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映画『きみの鳥はうたえる』柄本佑×石橋静河×染谷将太の演技力が見られる予告編解禁

  • Writer :
  • かりごめあき

再評価の波が続く佐藤泰志の初期最高傑作『きみの鳥はうたえる』がついに映画化

8月25日(土)函館シネマアイリス先行公開

9月1日(土)新宿武蔵野館、渋谷ユーロスペースほかロードショーされ、以降全国順次公開です。

この度、メインビジュアルと本予告編が解禁されました。


© HAKODATE CINEMA IRIS

映画『きみの鳥はうたえる』のメインビジュアル解禁


© HAKODATE CINEMA IRIS

解禁された本ビジュアルは、ティザービジュアルの夜のクラブでのシーンから一転、函館の柔らかい光に包まれ、何かを決意したような3人それぞれの表情を捉えたビジュアルになっています。

「この夏が、いつまでも続くような気がした」というコピーも添えられ、この3人がどのようにひと夏を過ごし、終わりをむかえることになるのでしょう

映画のラストシーンがとても気になりますね。

映画『きみの鳥はうたえる』の本予告編解禁

本ビジュアルと同時に本予告編も解禁されました。

映像は、柄本佑演じる「僕」と石橋静河演じる佐知子が、親密に肌を寄せて微笑みあい、キスをするシーンから始まっています。

そんななか、「僕」と同居している、染谷将太演じる静雄がちょうど帰ってきてしまい、二人の様子をうかかがいつつ、そっとドアを閉める姿も映し出されています。

一緒になった「僕」と佐知子に、静雄も加わり、「僕たち3人はいつも一緒にいた」という字幕が示すように、夜通し酒を飲み、踊り、笑いあう3人の楽し気に過ごす日々が描かれています。

続くシーンでは、萩原聖人演じる本屋の店長が、二日酔いで出勤する「僕」をいさめる姿が。

次に、渡辺真紀子演じる静雄の母親が、静雄に「飲みすぎだよ」と心配される姿を映し出します。

さらには佐知子が「若さってなくなっちゃうものなのかな?」と同僚らしき女性に話す台詞がかぶさり、3人の楽しかった日々がいつか終わる予感を暗示させるものとなっています。

そして、部屋で思い悩む佐知子の姿。

最後に、今まで見せなかった真剣な表情で「佐知子!」と叫ぶ「僕」の姿をとらえて予告編は終わっています。

若手演技派俳優として知られる、柄本佑、石橋静河、染谷将太。

その表情の豊かさ、彼らしかない持ち得ていない魅力、何より演じる力を短い予告編の中でも感じずに入られません。

今、旬の演技派俳優を見たいのであれば、本作品『きみの鳥はうたえる』は2018年に見逃せない作品です。

映画『きみの鳥はうたえる』の作品情報


© HAKODATE CINEMA IRIS

【公開】
2018年公開(日本映画)

【原作】
佐藤泰志『きみの鳥はうたえる』(河出文庫)

【脚本・監督】
三宅唱

【キャスト】
柄本佑、石橋静河、染谷将太、足立智充、山本亜依、柴田貴哉、水間ロン、OMSB、Hi’Spec、渡辺真起子、萩原聖人

【概要】
原作佐藤泰志の同名の小説の映画化。演出を務めるのは『Playback』『密使と番人』などで知られる三宅唱監督。

主人公「僕」役を柄本佑が演じ、その友人役を若手実力派俳優の染谷将太、2人の男性の間を揺れる女性役を石橋静河が演じています。

映画『きみの鳥はうたえる』のあらすじ


© HAKODATE CINEMA IRIS

函館郊外の書店で働く「僕」(柄本佑)は、失業中の静雄(染谷将太)と小さなアパートで共同生活を送っていました。

静雄には離れて暮らす酒飲みの母・直子(渡辺真起子)と、困ると金を無心にいく兄がいます。

ある日、「僕」は同じ書店で働く佐知子(石橋静河)とふとしたきっかけで関係をもちます。


© HAKODATE CINEMA IRIS

佐知子は、店長の島田(萩原聖人)とも抜き差しならない関係にあるようでしたが、その日から毎晩のように「僕」のアパートへ遊びに来るようになりました。

こうして、「僕」、佐知子、静雄の気ままな生活が始まり、夏の間3人は、毎晩のように酒を飲み、クラブへ出かけました。

佐知子と恋人同士のようにふるまいながら、お互いを束縛せず、静雄とふたりで出かけることを勧める「僕」。

そして、静雄のもとには、母が倒れ入院したという知らせが届きます。

佐知子も島田との関係を清算し、新たな生活を始めようとしていました。

夏が終わろうとしている頃、3人の幸福な日々も終わりの気配を見せますが…。


© HAKODATE CINEMA IRIS

まとめ


© HAKODATE CINEMA IRIS

映画『きみの鳥はうたえる』のメインビジュアルと本予告編が解禁されました。

本作は、函館出身の小説家、佐藤泰志の初期最高傑作と呼ばれる同名小説の映画化です。

佐藤泰志の小説は、『海炭市叙景』(2010)、『そこのみにて光輝く』(2014)、『オーバー・フェンス』(2016)と代表作が次々に映画化され、選集や評伝も出版されるなど、改めて再評価の波が続いています

新鋭監督の三宅唱と、若手演技派俳優の柄本佑、石橋静河、染谷将太がつくりだした、今を生きる私たちのための青春映画。

この3人の俳優たちそれぞれは、本作の演技が各地の映画祭で評価され、演技賞を獲得するのは必至!

要注目の見逃せない作品です。

映画『きみの鳥はうたえる』は、函館シネマアイリスで、8月25日(土)より先行公開

その後、2018年9月1日(土)より新宿武蔵野館、渋谷ユーロスペースほかにて全国順次公開です。


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