Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ヒューマンドラマ映画

Entry 2018/06/22
Update

『500ページの夢の束』日本公開予告とポスター解禁【ダコタ・ファニング主演作】

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

映画『500ページの夢の束』は、9月7日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

人気女優ダコタ・ファニングと、『JUNO/ジュノ』や『マイレージ、マイライフ』のプロデューサーが贈る、人生をあきらめないあなたを応援する映画!

9月7日(金)より新宿ピカデリーほかで公開となる、ダコタ・ファニング 主演最新作『500ページの夢の束』の日本オリジナル予告編とポスターが完成しました。

映画『500ページの夢の束』の作品情報

【公開】
2018年(アメリカ映画)

【原題】
PLEASE STAND BY

【監督】
ベン・リューイン

【キャスト】
ダコタ・ファニング、トニ・コレット、アリス・イヴ

【作品概要】
『セッションズ』で知られるベン・リューイン監督が、スタート・レック好きのウェンディ役に、『I am Sam アイ・アム・サム』などの子役時代を経て活躍する女優ダコタ・ファニング迎え、人生をあきらめないためのハートフル・ストーリー。

共演に『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のアリス・イヴが脇を固めます。

日本オリジナル予告編&ポスター、堂々完成!

お待たせしました〜!

9月7日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショーとなる、ダコタ・ファニング主演最新作『500ページの夢の束』の日本オリジナル予告編とポスターが完成になりました。

ウェンディが500ページの脚本に込めた本当の願い⁈ そして、絆が生む勇気と優しさに満たされた予告編が解禁です。

何やら、どこかで見かけたようなSF映画のような始まりの本作『500ページの夢の束』の映画の予告編。

激しい砂嵐のなか、宇宙服を着た2つのシルエットが、まずは登場します。

一見、SF映画に思える場面は、ダコタ・ファニング演じる主人公ウェンディが書いた脚本内の1シーンです。

そんなウェンディはコミュニケーションが苦手な女の子。

家族と離れて暮らしている施設で、毎日のように大好きな『スター・トレック』のオリジナル脚本を書き続けています。

ある日、ウェンディは『スター・トレック』脚本コンテストが開催されること知ります。

彼女はコンテストに自ら書いた脚本を応募しようとしますが、何と施設を抜け出して数百キロ離れたハリウッドを目指します!

ウェンディがいなくなったことに気が付いたソーシャルワーカーのスコッティと、妹を想いながらも離れて暮らさざるを得ず、複雑な感情を抱えていた姉のオードリーは、ウェンディを追いかけます。

自閉症を抱えたウェンディは、誰よりも独創的な才能を持ってはいましたが、スコッティや姉オードリーは、ウェンディを後追いすることで、その魅力や、彼女1人で目的地を目指す勇気と行動があることに気付かされます。

やがて見えてくる姉妹の絆、そして、ウェンディを温かく見守るソーシャルワーカーの姿などを見つめるなかで、何よりも魅力的なのはトラブルに見舞われながらも懸命に目的地を目指すウェンディが、とても印象的に描かれています。

さらにウェンディの警戒心を解くため、“クリンゴン語”で話しかける警察官が登場したりもします。

かなりの『スター・トレック』好きだけが使いこなせる、同シリーズに登場する架空言語で意思疎通を図るシーンからは、ウェンディの“『スター・トレック』好き度”が伝わってもきますし、同時に彼女の周囲の人々の優しさやユーモアでもあります。


(C)2016 PSB Film LLC

今回あわせて解禁された日本公開時のポスターは、<届けたい物語がある。届けたいひとがいる。>というコピーが載り、脚本を抱えて前を見据えるウェンディの姿がみてとれます。

そのほか、姉オードリー、ソーシャルワーカーのスコッティ、そして、可愛い愛犬のピートの姿なども一緒に掲載されています。

世界中から元天才子役と呼ばれた、ダコタ・ファニングのセカンドステージへの決定版になること間違いなしの作品ではないでしょうか。

ダコタは7歳で映画デビューを果たし、『I am Sam アイ・アム・サム』や『宇宙戦争』の名演技で映画ファンを魅了し、一躍世界に名を知らしめました。

ウェンディという難しい役どころを、繊細なまでに表現したダコタは、最初に脚本を読み終えたとき、

「他の人に演じてほしくなかった。ウェンディに命を吹き込めるのは、私だけだと思った」

このように語ったそうですよ〜!

