2018年7月21日(土)より新宿シネマカリテにて公開のロンドンを舞台に繰り広げられる復讐の物語『アニー・イン・ザ・ターミナル』。
復讐を遂げる美女を、今ハリウッドで注目のマーゴット・ロビーが演じ、時には黒髪の殺し屋となり、時には白衣の天使となって男たちを翻弄していきます。
映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』のキャストやあらすじ、見どころのご紹介です。
CONTENTS
映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』の作品情報
【公開】
2018年(アメリカ・イギリス・ハンガリー・香港合作映画)
【原題】
Terminal
【監督】
ヴォーン・ステイン
【キャスト】
マーゴット・ロビー、サイモン・ペッグ、マイク・マイヤーズ、マックス・アイアンズ・デクスター・フレッチャー
【作品概要】
映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』は、ロンドンを舞台に『ワールド・ウォーZ』の助監督ヴォーン・ステインと、『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・バロン製作による復讐劇。
目的のためならどんな手段も厭わない、史上最高の悪女が極上のリベンジを仕掛けるサスペンス・スリラー作品です。怪しい美貌で男たちを翻弄する主人公アニーは、現在ハリウッドで最も注目されているマーゴット・ロビーが演じています。
ヴォーン・ステインのプロフィール
ヴォーン・ステインは、俳優としても活動しており、短編映画『Yussef Is Complicated』(2015)や『Dark Night』(2006)に出演。
その後は、『ワールド・ウォーZ』(2013)や『美女と野獣』(2017)の助監督を務め、本作『アニー・イン・ザ・ターミナル』が監督としてのデビュー作となります。
デヴィッド・バロンのプロフィール
本作で制作を務めているデヴィッド・バロンは、1980年代にロケーションマネージャーやプロダクションマネージャーとして活動。
1995年の『世にも憂鬱なハムレットたち』で初クレジットされ、1996年には上映時間4時間にも及ぶ超大作映画『ハムレット』の製作を務めました。
その後は『ハリー・ポッター』全8作品のうち6作品、『エージェント・ライアン』(2014)などの製作に携わるなど、現在ではイギリスを代表するプロデューサーのひとりとして名を馳せています。
映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』の主要キャラクター紹介
アニー役/マーゴット・ロビー
アニーは、ダイナーのウエイトレスという他、時には魅惑のポールダンサー、時には白衣の天使など、状況にあわせて七変化する片付け屋です。
自分が狙った獲物は決して逃がさない、金やドラッグ、目的を達成するためなら手段を選ばないという史上最高の悪女。
しかし、そんなアニーにはある壮大な復讐劇が隠されていたのです。
アニー役を演じているのは、ドラマ『PAN AM/パンナム』(2011-2012)のローラ役で注目され、映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)で、ディカプリオ演じるジョーダンの妻ナオミ役を演じ、一躍スターの座を獲得しました。
その後も、数多くの作品に出演し、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)では、アカデミー・ゴールデングローブ共にノミネートされ、今ハリウッドで最も注目されている女優として注目されています。
ビル役/サイモン・ペッグ
ビルは、末期癌を患っており、死の宣告を受けています。
理想の死に方を求め途方に暮れているところでアニーと出会い、彼女に魅了されました。
ビル役を演じているのは、イギリス出身のコメディアンであり俳優。テレビシリーズ『スペード』(1999-2001)で注目され、その後は『M:i:III』(2006)以降シリーズ全作に渡りベンジー・ダン役で出演。
またコメディアンということもあり、映画『宇宙人ポール』(2010)や『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013)などのコメディ映画の脚本を務めたり、アニメ映画で声優を務めたりと幅広く活躍しています。
アルフレッド役/マックス・アイアンズ
アルフレッドは容姿端麗の殺し屋。アニーが働くダイナーをよく訪れますが、実はアニーに好意を抱いています。
もしかしたら、アニーといい関係になるかも…?
アルフレッド役は、イギリスを代表する俳優ジェレミー・アイアンズを父に、アイスランド出身の女優シニード・キューザックを母に持つマックス・アイアンズ。
2004年に『華麗なる恋の舞台で』でデビューし、映画『赤ずきん』(2011)や『ザ・ホスト 美しき侵略者』(2013)などに出演しました。
また、2017年にはロバート・レッドフォード主演の映画『コンドル』(1975)をドラマ化し、マックス・アイアンズが主人公を演じています。
映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』のあらすじ
アニーは、ロンドン地下鉄の終着駅にあるダイナーでウェイトレスとして働いていました。
しかし、アニーにはウェイトレス以外にもうひとつ、街の厄介ごとを密かに始末する裏の顔があったのです。
アニーには目的があり、一見何も関係のないような客たちが彼女がターゲットとしている相手であり、それはこれから起こる復讐劇の始まりでした。
目的を果たすためなら手段は厭わない。それが彼女のやり方。ターゲットに近づくため、キュートなウェイトレスになったり、魅惑のポールダンサーへと七変化します。
ある日、最終列車が出てしまった夜のことです。最終列車も出てしまい、途方に暮れていたビルという元国語教師の男性がダイナーを訪れました。
彼は末期のガンにより、医師から死の宣告を受け自殺を考えていましたが、アニーの怪しげな美しさに魅了されていきます。
このダイナーには、謎の人物から多額の報酬を得ている暗殺者2人が常連客として通っており、雇い主はMr.フランクリンという人物でした。
2人のうちアルフレッドという男はアニーに好意を抱いていますが、もちろんふたりともアニーに裏の顔があることは知りません。
実は、このふたりはアニーのターゲットで、狙いは男たちがMr.フランクリンから受け取る多額の報酬でした。
男たちは、現在依頼されている暗殺を遂行しようとしていましたが、自分たちもアニーに狙われているとは知る由もなかったのです。
果たして、生き残るのはアニーか、それとも2人の暗殺者なのでしょうか…。
映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』の感想と評価
映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』は、壮大なスケールで描きかつ、実力ある俳優たちの迫真の演技に魅了される作品です。
また、アニーは心に深く大きな傷を抱えており、彼女が「表と裏の世界で生きている」と言う表現の枠を超えた生き方が描かれています。
誰もが持つ闇の部分を浮き彫りにしつつ、闇の世界でしか生きられない人の現実に向き合っている作品といえるでしょう。
光の中で生きる人たちには想像もできない闇の世界。そんな展開が観る者を魅了する。『アニー・イン・ザ・ターミナル』とは、そんな作品なのです。
まとめ
いかがでしたか?アニーが抱える闇、そして彼女が遂げようとしているある目的が徐々に明らかになって行きます。
マーゴット・ロビーの妖艶な美しさや華麗な七変化、アニーを初めとする周囲の人物から決して目が離せなくなる『アニー・イン・ザ・ターミナル』。