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【ネタバレ】オーシャン・シールズ 海軍極秘作戦|あらすじ感想と結末の評価レビュー。オランダ海軍協力でリアリティあふれる映像のミリタリーアクション

  • Writer :
  • 秋國まゆ

オランダ海軍協力のもとリアルな映像で描いたミリタリーアクション!

ボビー・ブールマンスが監督を務めた、2024年製作のオランダのミリタリーアクション映画『オーシャン・シールズ 海軍極秘作戦』。

カリブ海に浮かぶオランダ領の島々が突如、隣国の独裁国家ベラグアから攻撃を受けました。

その島に取り残された大使の救出のため、若き海兵隊員たちが命懸けで敵地に潜入。どうにか大使を救出できたものの、脱出は困難を極めました。

敵による追撃や不測の事態が次々と襲い掛かってきて、極限状態まで追い込まれた彼らは果たして生還できるのでしょうか。

映画『オーシャン・シールズ 海軍極秘作戦』のネタバレあらすじと作品解説をご紹介いたします。

映画『オーシャン・シールズ 海軍極秘作戦』の作品情報


(C)2024 STORY TELLERS FILM&TV

【公開】
2025年(オランダ映画)

【脚本】
フィリップ・デルマー、ルーカス・デ・ワールト

【監督】
ボビー・ブールマンス

【キャスト】
タリク・ヤンセン、オルタール・ブリント、ハイス・ブロム、ハイス・ショールテン・バン・アシャット、レイモント・ティリ、フェジャ・ファン・フェット

【作品概要】
『ハイ・フライヤーズ』(2020)のボビー・ブールマンスが監督を務めた、オランダのミリタリーアクションの本作は、「未体験ゾーンの映画たち2025」(2025年1月3日~、ヒューマントラストシネマ渋谷)上映作品です。

ミュージカル『ボディーガード』(2015)のタリク・ヤンセンや、『BOYS ボーイズ』(2020)のハイス・ブロムらが出演しています。

映画『オーシャン・シールズ 海軍極秘作戦』のあらすじとネタバレ


(C)2024 STORY TELLERS FILM&TV

カリブ海に浮かぶオランダ領の島、キュラソー島のマンボ・ビーチ。父親と一緒に海水浴に来ていた少年ケニーが不審な船を発見。

近くにいたライフセーバーの男から望遠鏡を借りてよく見ると、隣国の独裁国家ベラグアの旗があることに気づきます。

その直後、キュラソー島はベラグア艦からの砲撃を受け、数名が死亡、大勢の人が負傷しました。

ベラグアは長年、ベネズエラ沖合のカリブ海に浮かぶオランダ領の3つの島アルバ・ボネール・キュラソー(総称はABC諸島)を自国領だと主張してきましたが、武力行使がないまま、ABC諸島との関係は悪化の一途をたどってきました。

1月にベラグアのクルス大統領は、オランダ統治を違法だと宣言。ベラグア軍はキュラソー島を手中に収め、占領しました。

一方、カリブ海2000キロ沖では、オランダ海軍哨戒艦「フローニンゲン」がある任務に当たっていました。

フローニンゲンのブリッジからリブボートで出動させた、武器を携帯した隊員たちと、ヘリで監視・追跡を行っていた隊員たちとの連携プレイにより、任務であった容疑者3人の拿捕と、彼らがボートに乗せていた禁制品のコカインを大量に押収することが出来ました。

しかしその最中、キュラソー島がベラグアから攻撃を受けているとの情報が届き、指揮を執っていたオランダ海軍のスタン・ボット大尉は、ヘリやリブボートに乗っていた隊員たちに任務を中断し、母艦に戻るよう命じます。

そしてその知らせは、中南米のカリブ海に面した小国ベリーズで最終演習を行っていたオランダ海兵隊にも伝えられ、兵舎まで撤収することになりました。

しかし彼らが戻ろうとしていた、アルバ島サヴァネータにあるオランダ海兵隊兵舎もベラグアからの攻撃を受け、銃撃戦の最中でした。

海兵隊の訓練生ジャックとノア、アンディが先にフローニンゲンに到着。するとアンディの弟ユッツェル准尉から、マンボ・ビーチのライフセーバーをしていた父がベラグアからの攻撃で負傷し入院したとの知らせが。

