映画『レオン』や『LUCY/ルーシー』などで知られるリュック・ベッソンが原案・脚本・製作を担当し、最強の部隊“ネイビーシールズ”に所属する、5人の金塊強奪作戦をド派手に描きます。
2018年1月12日公開の映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』のあらすじと主要キャスト5人を紹介します。
CONTENTS
1.映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』の作品情報
【公開】
2018年(フランス・ドイツ映画合作)
【原題】
RENEGADES
【監督】
スティーヴン・クォーレ
【製作】
リュック・ベッソン、ラファエル・ベノリエル
【脚本】
リュック・ベッソン、リチャード・ウェンク
【キャスト】
サリバン・ステイプルトン、チャーリー・ビューリー、シルヴィア・フークス、ジョシュア・ヘンリー、ディアミッド・マルタ、ディミトリー・レオニダス、ユエン・ブレンナー、J・K・シモンズ
2.“ネイビーシールズ”とは?
“ネイビーシールズ”とは、アメリカ海軍の特殊部隊で、SEA(海)AIR(空)LAND(陸)の頭文字からシールズ(SEALs)とされています。
1962年、ベトナム戦争における南ベトナム解放民族戦線掃討を目的として、当時のジョン・F・ケネディ大統領の指令で結成されました。
高度な水泳や潜水スキルを武器に、海や河川から隠密侵入して陸地の偵察や破壊工作、陸上の過酷な環境での作戦従事、更に空挺パラシュート降下訓練も課せられているため空中からの侵入も可能。
その作戦遂行能力の高さで、その名の通り、陸海空を問わず作戦行動を行えます。
またその任務は、監視、非正規戦や心理作戦など幅広く、かつ海軍で最も秘匿性の高い軍隊です。
“ネイビーシールズ”は、これまで様々な映像作品で描かれています。
3.『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』のキャスト
サリバン・ステイプルトン(マット・バーンズ役)
冷静沈着なチームリーダー、マットを演じるサリバン・ステイプルトンは、1977年生まれのオーストラリア出身、90年代中頃にオーストラリア国内で俳優活動をスタートさせます。
2010年の映画『アニマル・キングダム』がサンダンス映画祭など世界中の映画祭で高く評価されます。
ウィレム・デフォー主演の「ハンター」(2011)やショーン・ペンとライアン・ゴズリングが共演した「L.A. ギャング ストーリー」(2013)を経て、2014年に「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」では主人公テミストクレスに抜擢されました。
チャーリー・ビューリー(スタントン・ベイカー役)
チーム1の色男、ベイカーを演じるチャーリー・ビューリーは、1981年生まれのイギリス人俳優。
2010年の映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』のディミトリ役に抜擢された事で注目されます。
2012年の『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPART2』にも出演、その他の出演作に『今日、キミに会えたら』(2011)『ソルジャーズ・アイランド』(2012)があります。
ジョシュア・ヘンリー(ベン・モラン役)
数学の天才、モランを演じるジョシュア・ヘンリーは、1984年9月2日生まれカナダ出身の俳優です。
ブロードウェイを中心に活躍しており、これまでトニー賞ミュージカル部門で、2度ノミネートされています。
これまでの映画出演作に『セックス・アンド・ザ・シティ』(2008)『ニューヨーク物語』(2014)などがあります。
ディアミッド・マルタ(カート・ダッフィー役)
腕利きの調達屋、ダッフイーを演じるのは、アイルランド出身の俳優、ディアミッド・マルタ。
これまでテレビを中心に活躍しており、2013年にジョージ・クルーニーが監督した2013年の作品『ミケランジェロ・プロジェクト』で映画初出演を果たします。
その他の出演映画に『パーフェクト・プラン』(2013)『ドラキュラZERO』(2014)があります。
ディミトリー・レオニダス(ジャクソン・ポーター役)
