テレビアニメ版『無限列車編』第2話「深い眠り」
新規OP・ED映像がついに解禁!
2021年10月10日(日)に初回放送を迎えたテレビアニメ版『無限列車編』。
本記事では、完全新作となる第1話に続く第2話「深い眠り」を特集します。
無限列車に乗り込んだ炭治郎たちと煉獄が出会う2話。鬼滅隊の結束を固めた後、ついに鬼との戦いが幕を開けます。
そしてついに解禁された、テレビアニメ版『無限列車編』OP・EDも紹介していきます。
CONTENTS
テレビアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』第2話「深い眠り」のあらすじ
すでに煉獄が乘っているという無限列車へと向かう炭治郎たち。見たことのない蒸気機関車に驚く炭治郎や伊之助ですが、自分たちに託された任務のため煉獄を捜します。
ある車両から、弁当を食べながら「うまい」「うまい」と大声で褒める声が。その声の主こそが、探していた煉獄杏寿郎その人でした。
炭治郎はなぜ自分たちが煉獄の後を追って列車に乗ったのか、無限列車での任務ともう一つの理由である、竈門家に伝わる「ヒノカミ神楽」と煉獄が用いる「炎の呼吸」の関連性を尋ねます。しかし煉獄は、心あたりはないと答えます。
その時、列車の車掌が切符に切り込みを入れに来ました。炭次郎は嫌な臭いをかぎ、煉獄も不穏な空気を察します。
すでに40人以上もの行方不明者を出している無限列車で、これから鬼との戦いが始まろうとしていました……。
テレビアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』第2話「深い眠り」の感想と評価
参考動画:テレビアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』
弁当をおすそ分けする煉獄
鬼退治のために特命をおびた“炎柱”煉獄杏寿郎を追って、無限列車に乗り込んだ炭治郎たち。
炭治郎は、竈門家に伝わる「ヒノカミ神楽」と煉獄が用いる「炎の呼吸」における「型」の関連性を聞きたかったですが、煉獄は「知らない」と言います。少しがっかりした炭治郎ですが、列車に乗って間もないのに、煉獄に魅かれている自分に気付きます。
いくつもの弁当を「うまい!」と大声で叫びながら気持ちよく食べる豪快さ。またついに解禁されたOPの映像内では、煉獄が炭治郎たちにも第1話で登場した「うまい!」弁当をおすそ分けしている姿が描かれており、煉獄の面倒見の良さがうかがえます。
対して、怪しげな雰囲気を察するとすぐに乗客たちを護るために動く切り替えの早さ、“炎柱”としての目にも止まらぬ剣技には、それまでの炭治郎たちへの優しさとのギャップも相まって、煉獄の‟柱”としての強さを実感させられます。
テレビアニメ版で観られるエモい煉獄の姿、ますますファンを魅了します。
映画を盛り上げるLiSAの曲
炎のごとく生きる男・煉獄杏寿郎のカッコ良さ。いつまでも見惚れてしまいますが、テレビアニメ版で復活した煉獄の雄姿ばかりでなく、初披露されたOP・EDにも注目の第2話でした。
OPテーマ『明け星』とEDテーマ『白銀』。どちらの楽曲も『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の主題歌『炎』と同じくLiSAが歌います。
闇を切り開き、明るい未来が見えてくるような力強い楽曲は、『鬼滅の刃』にふさわしい、胸躍らせる躍動感があります。そしてEDの映像内で最も注目すべきは、在りし日の煉獄家の姿です。
かつて煉獄同様に“炎柱”として鬼と戦っていた父・槇寿郎の凛々しい姿と、煉獄を時には優しく時には厳しく接してきた母・瑠火の慈愛に満ちた表情。そして瑠火に抱かれている生まれたばかりの弟・千寿郎の小さな手に指を握られ、自然と微笑む幼少期の煉獄が映し出されます。
もう戻ることのできない在りし日の光景には、煉獄を愛する多くの人々の胸が締め付けられたはずです。しかし、戻ることのできない光景だからこそ、煉獄の記憶に強く焼き付けられ、彼の強き者としての「使命」が形づくっていったのだとも感じさせられます。
「夢」との対決は次回へ
一方、物語の後半では「お眠りぃ~」とささやく“下弦の壱”魘夢によって、深い眠りに落とされた炭次郎たち。それは炭次郎たちだけでなく、煉獄もまた同様でした。
そして乗客の中には、死んでしまった妻子と夢で会いたいと願う車掌のように、幸福な夢を見たいがゆえに魘夢に協力する者も潜伏していました。
「夢によって人間の心を弄び、その心を殺し生命をも喰らう」という卑怯な術を使う魘夢の魔の手に落ち、炭次郎もまた、夢の中で守ってあげられなかった母や兄弟姉妹と再会。それがどれほど炭次郎の心を動揺させる夢だったのかは、列車の座席に座って眠り込む彼の涙から察せられます。
しかし、鬼がいつまでもこんなに良い夢を見せてはくれません。ハラハラする気持ちが募る一方なのに、無情にも「つづく」の文字が画面に現れました。
この文字も「炎」で書かれているのが、気の利いた演出と言えます。
まとめ
テレビアニメ版『鬼滅の刃 無限列車2話をネタバレを交えてご紹介しました。
炭次郎たちが煉獄と無限列車の中で出会って結束を固め、「深い眠り」に落ちてしまうまでのストーリーです。下っ端の鬼相手でも決して手を抜かずに、「炎の呼吸」の絶技によって鬼退治をしてしまう、煉獄は流石!
そして新たに解禁されたOP・EDの映像内では、煉獄の優しさはもちろん、彼を「“炎柱”煉獄杏寿郎」にしたその生い立ちが垣間見える光景が描かれていました。
眠りこけた乗客を乗せたまま、闇の中を走り抜ける無限列車。この先に待っているのは、幸せな夢? それとも恐怖と不安に満ちた現実なのでしょうか?
「夢の世界」を舞台に、テレビアニメ版では新たにどのような演出が追加されるのか、次回が待ち遠しくなるラストでした。