ナショナル・シアター・ライブ2018の『アマデウス』が、7月6日(金)より、TOHOシネマズ日本橋ほか公開。
モーツァルトに嫉妬心を抱いた宮廷音楽家サリエリは、果たしてモーツァルトを殺したのか?
映画版『アマデウス』をご覧になったファンにとっては、必見で見逃せない舞台版『アマデウス』。
もちろん、映画版をご覧になってない、あなたならなおさら必見の作品です!
CONTENTS
ナショナル・シアター・ライブ2018『アマデウス』とは
衝撃的な内容で映画版はアカデミー賞主要8部門を受賞した映画『アマデウス』。
1985年に制作されたミロス・フォアマン監督の名作は、日本でもご存知の方も多いのではないでしょうか。
舞台『アマデウス』も、1979年に英国ナショナル・シアターで上演されて以降、ブロードウェイでも上演され、トニー賞を含む数々の演劇賞を受賞してきた、こちらも名作になります。
そして、今、本場である英国ナショナル・シアターが再び『アマデウス』を、名優ルシアン・ムサマティやアダム・ギレンらで上演しました。
その際にデイリー・テレグラフ紙は、「完璧なる作品」と絶賛の記事も掲載され多くな話題となりました。
劇中で人間の内面に潜む嫉妬心や虚栄、そして後悔など複雑な心理を見事に表現したサリエリ役のルシアン・ムサマティと、自由奔放で個性的なモーツァルトを見事に演じたアダム・ギレンのインタビューが到着しました。
モーツァルトについて語るアダム・ギレン
おしゃべりな発言で自由自在なモーツァルトは、「お前には俺が理解できない」と、のうのうと言ってのけるジニアスぶり。
アダム・ギレンが演じるモーツァルトは、これはこれで映画版とは違って、とても興味深いですね。
映画版ではトム・ハルスが演じていましたが、アダムの演技の軽妙さは、とても現代的です。
少し浮き足立ったようなステップで動きだし、サリエリを翻弄していく様子は、どこか誰もが持ったイメージのモーツァルトそのものですね。
サリエリについて語るルシアン・ムサマティ
車椅子に座ったアントニオ・サリエリが右手で天を指し、「私の作曲した最後の曲は、モーツァルトモーツァルトの死だ!」と叫んでいますね。
ルシアン・ムサマティ演じるサリエリは、映画版『アマデウス』のキャラクターとは、また一味違って、人間のとしての深みを感じさせる演技になっていますね。
サリエリが欲しくて望んだの名声とは、どのようなものか、本編が気になります。
ナショナル・シアター・ライブ2018『アマデウス』の作品概要
【原題】
Amadeus
【時間】
3時間15分(休憩20分含む)
【上演劇場】
ナショナル・シアター オリヴィエ劇場
【戯曲】
ピーター・シェーファー
【演出】
マイケル・ロングハースト
【キャスト】
ルシアン・ムサマティ、アダム・ギレン
【作品概要】
宮廷楽師のサリエリが若手音楽家モーツァルトの才能に気づいてしまったことによる苦悩を描いたドラマ。
まとめ
映画版『アマデウス』の日本公開時のチラシ
7月6日から公開になるナショナル・シアター・ライブ2018の『アマデウス』。
とうぜん、日本の演劇は必見なのでしょうが、映画版『アマデウス」を知る映画ファンもこれは、要注目の作品ではないでしょうか。
ピーター・シェイファーによる戯曲を、映画版では『カッコーの巣の上で』などのプロデューサーであるソウル・ゼインツと、ミロス・フォアマン監督によって映画化されました。
米国アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞を含む8部門で受賞作した名作中の名作。この作品はときどき、無性に見たくなる時がある映画ですよね。
それを本作の舞台版のナショナル・シアター オリヴィエ劇場で公開された『アマデウス』では、モーツァルトを妬む宮廷音楽家サリエリの視点がどのように描かれ、見せてくれるのか。
演出を担当したマイケル・ロングハーストに大いに期待が持てます。
また、本作ナショナル・シアター・ライブ2018の『アマデウス』は、ルシアン・ムサマティら英国を代表する実力派俳優たちの演技はもちろん、そのほか豪華な衣装、オーケストラの演奏も、大いに見どころとなっています。
英国に行かずに、日本の映画館で最高峰の演劇をご覧いただける貴重な機会。
ぜひ、お見逃しなく!
本作を上映する劇場情報
TOHO シネマズ 日本橋
TOHO シネマズ 川崎
TOHO シネマズ 名古屋ベイシティ
大阪ステーションシティシネマ
福岡中洲大洋劇場
【料金】
一般 3000 円、学生 2500 円(学生証の提示が必要になります)
※ 詳細については公式ホームページをご覧ください。
NTLive 日本公式HP:http://www.ntlive.jp