アンディは、先の最終演習の最後、高所恐怖症のため崖をロープを使って降りることができず脱落したからといって、離艦して父のもとに駆けつけたいとボットに直訴します。

しかし当然、ボットから「“脱落”だなんて冒険ごっこをしているつもりか?兵士なら兵士らしく行動しろ」と叱られ、離艦の許可はおりませんでした。

だからといって、アンディたちに下った指示は黙って待機していろということだけ。キュラソー島と兵舎がベラグアに攻撃されたことしか情報も入ってきません。

その頃兵舎では、ジョン・ブラウアー少佐やダニエル・マルティナら4人の海兵隊員が、敵の攻撃を掻い潜りながら、弾薬と銃を手に入れるべく奔走していました。

何とか車で武器庫に辿り着いたブラウアーたちは、そこにいた仲間たちと合流。防弾チョッキと銃を手に入れました。

そこにいた隊員の1人から、ブラウアーはあることを聞きます。他の仲間数名が監視する独房棟にいる囚人は、ベラグアにとって重要な人物だと。

銃の装填が完了し、ブラウアーたちは武器庫から出発。ドローンを使って敵のいる位置を確認した上で、反撃しながら独房棟に向かって前進していきます。

そしてブラウアーたちは目的の囚人、ベラグアの元諜報部長である外交官ヘクトル・ラガルトと対面しました。

アルバ島の新しい総領事であるラガルトは、麻薬密売の容疑でアメリカに指名手配されていたのです。なので、ラガルトを空港で逮捕したものの抵抗したため、彼の身柄はオランダ海兵隊に引き渡されたと言います。

しかしこれは外交特権を無視した逮捕だったため、激怒したクルスは、彼の拘束を攻撃の口実にしているのです。

オランダのデン・ハーグ、防衛作戦センター。現地が陥落する前にラガルトを移送するべきか、外交的な解決方法がないか探すべきだと、意見が分かれるオランダ政府と軍上層部。


(C)2024 STORY TELLERS FILM&TV

それを知る由もないブラウアーたちは、ラガルトを連れて、独房棟から教会に移動。ラガルトの姿を見たベラグア軍は、攻撃の手を止めます。

ベラグアにあるオランダ大使館。オランダ政府から、何があっても大使館から動くなと言われたオランダ大使のマウリッツ・カーンでしたが、迫りくる危機的状況にいてもたってもいられず、女性補佐官と一緒に清掃車に乗って大使館から脱出。空港に向かいます。

しかしその空港、サンタ・マルタ国際空港にもベラグア軍の手が及んでいて………。カーンが大使館にいないと知ったオランダ政府は、ボットに「ベラグアで大使が逃亡した」と通達。

ボットは旧友であるブラウアーに連絡し、「あと4分でヘリが着くから準備しておけ」と言いました。

ここを離れるわけにはいかないボットは、大使の救出任務を、危機に陥っている彼らのもとへヘリを飛ばす口実にしたのです。政府は何もしてくれないから……。

ブラウアーたちは攻撃してくる敵に応戦しつつ、ヘリの発着場へ急行。しかし、あまりにも敵の攻撃が凄まじいため、ヘリは着陸することはできません。

ヘリでの脱出を諦め、リブボートで脱出するマルティナたち。しかしここまでの道中で、敵の猛攻によりブラウアーと隊員1人が射殺されてしまいました。

ヘリからの無線で兵舎勢の状況を知ったボットは、旧友を救えなかった悔しさと悲しみで呆然とします。

そんなボットに、彼の部下であるユッツェルはあることを提案します。カーンの救出任務に、兄たち訓練生を動員できないかと。

以下、『オーシャン・シールズ 海軍極秘作戦』ネタバレ・結末の記載がございます。『オーシャン・シールズ 海軍極秘作戦』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2024 STORY TELLERS FILM&TV

ボットはジャック・ノア・アンディを呼び出し、カーンが逃亡中で危機的状況にあることをまず告げます。そしてジャックとノアに、敵地に潜入しカーンを救出するという隠密作戦を任せました。

アンディはただ、ボットたちと一緒に司令部で2人の様子を見守ることしかできません。

ジャックとノアを乗せたヘリは、ベラグア・ヌーロクストにあるゴルフ倶楽部に着陸。2人は、そこにいるカーンと女性大使館員を救出してヘリに乗せました。

同時刻。マルティナたち4人とラガルトをのせたリブボートが母艦に到着。あとは母艦に戻るだけ、簡単な任務。そう思っていた矢先、10時の方向から敵軍の攻撃を受け、ヘリのエンジンが故障し油圧が低下。

