“韓国史上最悪の事件を描く『空気殺人~TOXIC~』がついに日本上映に!
韓国で起こった事件を基に制作された映画『空気殺人~TOXIC~』。
キャッチコピーの「捏造された情報、死者・多数・事件、真実なのか、物語なのか」という文言が、事件が引き起こした悲痛な物語を現しています。
本作は、『殺人の追憶』(2003)のキム・サンギョンを主演に迎えて、チョ・ヨンソン監督が手がけました。
韓国映画『空気殺人~TOXIC~』は、2022年9月23日(金)より全国順次公開。本作の本ビジュアルと 予告編も解禁となりました。
映画『空気殺人~TOXIC~』について
映画『空気殺人~TOXIC~』は、日常的に使用している加湿器用の殺菌剤が突然の死を招いたという韓国で実際の事件を基に制作されました。
ある日突然妻を亡くし、息子も危険な状態に陥ってしまった医師・テフン。
家族の突然の死の真相を追及する父親のテフンの姿を通して、大規模スキャンダルが明るみに出ます。
チョ・ヨンソンが監督を務めた本作の主演は、『1級機密』(2017)『光州 5・18』(2007)『殺人の追憶』(2003)など、特に実際の事件を題材にした映画に多数出演しているキム・サンギョン。
脇を固めるのは、『ミッション:ポッシブル』(2021)のイ・ソンビン、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016)のユン・ギョンホ。テフンの妻を演じるのは『マドンナ』(2015)のソ・ヨンヒです。
映画『空気殺人~TOXIC~』の作品情報
【日本公開】
2022年(韓国映画)
【原作】
【原題】
공기살인
【英題】
TOXIC
【脚本・監督】
チョ・ヨンソン
【キャスト】
キム・サンギョン、イ・ソンビン、ユン・ギョンホ、ソ・ヨンヒ
映画『空気殺人~TOXIC~』のあらすじ
テフン(キム・サンギョン)は大学病院で救急救命室の医師をしています。
ある日、息子・ミヌ(キム・ハオン)が意識を失い、病院に運び込まれした。
最近体調がすぐれなかったミヌですが、病院に運ばれたときには呼吸ができない状態になっていました。
診察の結果、肺が硬くなる“急性間質性肺炎”と判明。息子に何もできないという絶望の最中、突然妻・ギルジュ(ソ・ヨンヒ)が同じ肺の病気で亡くなってしまいます。
耐え難い現実に直面したテフンと義妹のヨンジュ(イ・ソンビン)は、ギルジュが突然病気になったことを不審に思い、調査を始めました。
調査を始めてほどなくして、衝撃的な事実が明らかになります。原因は、日常的に使用している加湿器用の殺菌剤にあったのです。
世界的な企業であるオーツー社は、自社製品に有害な化学物質が含まれていることを隠して、過去17年間販売してきたのでした。
オーツー社は「殺菌剤を加湿器に入れれば風邪に効く」と宣伝し、政府も日常的に使用できる安全性を認可していた為、商品はヒットしましたが、殺菌剤を使用した多くの人々の命が危険にさらされることに。
テフンと多くの被害者たちは、真実を明らかにするためにオーツー社に立ち向かいます。
まとめ
“韓国史上最悪の事件”を描いたといわれる『空気殺人~TOXIC~』。
加湿器用の殺菌剤に含まれた有害な化学物質によって死者が出たという実際の事件が基になっています。
本作が韓国で上映されたことをきっかけに、加害企業に被害者調整案に同意することを促す意味で、市民団体と共同上映会が開かれました。上映会はさまざまな地域で行われ、人々の関心を集めています。
実際に、加湿器殺菌剤を使用した映画スタッフがいたり、キャストのソ・ヨンヒも使うところだったと言いますから、事件は誰にでも起こりうる身近なことだったと言えます。
身近で起こりうるかもしれない一連の出来事の結末は果たしてどうなったのでしょうか?
韓国で世論を動かした問題作の『空気殺人~TOXIC~』は、2022年9月23日(金)より全国順次公開です。