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キングアーサー2017ネタバレ考察!聖剣エクスカリバーは40本存在する?

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

2017年6月17日公開の待望のガイ・リッチー監督の『キング・アーサー』。

ガイ監督ならではのアーサー王伝説の物語を見せてくれるソードアクション・エンターテインメント!

今作の「聖剣エクスカリバー」についてご紹介します。

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1.映画『キング・アーサー』の作品情報

【公開】
2017年(アメリカ・イギリス・オーストラリア)

【原題】
King Arthur: Legend of the Sword

【監督】
ガイ・リッチー

【キャスト】
チャーリー・ハナム、アストリッド・ベルジェ=フリスベ 、ジャイモン・フンスー、エイダン・ギレン、ジュード・ロウ、エリック・バナ

【作品概要】
『スナッチ』、『シャーロック・ホームズ』でおなじみのガイ・リッチーがメガホンを取り、“アーサー王”をモチーフとした痛快アクションエンターテインメント作品。

アーサー役には『パシフィック・リム』で名を馳せたチャーリー・ハナム、宿敵ヴォーディガン役には名優ジュード・ロウを迎え、その他にもアストリッド・ベルジェ=フリスベ やジャイモン・フンスー、エイダン・ギレン、エリック・バナら豪華キャストが集結。

2.聖剣エクスカリバーとは?


(C)2017 WARNER BROS. ENT. INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENT. LLC

聖なる剣エクスカリバー(Excalibur)は、「アーサー王伝説」に登場する、アーサー王がその手に持つとされる剣です。

魔法の力が宿っていると言われ、ブリテン島の真なる統治者の象徴そのもの証。

「アーサー王伝説」に登場し、アーサーが継承者としての血筋を石に刺さった剣を引き抜くことで証明されます。

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3.聖剣エクスカリバーは2本存在する?

中世ロマンスの中でアーサー王を題材にして有名なのが、ロベール・ド・ボロンの詩『メルラン』。

アーサーは石に刺さった剣を引きぬいて王になることになって、石に刺さった剣を引き抜くことは、神により王に任命された真の王であり、ユーサー・ペンドラゴンの正当な継承者となります。

しかし、ボロンの詩にはこの剣の名前は明記されていません。それでも一般的には、この剣が有名なエクスカリバーだ考えられています。

その後に書かれたランスロ=聖杯サイクルの一部『メルラン続伝』では、そのことが明記されますが、やがて、書かれた後期流布本の『メルラン続伝』では、エクスカリバーはアーサーが王になった後に湖の乙女によって与えられるものと記述されます。

マロリーの『アーサー王の死』に、「石に刺さった剣を抜いて王になる」と「湖の乙女から魔法の剣を受ける」という、2つのエピソードを取り入れたことで、その結果生まれた2本の剣をともにエクスカリバーとしたため、混乱することも、しばしばあるようです。

ガイ・リッチー監督の聖剣エクスカリバーの解釈をどのようにしたのでしょう?

まず、石から聖剣を引き抜く場面は、もちろん、登場しています。

アーサーがその聖剣を手に入れた後に、宿敵ヴォーティガンに両親の命を奪われた過去を受けいられない行動見せたり。

あるいは、ヴォーティガンとの宿命の戦いで大切な仲間たちを戦い失った時、まだ、精神的に弱かった(王として幼い)アーサーは、一旦は聖剣を川に投げ捨てしまいます

しかし、その状況から逃げ出したアーサーが、森を駆け抜けて泥沼に倒れてしまうと、泥の中から精霊の美しい手が現れ引き込まれていきます。

そして泉の水中で精霊に導かれるように燃え盛る聖剣を託されます。

つまり、ガイ監督の新解釈では、聖剣エクスカリバーを引き抜いたものは血統の血筋である証であるとしたものの、アーサーの成長なくしては聖剣を手に入れない様子で、2本ある聖剣エクスカリバーを1本として機能させるよう表現したのです。

また、少し余談にはなりますが、映画『キング・アーサー』の物語には、“仲間を作る”という大きなテーマがあります。

それと同じく、アーサーが成長する影に常に女性の存在があるように思います。

スラムの遊女、禅の魔術師メイジ美しい精霊などの女性によって助けられアーサーは王らしくなっていくのです。

深掘りすると聖剣を使えようになる夜伽ではないでしょうか。何をメタファーにしているかお分かりですよね?

4.映画『キング・アーサー』には40本のエクスカリバーがあった?

映画『キング・アーサー』では、撮影用にエクスカリバーを作るために8人のスタッフで製作。

聖剣の刃を作る者、彫り物を入れる者、柄を作る者、手持ちを作る者、鞘を作る者これらにレザー職人とクリスタル職人が加わりっています。

また、これらの工程に時間がかかり撮影の4日前に完成。

その撮影用のエクスカリバーの種類は、金属で作られたものが10本、スタント用のゴム製が30本、総数40本が作られたようです。

おそらくは、映画になった時の映像効果の見栄えを考えると、剣のサイズを変えて製作していると考えられます。

例えば、近景と遠景でアーサーが勇ましく見えるように、あるいは動きのスピード感を見せるためには工夫があるはずです。

分りわかりやすいところでは、アーサーが激しいソードアクションをする場面と、宿敵ヴォーティガンに向かい聖剣を石畳に火花を散らして引きずる場面のエクスカリバーは、あなたにも違いはわかるはすですよ。

映画をご覧になる際は、聖剣エクスカリバーにも注目してくださいね。

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5.まとめ

2017年6月17日公開されました待望のガイ・リッチー監督の『キング・アーサー』。

ガイ監督ならではの新解釈でアーサー王伝説の物語を見せてくれるソードアクション・エンターテインメント!

今回は「聖剣エクスカリバー」についてご紹介しました。

こんなところに注目して、ぜひ、劇場でご覧くださいね、お見逃しなく!

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