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Entry 2018/08/27
Update

映画『スカイスクレイパー』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

  • Writer :
  • 村松健太郎

映画『スカイスクレイパー』は、9月21日(金)全国ロードショー

ハリウッドのトップアクションスター、ドゥエイン・ジョンソンの最新作。

“スカイスクレイパー=“摩天楼”高層建築”をそのまま体現したような超高層ビル“ザ・パール”を舞台に想定外のトラブルに見舞われながらも奮闘する姿を描きます。

2016年の『セントラル・インテリジェンス』に続いてのタッグとなった監督のローソン・マーシャル・サーバーとドゥエイン・ジョンソン。

映画『スカイスクレイパー』の作品情報

(C)Universal Pictures

【公開】
2018年(アメリカ映画)

【原題】
Skyscraper

【製作】
ドゥエイン・ジョンソン

【脚本・監督】
ローソン・マーシャル・サーバー

【キャスト】
ドウェイン・ジョンソン、ネーブ・キャンベル、チン・ハン、ローランド・ムーラー、ノア・テイラー、バイロン・マン、パブロ・シュレイバー、ハンナ・クィンリバン、マッケンナ・ロバーツ、ノア・コットレル、エイドリアン・ホームズ、エルフィナ・ラック

【作品概要】
監督・脚本は『セントラル・インテリジェンス』『ドッジボール』のローソン・マーシャル・サーバーが担当。

主演は『ワイルド・スピード』シリーズ、『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』などでお馴染みのドウェイン・ジョンソンが務めます。

高さ1000メートルを超える超高層ビルを舞台に、犯罪組織が企てた火災から家族を救出するアクション大作です。

映画『スカイスクレイパー』のキャラクターと配役


(C)Universal Pictures

ウィル・ソーヤー(ドゥエイン・ジョンソン) 
元FBIの警備コンサルタント。ザ・パールの警備テストを行う。

サラ・ソーヤー(ネーヴ・キャンベル) 
ウィルの妻で、海軍医師。双子の姉弟の親でもある。

ジャオ(チン・ハン) 
ザ・パールのオーナーの中国人実業家。

映画『スカイスクレイパー』のあらすじとネタバレ


(C)Universal Pictures

FBI人質救出の舞台のスペシャリストのウィルはとある事件で犯人の自爆に巻き込まれ片足を失いリタイアすることに。

そのご警備コンサルタントとして働くことになります。

そんな彼を支えるのは彼の主治医でもあった海軍軍医のサラ。

やがて二人は結婚して双子の姉弟に恵まれます。

それから数年後、元チームメイトから香港の超高層ビル・ザ・パールの警備コンサルタントを請け負います。

ザ・パールは地上240階を誇る、香港の超高層ビル。

オーナーは中国人実業家のジャオ。

徹底的にコントロールされたセキュリティーシステムを綿密にチェックしたウィルはザ・パールの全館運営にGOサインを出します。

しかし、内側からの裏切りでテロリストがザ・パールに侵入。

そしてパールはちょうど中間地点の100階付近で消火システムを逆手に取った方法で大規模火災を起こします。

テロリストの雇い主はジャオが資金調達の際にもめた世界的な裏組織でした。

(C)Universal Pictures

以下、『スカイスクレイパー』ネタバレ・結末の記載がございます。『スカイスクレイパー』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
コントロール用のタブレットを奪われ、香港の町をさまよっていたウィルは燃え盛るザ・パールの姿を見て唖然とします。

ウィルは外出していたはずの妻のサラと双子の子供が残っていたことを知ります。

ザ・パール火災の犯人として追われる身になりながらもウィルは単独で妻子の元へと向かいます。

隣接するビル建築用のクレーンを素手で登り切ったウィルは、クレーンの先端から燃え盛るパールに飛び込んでビルの中に入り込みます。

その必死な姿を見て犯人と思っていた香港警察や見物人はウィルが本当に犯罪者なのかと疑い始めます。

一方、炎に包まれまた部屋から脱出したサラと子供たちは、ウィルとやっとのことで連絡が取れ、とにかく高層階に向かって非難するようにアドバイスを受けます。

燃え墜ちていく施設内に苦しまれながらもと上へ上へと進むなか、サラと息子はウィルと無事合流します。

しかし、娘はテロリストの人質に取られてしまいます。

ザ・パールのオーナー・ジャオは全体コントロールから独立した独自のセキュリティシステムを発動させて、最高層部に籠城してテロリストから身を守ります。

ジャオがもつデータの回収を命じられていたテロリストは娘の命と引き換えにジャオからデータを回収してくるようにと言い渡されます。

先に脱出したサラと息子はウィルは無実で、今テロリストと戦っていると訴えます。

ジャオと合流しデータを手にしたウィルはザ・パールの最高層地区でテロリストと対峙します。

娘を人質に取られ苦戦するウィルですが一瞬のスキをついて逆転。テロリストをはるか地上へと突き落とします。

コントロール用のタブレットを回収したサラが消火システムを正常化したことで炎に包まれているウィルも窮地から救われ無事ザ・パールから脱出します。

家族と無事を喜びあうウィルの姿を見て人々は彼をヒーローとして迎えるのでした。

映画『スカイスクレイパー』の感想と評価

(C)Universal Pictures

高層ビルはいつも映画の舞台に

人間が神に挑んだバベルの塔ではありませんが、超高層建築はいつの時代も映画の舞台として映えた存在となります。

時代に沿ってその規模も変わりますが、自由の女神から、エンパイアステートビル、今は亡き世界貿易センターのツインタワーなど実在の建物もその映画の舞台となりました。

『タワーリング・インフェルノ』(1974)

『ダイ・ハード』(1988)

架空の建物でも本作『スカイスクレイパー』のネタ元といっていいポール・ニューマンとスティーブ・マックイーン共演の『タワーリング・インフェルノ』(1974)やブルース・ウィリス主演『ダイ・ハード』(1988)があります。

本作品『スカイスクレイパー』のもう一つの主役というべき、ザ・パールはなんと地上240階、地上1000メートル以上のハイテクな怪物です。

これまで以上のパニック映画でロック様がザ・パールとどのように挑むのか、注目ですね。

(C)Universal Pictures

まとめ

「超高層ビル」「火災」「奮い立つスーパースター」とアクション映画の要素が目白押しの本作。

また家族の物語という、家族映画の一面も伺えます。

自ら製作を務め、主演を果たしたドウェイン・ジョンソン。

ロック様は次のようなコメントをしています。

「世界中の観客が一番惹きつけられるのは家族の絆だ。家族というものは人種や文化、階級、宗教を問わず、誰もがわが身のこととして感じる。家族が引き裂かれるときや、子供たちを何としてでも守ろうとする両親の感情は、理屈抜きに伝わるものだ。そうした面が本作では常に特別な土台となっていて、それを映画で追求することで、さらに観客が共感できるようにしている」

映画『スカイスクレイパー』は、9月21日(金)全国ロードショー

お見逃しなく!

(C)Universal Pictures

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