2013年『ドラゴンボールℤ神と神』から再始動した、「ドラゴンボール劇場版」シリーズの第三弾で“超”のブランドとしては初の映画。
90年代に連作された劇場版シリーズに登場して、強烈なインパクトを残したサイヤ人ブロリーが設定も新たに登場!
CONTENTS
映画『ドラゴンボール超ブロリー』の作品情報
【公開】
2018年(日本映画)
【原作・脚本・キャラクターデザイン】
鳥山明
【監督】
長峯達也
【作画監督】
新谷直大
【音楽】
住友紀人
【主題歌】
三浦大知 Blizzard
【キャスト】
野沢雅子、堀川りょう、中尾隆聖、島田敏、久川綾、古川登志夫、草尾毅、山寺宏一、森田成一、宝亀克寿、水樹奈々、杉田智和
【作品概要】
鳥山明原作による人気アニメ「ドラゴンボール」シリーズの劇場版20作記念作品。2015〜18年に放送されたテレビ版アニメ『ドラゴンボール超(スーパー)』を新たに映画化しました。
2015年の劇場版『ドラゴンボールZ 復活の『F』』と同じく、鳥山明による原作と脚本、またキャラクターデザインも担当。
映画『ドラゴンボール超ブロリー』のキャラクター
孫悟空
惑星ベジータで戦士バーダックの次男カカロットとして生まれ地球で育つ、最強のサイヤ人の一人。
ベジータ
惑星ベジータの王子で悟空のライバルであり、最強のパートナー。
ブルマ
悟空と幼い頃から知り合いの科学者、ベジータの妻でトランクスたちの母。
ブロリー
惑星ベジータ壊滅寸前に辺境の星へ送られてきたサイヤ人。
フリーザ
宇宙侵略を進めてきた悪の帝王。悟空に敗れて以来、復讐を誓っている。
映画『ドラゴンボール超ブロリー』のあらすじとネタバレ
40年以上前、惑星ベジータに襲来したクルド大王は息子のフリーザに全権を譲ることをベジータ王に伝えます。
戦闘民族としてのプライドがあるベジータ王は、ひそかに育てた息子ベジータ4世(のちのベジータ)に全てを託します。
しかし、その同じ育成ルームに、ベジータを越える能力がある可能性を秘めた子供がいることが判明します。
その名はブロリーという名前でした。
一方、歴戦の勇者バーダックは、全サイヤ人がフリーザから惑星ベジータへの緊急招集命令が下ったことで強い不安を感じます。
そして生まれたばかりの次男を遥か彼方地球へを送ります。子供の名はカカロット、地球での名前は孫悟空。
直後にフリーザによって惑星ベジータは崩壊させられます。
フリーザの招集に応じなかったベジータ、地球に向かった悟空、そして辺境の惑星に飛ばされたブロリー。
数少ない純粋種のサイヤ人は各地で力を高め、やがて強力な戦士となっていきます。
そして、現代。ビルスとウイスの見守る中、悟空とベジータは激しい格闘訓練を続けています。
力の大会で強力な戦士との出会いを果たした悟空は、更なる実力強化を目指しています。
一方のベジータは、力の大会の共闘の条件で復活を果たしたフリーザの脅威に備えていました。
そのころフリーザ軍のスカウトに出会ったブロリーは、フリーザ軍に合流、その素質を買われます。
フリーザは、流石に悟空とベジータ二人を同時に相手をすることには、不利だと感じていました。
地球に降り立ったフリーザとブロリー。その存在を察知した悟空とベジータが駆け付けます。
ブロリーは徐々にリミットが外れていき、なんと、スーパーサイヤ人ブルーバージョンのベジータも圧倒していきます。
変わって入った悟空も大苦戦します。
そんな中、超次元の闘いを察知したピッコロから助言を受けます。
映画『ドラゴンボール超ブロリー』の感想と評価
サンディエゴコミコンでも大注目
黒歴史ではありますが、実写版の権利をハリウッドメジャーの20世紀FOXが持っているということもあって、2013年からの復活したシリーズは海外展開により力が入っています。
また年々海外興行収入の割合も増えています。(『復活のF』は国内37億円/全世界79億円)
そこで、本作は海外でのプロモーションも大々的に行われてました。
世界最大・最古のコミックコンベンション、サンディエゴコミコンでは大規模なブース、告知が展開されました。
またニューヨークでのコミコンでは、野沢雅子が登場してリビングレジェンドとして大きな歓声を浴びました。
今回ブロリーの起用も海外での人気が高いということも大きな要因になっています。
ちなみに、海外では悟空よりもベジータの方が人気が高いそうです。
ファンが見たいもののだけをたっぷりと
本作はファンが見たい部分だけをたっぷりと提供してくれています。
冒頭の回想シーンでは悟空の父バーダックにベジータの父ベジータ王、更に少し懐かしいラディッツやナッパといったサイヤ人が登場します。
またフリーザへの代替わりを宣言する役どころでフリーザの父クルド大王、そしてこちらも懐かしい、ザーボン、ドドリア、ギニュー特戦隊が登場します。
また、全員の眼もとにはこれもサイヤ人エピソードでお馴染みとなったスカウターが装着されています。
まとめ
一方、本編パートではブルマ、ピッコロ、トランクス、ピルス、ウイスなどのキャラクターは顔出し程度に収めてあって、悟空、ベジータ、ブロリー、フリーザの四強のバトルシーンをたっぷりと描いています。
これまた、トレードマークになりつつある強さのインフレを改めて感じられる作品になっていました。
ストレートな続編も感じさせる作りになっていて今から楽しみです。