全システムの再起動を試みるも、システム異常を確認。テールローターにも異常が起き、ヘリは黒い煙を上げ旋回しながらジャングルに不時着しました。

フローニンゲンにあるヘリは1機のみ。それを聞いたアンディはたまらず司令部から出て、デッキに出ました。

ユッツェルは兄のあとを追いかけ、「政府が弱腰でいるせいで、大尉はこれ以上何もできない」と言いました。

その時、ふと音が聞こえて兄弟そろって夕焼けの空を見上げました。飛行するセスナを見て、アンディはあることを思いつきます。

キュラソーの遊覧飛行士であるユッツェルの妻イサに頼んで、自分をベラグアまで連れて行ってくれれば、皆を救出しに行けると。

そこへボットが来て兄弟の話を聞き、アンディの作戦を承認します。ユッツェルの説得により、イサも初対面の義兄を独裁国家まで連れていくことを了承しました。

その日の夜。ボットはこの作戦をオランダ政府に知られないように、部下たちにフローニンゲンを消灯し密航するよう命じます。

そして準備を終えたアンディに、ユッツェルがヘリ用の追跡装置と、GPS電話を渡してこの極秘作戦について最終確認を行いました。

まず精鋭部隊がキュラソーまで案内してくれること。現場についたらGPS電話で報告すること。一行を見つけて生きていたら、浜辺まで連れてくること。

ボットは「我々は沖合で待機するが、敵に見つかったら撤退する」と忠告し、アンディを送り出します。

キュラソーまであと1.6キロ。アンディはここでリブボートから降りて、泳いでキュラソーへ向かいました。

キュラソーに到着したアンディは、イサと無事合流。イサが操縦するセスナに乗り、ベラグアに向かいます。

翌朝、セスナ機はヘリの墜落地点の真上に到着。飛び降りるのが怖い気持ちを押し殺しながら、アンディはイサの合図でパラシュート降下しました。

無事現地に到着したアンディは、ジャングルの中を進みながら、GPS電話を使ってユッツェルに「ヘリを見つけた。パイロット2人と大使館員が死んでた」「ノアとジャックと大使は多分生きていると思うけど、まだ見つからない」と報告。

何時間もジャングルの中を歩き続けたアンディと、ノアたち。少し開けた場所で、ようやく4人は合流することが出来ました。

何時間も歩かせられたと思いきや、海兵隊の訓練生が助けに来たなんてとぶつくさと文句を言いながら、カーンは「東風が吹いているからあっちが浜辺だ」と言って、浜辺がある方を指さしました。

3人はカーンの態度にイラつきながらも、地図で見たら彼が言う方角が正しかったようで、彼の言葉に従って歩き始めました。

その日の夜。アンディたち3人は交代で周辺を見回りに行き、カーンのためにも自分たちのためにも休息をとりました。

タイムリミットが刻一刻と近づく中、アンディたちのもとにベラグア兵が4人接近。しかも熟睡しているカーンの寝言のせいで居場所がバレてしまったのです。

ノアの先制攻撃により始まった銃撃戦。銃声を聞いて起きたアンディも、ノアに加勢します。銃撃戦の末、ベラグア兵たちを倒したアンディたちは急いで浜辺へと向かいました。

しかしタイムリミットである夜明けを過ぎてしまったため、4人が浜辺に到着した時には、フローニンゲンは沖合から撤退していたのです。

銃撃戦の最中にノアがGPS電話を落としてしまったため、母艦への連絡手段もなく、途方に暮れる4人。

そこへ、浜辺にいた島民たちを迎えに来たボートが登場。カーンがボートの男に交渉し、4人もなんとか乗せてもらえることに。

しかし満員のところを無理に乗せてもらったせいか、ボートのエンジンが途中で止まり、ボートに海水が入り沈みそうになってしまうのです。

マズいと思った4人は、パニック状態に陥った島民たちを落ち着かせながら、ボートの中に入った海水を出したり、エンジンを直そうとしたりと奮闘します。

しかし島民の男たちの喧嘩の仲裁に入ったアンディは、男の肘が顔に当たってボートから投げ出されてしまったのです。ノアはすかさず海に飛び込み、アンディを助けに行きます。


(C)2024 STORY TELLERS FILM&TV

と、そこへ、オランダ海軍の潜水艦「ドルフェイン」が浮上。アンディたちは、ボートが沈み救命胴衣でどうにか海に沈まずにすんでいた島民たちと一緒に、ドルフェインに助けを求めました。

無事救助されたアンディたちと島民たち。そのドルフェインには、ユッツェルが乗っていました。

実はベラグアの沖合から少し離れたところで、フローニンゲンにドルフェインから連絡が。ボットたちの目的を知りたいというドルフェイン側に、ユッツェルが話をしてくれたのです。