重火器のエキスパート、ジャクソン・ポーター(通称JP)を演じる、ディミトリー・レオニダスは1987年生まれのイギリス出身の俳優です。
2013年の作品「ミケランジェロ・プロジェクト」で美術品を守る若き兵士役で注目されました。
その他の出演作に映画『センチュリオン』(2010)などがあります。
4.映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』のあらすじ
1995年、紛争末期のサラエボ。
マット率いる5人の“ネイビーシールズ”は、敵の将軍を拉致し、敵に囲まれたら戦車で大暴走と、大胆な戦略を展開し上官のレヴィン少将も手を焼いていました。
そんな中、メンバーの一人が恋に落ちたウェイトレスから、湖に沈んだナチスの金塊・総額3億ドルの話を聞き「それさえあれば、戦争に苦しむ避難民を救うことが出来る」と懇願されます。
タイムリミットはわずか8時間。
敵陣真っただ中にある湖の水深45mの湖底から、重さ27トンの金塊を運び出す為の、彼らのミッションが始まります。
5.映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』の感想と評価
リュック・ベッソンが原案・脚本・製作を担当し、『タイタニック』や『アバター』などジェームズ・キャメロン監督の右腕として活躍し、『イントゥ・ザ・ストーム』で注目されたスティーヴン・クォーレが監督を務め、ネイビーシールズきっての荒くれ者たちの活躍を描いています。
“ネイビーシールズ”の主要メンバー5人に加え、彼らの上官を映画『セッション』の鬼教師役でアカデミー賞助演男優賞に輝いたJ・K・シモンズが演じています。
今回も鬼上司ぶりを発揮しているとの事で、とても楽しみですね。
他にも、金塊奪還作戦のカギを握る女性ララ役を『ブレードランナー2046』のシルヴィア・フークスが演じていおり、水中アクションに挑戦しています。
撮影は、ドイツ、クロアチア、マルタ、フランスと4か国にまたがって行われ、ミッションの舞台となる湖底に眠る水中都市や軍事基地から戦車、戦闘機などを全てリアルさにこだわって、ロケセットや実機で撮影しています。
また、メンバーは皆、実際に元シールズのトレーナーから訓練を受け、地上の何倍もの時間や体力を使う水中の撮影の為に、数週間の特訓をやり遂げました。
チームで一番の色男・チャーリーを演じたスタントン・ベイカーは、インタビューで次のように語っています。
「ダイビングがどれほど危険か知らなかったんだ……笑。最初の3週間でコーチがダイビングのすべてを教えてくれた。僕たちが安全だと感じられるように規則正しく細部にこだわって教えてくれたので助かったよ。最後には僕たち全員が楽しんでダイビングできたんだ!」
出演俳優全員が体を張って撮影に挑んでいた事が分かりますね。
彼ら5人は訓練を通して本物のシールズそのままの深い絆を結び、ハードな撮影を乗り切ったそうです。
CGとは違う、迫力満点のアクションシーンに期待ですね。
まとめ
リーダーのマットを演じたサリバン・ステイプルトンは、この作品に関して次のように語っています。
「この作品はただのアクション映画でも、ただのネイビーシールズ映画でも、ただのラブストーリーでもない、それが全部一緒になった最高な映画だ! ネイビーシールズは最も高潔な方法で人々を助ける。それが伝わってほしいね。それにこの映画には全員の心に残る何かがあるんだ! それが表現できていれば嬉しいね!」
リュック・ベッソンが原案と脚本を担当しているので、アクションだけではなく、「どのような方法で金塊を回収するのか?」というストーリー部分も非常に楽しみです。
荒くれ者5人が、人助けの為に戦う展開や、それぞれに専門分野がある所などは、1980年代にテレビ放送され、2010年にはリメイクされた映画作品が製作された『特攻野郎Aチーム』を思い出します。
参考映像:ジョー・カーナハン監督『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(2010)
陸、海、空で巻き起こる、壮絶な金塊強奪作戦、最強の荒くれ者達は、どのような活躍を見せてくれるのか?
映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』は2018年1月12日より全国公開です。
常識外れの彼らの作戦を、目に焼き付けましょう!