げられないウィナー。しかし自分は必ずお前を守ると約束します。この日は同じベットで寝た2人。
次の日1人登校したウィナーに、ゴンはモーラーはどうしたか尋ねます。妹は休んだと告げると、ゴンは彼女にメールを送りたいと、モーラーの電話番号を訊ねます。
彼女はモーラーの電話番号をゴンに教えます。ゴンの連れの男子生徒、ウェンはウィナーに気があるらしく、彼女の電話番号を訊ねましたが、ウィナーは無視しました。
早速ゴンはモーラーにメールを送ります。それはウィナーのスマホに送られます。何故か彼女はモーラーを男から引き離そうとしていました。
その頃、ウィナーが入ろうとした美容サロンに、深刻な顔をした女が入って行きます。彼女は受付に、ニキビの特別治療を受けたいと申し出ます。
サロンの主人はラートリーでした。すると女に男から電話が入り、処置は止めろ伝えます。特別治療とは堕胎手術でした。女が中止すると申し出ると、怪しく目を光らせるラートリー。
女は意識を失いました。足を開かせた女の前に、ラートリーは車椅子のドゥアンダーオを連れて行きます。人間の胎盤を食べ、力をつけるようドゥアンダーオに告げ、ラートリーは立ち去ります。
仕切られたカーテンに、ドゥアンダーオの首が伸びてゆく影が映し出されました。
“食事”を終えたドゥアンダーオは若返り、意識も言葉もしっかりしました。その彼女に妹と呼びかけ、今度は新しい体を与えると約束したラートリー。
夜の街をモーラーと歩いていたウィナーは、嫌な予感に襲われます。するとモーラーがあのサロンの従業員に捕まり、チラシを渡されました。
その手をウィナーが払うと、怪しい光が発します。それが合図になったのか、サロンの授業員の女たちの体が痙攣し始めます。
モーラーの手を引き夜道を急ぐウィナー。夜空に緑の光を発し内臓をぶら下げて飛ぶ、いくつもの女の首がありました。妖怪ガスーが2人を追って現れました。
理由も告げずに走らされ、モーラーは戸惑い理由を訊ねます。それに構わず彼女を逃がし、ウィナーは術を使います。すると悲鳴を上げ逃げ去る妖怪ガスー。
ウィナーはタクシーを停め、2人はそれに乗り逃げました。しかしモーラーは、理由を話さないウィナーを責め、2人は言い争いになりました。
タクシーはモーラーの家に着きますが、怒った彼女はウィナーが渡した薬草茶のマグボトルを捨てました。理由も告げられず、独り暮らしを強いられているとモーラーは不満をぶつけます。
長い年月、皆があなたのために闘ってきたと訴えるウィナー。しかし心は通わず、喧嘩したままで別れる2人。
アパートに戻ったウィナーは、遂に現れた妖怪ガスーの姿を思い出します。叔父のシンに、妖怪ガスーに何も出来なかったと彼女は訴えました。
奴らは普通の人の姿で、社会に紛れて潜んでいると語るシン。成長し妖怪ガスーになりかけているモーラーの臭いを、奴らは嗅ぎつけ迫ってきたと説明します。
お前の母は、妖怪ガスーとなった妹スロイに最期まで尽くしたと告げ、同じことがお前に出来るか、と問いかけるシン。
まだ時間はある。あの子の変化を見守り、妖怪に対抗できる術を身に付けろとシンは諭します。しかし過酷な運命がもたらす重圧に、ウィナーは耐えられなくなっていました。
次の日モーラーは高校の授業で、カエルの解剖を行います。終業のベルが鳴り、教師や生徒が立ち去った後、1人教室に残ったモーラー。
彼女はカエルの死骸を手に掴み、引き寄せられるようにそれを舐め、やがてその内臓をすすり始めました…。
映画『ストレンジ・シスターズ』の感想と評価
参考映像:『首だけ女の恐怖』(1981)
東南アジア諸国に伝わる、恐るべき女妖怪”ガスー”。その存在を日本で一躍有名にしたのが、ビデオバブルの頃に入ってきたインドネシア映画、『首だけ女の恐怖』です。
日本の妖怪、ろくろ首の同類と話題になりましたが、首の下に内蔵をぶら下げた妖怪ガスーの姿は、あまりにも凶悪でした。それをチープな特殊効果で、見世物小屋感覚で登場させた『首だけ女の恐怖』は、様々な意味で記憶に残る映画でした。
その妖怪ガスーを、最新の特殊効果を駆使し、完成度の高い美少女ホラーとして映画化した作品が『ストレンジ・シスターズ』です。
伝統の妖怪をモダンホラー化した作品
この作品が2019年に、第32回東京国際映画祭で上映された際(その際のタイトルは『Sisters』です)、来日したプラッチャヤー・ピンゲーオ監督は、妖怪ガスーに馴染みのない日本人の為に、タイで伝統的に伝えられている生態を、詳しく語ってくれています。
暗い間に体から首だけ離れ、内臓を下げて光ながら飛ぶガスー。多くは老いた女の姿で、夜が明ける前に元の体に戻らねばなりません。日の光に当たったり、本体を隠されたり焼き払われると、ガスーは死んでしまいます。
好物は出産後に出る、人間の胎盤。しかしそれが手に入らなければ、人間の便やカエルを食べる。それが監督の語る、タイに伝わるガスー像でした。