その後、アンディたちを乗せたドルフェインは、海兵隊基地があるキュラソー島に到着。カーンは彼らと目配せしながら、迎えの車に乗っていきました。

そしてアンディたちは、ボットと合流。彼から、反政府軍がクルスを失脚させ、アメリカもラガルトの身柄引き渡しと引き換えにそれに協力したことを聞かされます。

クルスはラガルトを手放した時点で負けを認めたのか、国外逃亡したと言います。

ユッツェルが、裏から手を回してくれたのかとボットに尋ねます。ボットは「情報は集めるが介入はしない」と言い、彼に向かってウインクしました。

その日の夕方。アンディは傷の手当てを終えたノアたちを連れて、父がいる病院へ。病室の前には、彼が来ることを知っていたかのように、ユッツェルが待っていました。

アンディは弟と一緒に、父のもとへ。彼の付き添いで来たノアとジャックは、病院のテレビに映るオランダ首相に向かって「くだらない」といいました。

結局、事態を知ったところで何もせず、クルスと電話会談すると決断するも既に国外逃亡した後だったためできなかったオランダ首相。

記者会見の場では、「忍耐は報われるものです。私たちは互いに協力し、アメリカの同志やベラグア政府とも力を合わせ、無事に解決できることを証明しました」と言っていました。

後日。アンディはキュラソーに残って父の仕事を手伝うことに決め、隊の方は素質のある弟(今回の任務で昇進した)に任せると2人にいいました。

ジャックは兵舎に残り、ノアは海兵隊初の女性隊員に。3人はそれぞれの道を歩いていくのでした。

映画『オーシャン・シールズ 海軍極秘作戦』の感想と評価


(C)2024 STORY TELLERS FILM&TV

海兵隊の最終演習では、高所恐怖症のため惜しくも脱落してしまった主人公のアンディ。ですが仲間を救うために、彼は覚悟を決めて義妹の操縦するセスナに搭乗。パラシュート降下しました。

ヘリが墜落したのはジャングルの中。しかもアンディも、ノアたちもずっと動き回っているから、果たして再会できるのかとハラハラドキドキします。

やっと4人が合流できて、さてあとは浜辺に向かうだけと安堵したのも束の間。彼らを探していたベラグア兵に見つかってしまい、そのせいでボットたちと合流できませんでした。

カーンの説得によって、運よく島を出るボートに乗ることができたアンディたちにまたしても災難が……。このアンディたちの運命を左右する場面の数々に、視聴者も一喜一憂します。

結局何もしない・できなかったオランダ政府はさておき、アンディたちをバックアップするユッツェルやボットの活躍も本作の見どころの一つ

ユッツェルは兄のために、妻や潜水艦ドルフェインに協力を仰いでくれました。ボットはアンディの案を承認し極秘作戦を立ててくれただけでなく、名言こそしなかったものの、裏から手を回してアメリカの協力を仰いでくれました。

彼らがいてくれたおかげで、アンディたちは無事任務を達成することが出来ました。もう本当、アンディたちみんな格好良いです。

まとめ


(C)2024 STORY TELLERS FILM&TV

大使を救出して母艦に戻るなんて簡単な任務だと思っていたオランダ海兵隊の訓練生たちに襲い掛かる、敵の追撃と不測の事態の数々。絶体絶命のピンチに陥った彼らの運命を描いたハラハラドキドキのミリタリーアクション作品でした。

タリク・ヤンセンが演じる本作の主人公アンディは、筋肉隆々で屈強な見た目に反し、飛び降りるのが怖い高所恐怖症の男。

海兵隊の最終演習では恐怖を克服することはできなかった彼が、苦楽を共にしてきた仲間のために、覚悟を決めてセスナからのパラシュート降下を実行した姿は、思わずおおっと歓声をあげたくなります。

一方、アルバ島でのオランダ海兵隊vsベラグア軍の戦い。弾薬庫・武器庫・教会、そしてヘリの発着場までの道中、敵軍の攻撃にさらされ続けてきたブラウアーたちの奮闘が、100%報われることがなかったのは本当に悲しいです。

なかでも衝撃的だったのは、レイモンド・ティリが演じるブラウアーが、脱出用のヘリがなかなか上陸しないどころか離れてしまった時の絶望した姿

視聴者にもその絶望感が伝わってくるレイモンド・ティリの迫真の演技、世界最高峰の防空力を誇るオランダ海軍が全面協力した最前線のミリタリー・アクション映像を、ぜひ一度ご鑑賞ください




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