2026年11月13日(金)より映画『アフターバーン 世紀末の秘宝』は全国公開!
文明が崩壊した世界で、名画「モナ・リザ」の奪還に挑むトレジャーハンターの姿を描いたノンストップ・アクションアドベンチャー『アフターバーン 世紀末の秘宝』。
『デイ・シフト』など数々のアクション名作を支えてきたJ・J・ペリー監督が手がけた本作。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のデイブ・バウティスタを迎え、サミュエル・L・ジャクソンら実力派キャストが脇を固める本作は、荒廃した世紀末の世界観と、手に汗握るハイテンポな怒涛のアクションです。
かつての文明の遺産を巡る壮絶な争奪戦が、圧倒的なスケールとスピード感でスクリーンに展開されます。
映画『アフターバーン 世紀末の秘宝』の作品情報

(C)MMXXIV BY FOURTH CHANCE PRODUCTIONS LLC AND THE FEATURE FILM MAKER THREE, A.I.E.
【日本公開】
2026年(アメリカ映画)
【原題】
Afterburn
【監督】
J・J・ペリー
【キャスト】
デイブ・バウティスタ、オルガ・キュリレンコ、クリストファー・ヒビュ、サミュエル・L・ジャクソンほか
【作品概要】
太陽フレアの影響で文明が崩壊したヨーロッパを舞台に「人類最後の秘宝」を巡る戦いを追ったアクションストーリー。
原作はスコット・チッドウッドとポール・エンズによるカルト的人気のグラフィックノベル、『デイ・シフト』のJ・J・ペリー監督が作品を手がけました。
主演は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイブ・バウティスタ。ほかに『007 慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコ、テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリストファー・ヒビュ、『アベンジャーズ』シリーズのサミュエル・L・ジャクソンらが共演に名を連ねています。
映画『アフターバーン 世紀末の秘宝』のあらすじ

(C)MMXXIV BY FOURTH CHANCE PRODUCTIONS LLC AND THE FEATURE FILM MAKER THREE, A.I.E.
巨大な太陽フレアの影響ですべての電子機器が破壊され、文明が崩壊した世界。
ヨーロッパでは国家の枠組みが失われ無法地帯となり、各地では独裁者たちが覇権を争い激しい戦いが繰り広げられていました。
そんな中で「失われたものを必ず見つける男」と称されるトレジャーハンターのジェイクのもとに、イングランドの支配者オーガストから危険な依頼が舞い込みます。
その依頼は、暴君ヴォルコフ統治下のフランスに潜入、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」を探し出すこと。
無法者がはびこる死の地に潜入したジェイクは、苦難の末に「モナ・リザ」にたどり着きますが、そこには隠された驚くべき秘密が……。
映画『アフターバーン 世紀末の秘宝』の感想と評価

(C)MMXXIV BY FOURTH CHANCE PRODUCTIONS LLC AND THE FEATURE FILM MAKER THREE, A.I.E.
世紀末の様相の裏に描かれた「現代の争い」
巨大な太陽フレアによって文明が崩壊したヨーロッパ。失われた名画《モナ・リザ》を巡り、トレジャーハンターのジェイクが危険な旅に挑む。
本作は設定だけを見れば、いかにも魅力的なポストアポカリプス作品です。実際、本作には『マッドマックス』(1979)や『北斗の拳』を連想させる世紀末的なビジュアルが並び、銃撃戦やカーチェイスも数多く用意されています。
しかしエンターテインメントとして見ると、本作は極めてオーソドックスな作品。アクション映画史に残るような斬新な演出があるわけではなく、宝探し映画としても、そこまでのインパクトがあるという感じでもありません。
それでも本作が妙に記憶に残るのは「フランスに悪役がいる」という点に、強い引っ掛かりを残すからです。

(C)MMXXIV BY FOURTH CHANCE PRODUCTIONS LLC AND THE FEATURE FILM MAKER THREE, A.I.E.
本作のフランス描写は露骨です。
暴君が支配する危険地帯として描かれ、悪役は革ジャンの奥にちらっと見えるボーダーシャツ、というステレオタイプな姿。さらに戦闘員はパルクールを駆使して現れ、その姿はリュック・ベッソン作品を思わせるフランス製アクションのパロディにも見えます。
もちろん映画としては冗談半分の演出でしょう。しかし興味深いのは、現在の国際情勢と重ねた時にまったく違う見え方をすることです。
近年のヨーロッパでは安全保障を巡る議論が活発化し、フランスは軍事・外交の両面で存在感を強めています。その現実が存在する中で、アメリカ映画がフランスを独裁国家として描くことには偶然以上の面白さがあります。
さらに物語は、歴史的な英仏対立を下敷きにしたような構図になっています。依頼人側はイングランド、敵対勢力はフランス。そしてアメリカはその中心にはいない。
代わりにサミュエル・L・ジャクソン演じるオーガストが舞台裏から全体を動かしている。まるで英仏の争いをアメリカが一歩引いた場所から眺めているような構図です。
本作が本当にそこまで意図しているのかは明らかではありませんが、少なくとも観客にそうした解釈を許すだけの時事性を持っていることは確かでしょう。
まとめ

(C)MMXXIV BY FOURTH CHANCE PRODUCTIONS LLC AND THE FEATURE FILM MAKER THREE, A.I.E.
本作はアクション映画として見れば決して傑作ではないかもしれません。文明崩壊後の世界観も、トレジャーハントの展開も既視感があります。それでも本作には妙な魅力があります。
太陽フレアによって携帯電話やネットワークが失われた世界は「進歩の喪失」を象徴。
舞台となるヨーロッパもまた、未来ではなく過去へと後退したかのように描かれています。そこには単なる終末世界のスリルだけでなく、現代文明に対する皮肉も感じられます。
そして何より印象に残るのは「フランス」という国の扱いです。本作は意図的か無意識かは別として「今の時代だからこそ成立するフランス悪役映画」になっています。だからこそ本作は、アクションシーンよりも、その背後にある国際政治や国家イメージの描かれ方の方が興味深い。
凡庸なエンターテインメント作品でありながら、そこには時代の空気を思わぬ形で映し出してくるという印象が強く見えてくるでしょう。
2026年11月13日(金)より映画『アフターバーン 世紀末の秘宝』は全国公開!




































