3月16日(金)より全国でロードショーされるピクサー作品『リメンバー・ミー』と同時公開の「アナ雪」シリーズの待望のスピンオフムービー『アナと雪の女王 家族の思い出』。
22分間の短編アニメ『アナと雪の女王 家族の思い出』のあらすじと見どころ、そして劇中歌について紹介します。
CONTENTS
1.アニメ映画『アナと雪の女王 家族の思い出』の作品情報
【公開】
2017年(アメリカ映画)
【原題】
Olaf’s Frozen Adventure
【監督】
ケビン・ディーターズ、スティービー・ワーマーズ
【キャスト】
クリスティン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョシュ・ギャッド、ジョナサン・グロフ
日本語吹き替え:神田沙也加、松たか子、ピエール瀧、原慎一郎
【作品概要】
2013年に公開されたアニメ映画『アナと雪の女王』のスピンオフ作品としては2作品目。
前作はアナのサプライズ誕生日会を計画するエルサ達を描いた2015年公開の『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』でした。
2年越しの新作となった今作では、今までのアナ雪シリーズとは異なる監督ケビン・ディーターズ&スティービー・ワーマーズが演出を務めています。
おなじみのキャラクター達と、愛されキャラのオラフが大活躍する、面白おかしくも可愛らしい心温まるストーリーです。
2.アニメ映画『アナと雪の女王 家族の思い出』のあらすじ
前作の『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』から数か月後の冬。
アナとエルサの住むアレンデール王国のお城では、みなクリスマスの祝祭の準備でいそしんでいました。
開門後初となるクリスマスに胸を躍らせ、その日をとても待ち望みにしていたアナとエルサ。
クリスマス当日、街中の人々をお城に招待し、待ちに待ったクリスマスを告げる鐘を鳴らすと、何故か人々はみな足早に家へと帰ってしまうのです。
そんな人々の姿に戸惑う2人でしたが、実はクリスマスという日は、街の人々にとって、家族と過ごす大切な1日であることを2人は知ります。
みなそれぞれに、昔から伝わる“伝統”の家族の過ごし方があるのです。
幼き頃より、魔法の力をコントロールすることができなかったエルサは、物心つく頃より部屋に一人閉じこもって過ごしており、アナもエルサ同様に、同じ環境下で寂しく過ごしていました。
そんな2人にとって、“クリスマスの家族の伝統”の思い出はありませんでした。
自分のせいで“家族の伝統”がなかったのだと、肩を落としてしまうエルサ。
そこでオラフは2人のために、“クリスマスの家族の伝統”を教えてあげるべく、スヴェンと共に街の各家族の元を訪ね、彼等からクリスマスの過ごし方を調べる旅を始めます…。
3.アニメ映画『アナと雪の女王 家族の思い出』の鑑賞ポイント
ポイント①:「アナ雪」シリーズの初監督に注目!
『アナと雪の女王』、『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』ではクリス・バック&ジェニファー・リーが共同で演出を務めましたが、今作はアナ雪シリーズでは初となる、前作とは異なる監督による作品になりました。
本作の監督を務めるのは、スティービー・ワーマーズ&ケビン・ディーターズ。
こちらの2人はディズニーのショートフィルムの『ウェイン&ラニー クリスマスを守れ!秘密の指令』などの作品を共同して監督しています。
2人が監督を務めた、『ウェイン&ラニー クリスマスを守れ! 秘密の指令』も、クリスマスをテーマにしたショートフィルム。
今回の作品も、クリスマスをテーマにしたショートフィルムであることから、彼等2人が抜擢されたのかもしれませんね。
ポイント②:主題歌『When We’re Together』
アナ雪といえば、やはり皆さん印象深く残っているのは、主題歌の「Let it go」ではないでしょうか。
アナ雪に限らず、ディズニー・アニメーションの醍醐味のひとつと言えば、劇中歌であるかと思いますが、今作『アナと雪の女王 家族の思い出』の主題歌は「When We’re Together」です。
大切な人、大切な家族と一緒にいれることが何よりの幸せなんだという、まさに今作のテーマとなる「家族」を歌にしたとても心温まる一曲です。
今までのアナ雪シリーズの楽曲では、アナとエルサはそれぞれの感情を別々に歌ってきましたが、今作では2人が初めて同じ歌詞、同じ感情を共に歌っています。
ハッピーで愛を感じるこちらの曲は、今後新しいディズニーのクリスマスソングの定番として親しまれていくかもしれませんね。
ポイント③:劇中歌「Ring in the Season」
映画の序章にアナとエルサが歌う、クリスマスの始まりを歌ったこちらの曲です。
クリスマスを待ちに待っていた人々の気持ちだけでなく、「アナ雪」シリーズの続編を待ち遠しにしていたファンの気持ちまで表しているような、まさにスタートに相応しい、壮大で夢や希望に満ちた素敵な一曲となっています。
ポイント④:劇中歌「That Time Of Year」
クリスマスの「家族の伝統」の過ごし方を調べるために、様々な家庭を訪れるオラフが劇中に歌う曲は「That Time Of Year」。
様々な家族を巡りながら、それぞれのクリスマスの伝統を歌と共に調べていくオラフ。
クリスマスの針葉樹をすべてのドアの入り口に飾る家族。
ノルウェーの国をかたどった大きなクッキーを焼く家族。
歌を歌いながらありとあらゆる家を訪れていく家族など、オラフを通して様々な家族のクリスマスの伝統をみることができる、楽しくてとてもワクワクする一曲です。
アナとエルサのために人肌脱ぐ、オラフの姿も相変わらず可笑しくも可愛らしいのですが、私のお気は曲の間に登場するとってもキュートな子猫たち。
聞いているだけで、思わず笑顔になってしまうような映像と弾むようなリズムは、さすがディズニーミュージックというところですね。
まとめ
アナ雪シリーズの中では、絶対に外すことのできない大人気キャラクターのオラフを中心にした今作は、オラフファンの方々にはたまらない、待望の作品となっています。
同時公開の『リメンバー・ミー』同様に、「家族」がテーマになっている今作は、お子様連れだけでなく、恋人や友人、そしてお一人様でも、観るだけで心温まる感動を与えてくれることでしょう。
2019年には、全米で「アナ雪」シリーズのフルムービーが公開されると正式に発表されていますから、ますます「アナ雪」から目が離せません。
そんな、まだまだ衰えを見せないアナ雪旋風ですが、今作『アナと雪の女王/家族の思い出』も、再び多くのファンの心を掴むことでしょう。
映画『アナと雪の女王/家族の思い出』は、3月2日よりTOHOシネマズほか全国ロードショーです。