「スター・ウォーズ」シリーズの最高傑作と言われているのは、あなたもご存知の『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』。
今回は「エピソード5」のあらすじと、作品の世界観にインスパイアされた、彫刻家・浅野健一が木彫制作したダース・ベイダーが見られる展覧会もご紹介します。
CONTENTS
1.映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の作品情報
【公開】
1980年(アメリカ映画)
【監督】
アービン・カーシュナー
【キャスト】
マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、ビリー・ディー・ウィリアムズ、アンソニー・ダニエルズ、デビッド・プラウズ、ピーター・メイヒュー、ケニー・ベイカー、フランク・オズ、アレック・ギネス、ジェレミー・ロック、クライブ・レビル、ケネス・コリーピエット、ジュリアン・グローバー、マイケル・シェアード、マイケル・カルバー、ブルース・ボア、クリストファー・マルコム、デニス・ローソン、リチャード・オールドフィールド、ジェームズ・アール・ジョーンズ
【作品概要】
大ヒットした「スター・ウォーズ」シリーズの第2作。後に製作された新3部作と合わせたシリーズの「エピソード5」となった作品。
反乱軍が帝国軍のデス・スターを破壊してから3年。帝国軍も猛反撃を開始します。
極寒の惑星ホスでは反乱軍が新たな秘密基地を築いて向かい打とうと、その時をうかがっていました。
しかし、帝国軍の攻撃によりホスにある秘密基地からも撤退を余儀なくされしまった反乱軍は窮地に立たされます。
そんな中、ルーク・スカイウォーカーは、新たにフォースの修行を積むために、惑星ダゴバにいるジェダイ・マスター、ヨーダを訪ねます。
一方、ホスからうまく逃げ延びたハン・ソロとレイア姫。かつての仲間を頼ろうとソロは雲の惑星ベスピンに向かいます。
しかし、一行は仲間だったランドの裏切りによってダース・ベイダーに捕らえられてしまう。
ルークは仲間の危機を知る救出へと向かい、宿敵ダース・ベイダーと対決するが…。
2.ダース・ベイダーを木彫にする彫刻家の浅野健一とは?
2006年に愛知県立芸術大学を卒業後、仏像修復の仕事に携わりながらからくり人形を研究。
日本の古典彫刻に触れる傍ら、幼少時から愛好していた漫画やゲームの影響から古典技法で遊ぶをコンセプトに活動。
現在、伝統技法と古典技法を用いて、新しいモチーフとテーマで新世代の伝統的かつ斬新な作品づくりを追求している。
2015年円空賞 最年少受賞。
3.浅野健一の彫刻関連の映像まとめ
「力人」
浅野健一は、日本伝統芸能にある“憑依”や“一体化”をテーマにおき、木彫にポップカルチャーを融合させました。
その日本古来の技法を大切にしながら現代アートの世界を自身に引き寄せた“技”は多くの人を魅了しているようです。
その原点とも言えるのが、浅野が生まれ育った尾張地域では、江戸時代からカラクリ人形師を多く輩出した場所。
その職人の技が継承されてきことについて、浅野健一はこのように述べています。
「球体関節を使い、ひもで操るカラクリの技を学び、彼の作品は動く木彫ヘと進化していく。その後もモーターでカラクリを動かす茶運び人形の「電波式」から、小型カメラを内蔵し視覚的にー体化する感覚が味わえる「武神一号機」ヘと、果敢に現代のテクノロジーを木彫に取り入れていく。(浅野健一公式HP)」
この淺野の柔軟な発想とキッチュな独創性が、これからの日本伝統芸能の持つ感性を膨張させてくれるはずです。
「JAPANEXPO2016 – KENICHI ASANO –」
浅野健一がマークデザインを担当した『国宝・彦根城築城410年祭 プロモーションムービー「彦根に集え!」
』
4.これが木彫で完成させたダース・ベイダーだ⁉︎
暗黒の後光を背負うダース・ベイダーがデス・スターに鎮座している⁉︎
実際に木彫にほどこしたアート作品!
木彫になっても凛々しいダース・ベイダー卿!
タイ・アドバンストは木彫になっても大きいぞ!
ダース・ベイダーの戦いの歴史を象徴するスター・デストロイヤー、タイ・アドバンスト、デス・スターをベースに瞑想ルームのダース・ベイダーを表現した構想から約2年の歳月をかけた高さ1.8メートルにも及ぶ大作。(価格1,000万円〈税別〉)
同時に木彫作品「ORIAI−Dealing with Fate」の複製原画も限定50枚で展示販売。
実際に木彫ダース・ベイダーを見てみたい人は⁉︎
【イベント情報】
「STAR WARS 40th Anniversary in DAIKANYAMA TSUTAYABOOKS」代官山蔦屋書店
【期間】
2017年5月4日(木)~6月8日(木)
【場所】
代官山蔦屋書店1号館 2階 映像フロア
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町16-15
【発売元】
株式会社レッグス
【お問合せ先】
株式会社 トーキョー・ダブ・エージェント 代表取締役社長 高木 一芳
TEL:03-6886-3684 Email:info@dub-gallery.jp
まとめ
スター・ウォーズのフィギアなどにした玩具は、多く見かけることがありますね。
しかし、本格的に仏像修復の古典彫刻を学んだ作家が挑んだダース・ベイダーの彫刻は、完成度に驚きとともにユーモアにも満ちた作品です。
現在開催中の若手彫刻家浅野健一の展覧会は、6月8日(木)まで、東京にある代官山蔦屋書店1号館の2階映像フロアにて展示。
ぜひ、浅野健一の制作したオブジェを見に足を運び、シリーズ最高傑作と言われる「エピソード5」の作品を、今一度、鑑賞してみることもお薦めいたします!