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Entry 2018/12/19
Update

映画『ヒトラーVS.ピカソ』ドキュメンタリー作品のあらすじ。 ナチスに奪われた美術品の行方は?

  • Writer :
  • 中村綾子

ナチスに弾圧され奪われた美術品と、それに関わる人々の運命に迫る名画ミステリー『HITLER VERSUS PICASSO AND THE OTHERS』(英題)。

邦題を『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』として、2019年4月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで全国公開することが決定しました!


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ナチス・ドイツによる美術史上最悪の略奪と、美術品の奪還を巡る相続人たちの粘り強い戦いを追ったドキュメンタリー『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』

解禁されたティザービジュアルの紹介と、映画の内容についてご紹介します。

映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』のティザービジュアル解禁

今回解禁されたビジュアルは、ヒトラーの横顔でありながら、シュルレアリスムの時代のピカソの作品の様なタッチでも描かれています。

“だれも知らない闇の美術史”とあるように、ヒトラーの髪は真っ黒に染まっていて、まさに闇のようです。

ヒトラーが何を考えていたのか全く分からないことが、このポスターで見てとれるような気がします。

また、ヒトラーが見ているその先には、何が見えているのか…。そちらも気になりますね。

映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』とは

アドルフ・ヒトラーがドイツの首相に就任した1933年から彼が自殺する1945年までの12年間。

ナチス・ドイツがヨーロッパ各地で略奪した芸術品の総数は約60万点にのぼると言われています。

しかし、戦後70年以上経った今でも10万点が行方不明となっています。

なぜ、ナチス・ドイツは、いやヒトラーは、美術品略奪に執着したのでしょうか?

本作品は欧米で活躍する歴史家や、美術研究家を始め、略奪された美術品の相続人や奪還運動に携わる関係者の証言を元にして、ヒトラーの思想の背景と略奪された美術品が辿った闇の美術史に迫るドキュメンタリーです。

日本語の字幕監修は、大ベストセラー「怖い絵」シリーズ著者であり、68万人を動員した「怖い絵展」監修も務めた作家・ドイツ文学者の中野京子さんが担当しています。

監督はクラウディオ・ポリ。

イタリアが誇る名優トニ・セルヴィッロがナレーションを務めます。

映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』作品情報

【公開】
2019年(イタリア・フランス・ドイツ合作映画)

【原題】
HITLER VERSUS PICASSO AND THE OTHERS(英題)

【原案】
ディディ・ニョッキ

【監督】
クラウディオ・ポリ

【キャスト(ナレーション)】
トニ・セルヴィッロ

【作品概要】
ナチス・ドイツによる美術史上最悪の略奪と、今なお続く美術品の奪還を巡る相続人たちの粘り強い戦いに迫ったドキュメンタリーです。

『グレート・ビューティ・追憶のローマ』や『修道士は沈黙する』など、イタリアが誇る名優トニ・セルヴィッロがナレーションを務めます。

日本語の字幕監修は、大ベストセラー「怖い絵」シリーズ著者でもあり、68万人を動員した「怖い絵展」監修も務めた作家・ドイツ文学者の中野京子さんが担当しています。

監督は、クラウディオ・ポリ。

映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』あらすじ

1933年、ナチス・ドイツはふたつの手段で芸術を支配しました。

ひとつはピカソ、ゴッホ、ゴーギャン、シャガール、クレーらの傑作に「退廃芸術」の烙印を押してそれらの絵画をおとしめていき、その一方で、純粋なアーリア人による写実的で古典主義的な作品を擁護しました。

その年、ドイツの首相となったのはアドルフ・ヒトラー。

彼は青年時代に画家志望だったこともあり、自分の故郷近くのリンツに“総統美術館”を建設する野望を抱きました。

ヒトラーは、彼の右腕的存在のゲーリング国家元帥や自分の息のかかった画商を通じて、ユダヤ人富裕層が所有する古典美術の名品を次々と没収していきました。

オランダ、フランスなど周辺国を占領するとその勢いと大胆さは加速し、かのルーブル美術館やパリ在住のユダヤ人美術収集家から問答無用で憧れの名品や価値ある退廃美術の略奪を繰り返していきました。

まとめ

パブロ・ピカソは次のような言葉を残しています。

「アパートの壁を飾るために絵を描くのではない。絵は敵に対する盾にも矛にもなる、戦うための手段だ」

ピカソが言ったように、多くの名画を戦いの手段として過去の富裕層たちはナチス・ドイツと戦ったのかもしれません。

しかし、その多くは略奪され、一部はまだ闇の奥深くに眠ったままです。

ヒトラーの絵画に対する思いが、どこでどう誤ったのか誰も知るところではありません。

いえ、考えが誤ったのではないかもしれませんが、賛同されなかったのは事実です。

だから今なお“闇の美術史”として多くの美術研究家や歴史家がその謎を暴こうとしているのだと思います。

この作品でその“闇”に触れることで、今までより美術品に対する見方が変わるかもしれませんね。

映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』は2019年4月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで全国ロードショー!

ぜひ、お見逃しなく!

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