映画『500ページの夢の束』のあらすじ


(C)2016 PSB Film LLC

ウェンディの大好きなものは、不滅のSFドラマとして知られる『スター・トレック』。

彼女は好き過ぎ、その知識なら誰にも負けないことを自負しています。

そんなウェンディの趣味といえば、自分なりにカーク船長やスポックが活躍する『スター・トレック』の脚本を書くことでした。

しかし、自閉症を抱える彼女は、ある理由があることから、唯一の肉親である姉と離れて暮らしていました。

ある日、ウェンディにとって最も良い知らせが舞い込みます。

それは大好きな『スター・トレック』脚本コンテストが開催されることを知ったのです。

ウェンディは渾身の作品を書き上げましたが、もう、郵送では締切に間に合わないと気付きます。

そこで脚本コンテストの開かれるハリウッドまで、愛犬ピートとともに数百キロの旅に出ることを決意します。

ウェンディは書き上げた500ページにも及ぶ脚本と、胸に秘めた“ある願い”を携えて…。

まとめ


(C)2016 PSB Film LLC

大人の女優となったダコタ・ファニングの新たなる代表作になることは間違いない本作『500ページの夢の束』。

プロデューサーは『JUNO/ジュノ』や『マイレージ、マイライフ』を手掛けたダニエル・ダビッキと、『マネーモンスター』のララ・アラメディン。

また、演出は『セッションズ』で、数々の国際的な映画賞を獲得したベン・リューイン監督を手掛けました。

人生で初めて大きな願いを遂げるため、つまずきながらも目的地へ近づいていく、『スター・トレック』大好きなウェンディとその家族たちを、愛とユーモアを込めて描いた、注目の作品です!

映画『500ページの夢の束』は、9月7日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

ぜひ、ご期待くださいね。

関連記事

ヒューマンドラマ映画

【ネタバレ】グッバイ・クルエル・ワールド|あらすじ結末感想と評価解説。西島秀俊らが贈る‟社会のはみ出し者たちの戦い”

現金強奪計画から始まる、クセの強い脱落者たちが繰り広げる争いの行く末は? お互いの素性も知らない5人組が、裏社会の現金を強奪したことから始まる、血みどろの戦いを描いた『グッバイ・クルエル・ワールド』。 …

ヒューマンドラマ映画

映画『ミアとホワイトライオン』ネタバレ感想と結末解説のあらすじ。少女の友情をCGを使用せずに“南アフリカの社会問題”として描く

少女とホワイトライオンの友情をCG未使用で描く感動ドラマ。 映画『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』が、2021年2月26日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開されます。 …

ヒューマンドラマ映画

映画『ふきげんな過去』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

CONTENTS映画『ふきげんな過去』作品情報映画『ふきげんな過去』あらすじとネタバレ未来子、帰る 未来子、去る 『ふきげんな過去』の感想と評価まとめ 映画『ふきげんな過去』作品情報 【公開】 201 …

ヒューマンドラマ映画

映画感想レビュー『イングランド・イズ・マイン モリッシー,はじまりの物語』ザ・スミスはこうして誕生した

今明かされる、伝説のブリティッシュ・ロックバンド“ザ・スミス”の誕生前日譚。 1980年代前半のイギリスに颯爽と現れ、世界のミュージックシーンを席巻したバンド、ザ・スミス。 そのボーカリストであるステ …

ヒューマンドラマ映画

映画『ラブレス』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も【アンドレイ・ズビャギンツェフ】

ロシアの鬼才アンドレイ・ズビャギンツェフ監督の映画『ラブレス』は、カンヌ国際映画祭審査員特別賞や数々の映画祭で賞賛を受けました。 また、米アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされるなど、映画関係者か …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学