そんな汚い物を食べたガスーは、その口を干してある洗濯物で拭くと信じられています。映画の冒頭に汚れた洗濯物が登場するのは、それを意識したものです。
この妖怪はマレーシアやインドネシアではペナンガラン、ミャンマーではケフィン、カンボジアではアープと呼ばれ、地方によっては吸血鬼の性格も色濃く持っています。
見た目も生態も日本のろくろ首のような、可愛げのある妖怪では無いことは確かです。
タイ版の妖怪ガスーを知ると、ピンゲーオ監督によってそれが、いかに現代的なキャラクターに作り変えられたかが、良く判るかと思います。
ガスーが人間の胎盤を食べるという伝説は、中絶と美容(スキンケア用品「プラセンタ」は動物の胎盤を使用しています)という現代的なものに結びつけたと監督は語っています。
そして呪われた女性が成長し、男性と関係を持つことがガスーと化する引き金となることと合わせ、女性を取り巻く身近な恐怖を基にした、モダンホラー的な物語となりました。
参考映像:第32回東京国際映画祭『ストレンジ・シスターズ』 Q&A
なお東京国際映画祭では、監督とプロイユコン・ロージャナカタンユーが登壇して、日本のファンからの質問にも答えてくれています。
Q&Aをご覧頂くと、トニー・ジャー主演作品で有名なプラッチャヤー・ピンゲーオ監督ですが、決してアクション一筋の映画人ではないと、お判り頂けると思います。
良質な美少女ホラーを楽しもう
見た目のインパクトが強い妖怪、ガスーが登場する本作ですが、グロテスクな描写に慣れたホラー映画ファンなら、むしろ美しい映画と受け取るでしょう。
“ミューニック”こと、ナンナパット・ルートナームチューサクンが出演していますが、本作撮影中はまだ、アイドルグループBNK48に加入していません。
タイで映画が公開されると彼女のファンが詰めかけましたが、一部のシーンは評判が悪かったそうです。子役として演技経験のある彼女、表情豊かな上に熱演派です。
カエルのシーンは生の本物に、ラップを当てたものを相手に、あの演技を見せたそうです。このシーンは作り物の、おもちゃのカエルでも良かったのに……。
タイのファンにとってこのカエルのシーンと、彼女が男子生徒とイチャつくシーンの、どっちが抗議の対象だったのやら。詳しく知りたいものです。
観客からは、アクションを期待されたプロイユコン・ロージャナカタンユー。しかし監督は彼女に巧みな技を期待せず、妹同然の従妹を守るために無理をしながら闘う、健気なアクションを期待し、彼女はそれを演じ表現しました。
ナチュラルなゴス系、とでも言うべき容貌と雰囲気を持つ彼女が、特異な武器と呪術を武器に、妖怪に立ち向かいます。その雄姿に注目して下さい。
そんな2人の美少女の敵対するのが、妖艶なラター・ポーガーム率いる美女ガスー軍団。内臓を吊り下げた生首姿で迫られれば、お色気も何もないですが…。ともかく可憐な少女VS年上セクシー過剰女という、美少女ホラー映画お約束の構図です。
そして主人公2人の身近にいる男子学生が、全く役に立たないのも、ファンに余計な心配させぬよう配慮された(?)、アイドル映画の鉄板の図式です。安心して彼女たちの活躍をお楽しみ下さい。
まとめ
グロテスクで、インパクトのあるシーンも存在する、しかしそれ以上に様々な魅力を持つ映画が『ストレンジ・シスターズ』です。
本作が妙に日本人の心に馴染むのは、ハッピーエンドともバットエンドともいいかねる、意味深いラストシーンにあるのではないでしょうか。
他国より寛容な国であると言われるタイ。無論実際には様々な問題があるのでしょうが、基本的には仏教国ならではの、運命を受け入れた上で、人生をより良く生きようという考え方が、人々に根付いていることは確かです。
モーラーを悲しい宿命から逃れさせようと、幼い時から努力を強いられたウィナーが、最後には妖怪と化した彼女を受け入れ、共に生きる道を選びます。
妖怪を滅ぼす、妖怪に滅ぼされるのではなく、それを受け入れ共存する姿は、神仏同様に妖怪や幽霊とも、何となく気持ちの上で共存する人の多い日本では、親しみやすいラストといえるでしょう。
難しい話はさて置き、美少女ホラー映画『エコエコアザラク 』(1995)シリーズや、『富江』(1999)シリーズのような、スクリーム・クイーンとは異なる闘う美少女、謎めいた美少女が活躍する、そんな作品が好きな方には必見の映画です。
次回の「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」は…
次回の第54回はサンダンス映画祭で脚本賞を受賞したサスペンス・ドラマ『ナンシー』を紹介いたします。お楽しみに。
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