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Entry 2018/04/08
Update

実写映画『いぬやしき』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

  • Writer :
  • 村松健太郎

想像を絶する映像トリップ!映画『いぬやしき』2018年4月20日(金)全国東宝系ロードショー!

『GANTZ』二部作で組んだ佐藤信介監督と原作奥浩哉のコンビが再びタッグを組み同題コミックを映画化したSFアクション。

世界最先端の技術で生身の身体では役者が演じきれない部分を埋めるデジタルヒューマンシステムを採用。

クライマックスの決戦の舞台となる新宿の街並みをもCGで完全再現。一部の実景ロケと組み合わせて臨場感あふれる映像が作られています!

1.映画『いぬやしき』の作品情報


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

【公開】
2018年(日本映画)

【原作】
奥浩哉「いぬやしき」講談社(イブニング)

【監督】
佐藤信介

【キャスト】
キャスト
木梨憲武、佐藤健、本郷奏多、二階堂ふみ、三吉彩花、福崎那由他、濱田マリ、斉藤由貴、伊勢谷友介

【主題歌】
MAN WITH A MISSION

【作品概要】
原作は奥浩哉によるイブニング連載の人気コミックで、アニメ化もされた『いぬやしき』を、同作者の『GANTZ』に引き続きつづき実写化を佐藤信介監督で映画化。

主演の犬屋敷役を木梨憲武、相撃つ適役の獅子神役を佐藤健が演じるほか、脇役も魅力ある伊勢谷友介、斉藤由貴、本郷奏多、二階堂ふみが出演しています。


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

2.映画『いぬやしき』のキャラクターと配役

犬屋敷壱郎(木梨憲武)


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社
家庭にも会社にも居場所のない老け顔の中年サラリーマン。ある夜、機械の体に生まれ変わり、改めて人として生きていくことを考えるようになります。

獅子神晧(佐藤健)


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

貧しい母子家庭の高校生。機械の体の力を得て自ら神になったと語ります。その一方で多くの犯罪を犯し追われる身になり、警察と国家に宣戦布告します。

安藤直行(本郷奏多)


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

通称チョッコー。獅子神の親友。暴走する獅子神を止めるために犬屋敷と組みます。

渡辺しおん(二階堂ふみ)


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

獅子神、直行の同級生。獅子神に惹かれ、追われる身になってからも彼をかばい続けます。

犬屋敷麻理(三吉彩花)


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

犬屋敷の娘で獅子神、直行、しおんと同級。父親の頼りなさにある種の諦観を抱いている。漫画家を目指しています。

萩原刑事(伊勢谷友介)


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

獅子神事件を追う警察の現場指揮役。事件の異常性を感じている。

3.映画『いぬやしき』のあらすじとネタバレ


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

会社や家族から疎外されている、定年を目前に控えた初老のサラリーマンの犬屋敷壱郎。

一念発起して一軒家を購入しても人生は上手くいきませんでした。

さらに医者から末期がんによる余命宣告を受け、虚無感に襲われてしまいます。

そんな、ある夜、犬屋敷は謎の事故に巻き込まれ、機械の体に生まれ変わってしまいます。

自分が機械の体になってしまったことで、改めて人として生きることを考え始める犬屋敷。

その頃、犬屋敷と同じ事故に遭った高校生の獅子神皓も犬屋敷と同様に人間を超越した力を手に入れていました。

自分の幼馴染である直行の前に現れるとその超能力の一端を見せます。

そして、登校拒否になっていた直行を連れて登校する獅子神。

さっそく、直行に絡む輩たちを有無を言わせぬ力と迫力で黙らせる獅子神。

自身の力が瀕死の人間を回復させることが出来ると知った犬屋敷は、人知れず人間を助けて回ります。

娘の麻理は妙に行動的になった父親の姿に違和感を抱きます…。

以下、『いぬやしき』ネタバレ・結末の記載がございます。『いぬやしき』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

一方、獅子神は別れた父親の過程でひと時の家族の甘さを感じるものの、病気を抱えている母親との母子家庭の状況に、かえって苛立ちを感じてしまいます。

そして、帰り道に何のゆかりもない一家を皆殺しにしてしまいました。

現場に駆け付けた犬屋敷も獅子神の一撃を受けて昏倒してしまいます。

この一件で獅子神は、自分より幸せを甘受しているものへの怒りを抱え、その一方で犬屋敷はもっと多くの人を救わなくてはと決意。

こっそりと母の病を治した獅子神は、これから母と息子で仲良く暮らしていこうと話します。

しかし、その時、獅子神を一家殺人事件のホシだと追っていた警察が現れ、母と離ればなれになってしまいます。

凶悪事件の犯人の母としてマスコミに責め立てられる母親は、その後自ら命を絶ちます。

行き場を失った獅子神をかくまったのは、クラスメイトで彼に想いを寄せていたい渡辺しおん。

彼女は獅子神が犯人だと知っても、まだ傍に寄り添おうとしています。

そんな矢先、そこにも警察の特殊部隊が入り襲撃。しおんも、また命を落としてしまいます。

大事な人間を次々と失った獅子神は、国家と国民全員に宣戦布告を開始。


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

手始めに母親を厳しく問い詰めたマスコミ関係者、そしてネット上様々な情報出した一般市民に襲い掛かります。

彼は様々なネットワークと同調して、自らの存在を日本中に拡散。

てれび・PC・スマホなどモニターがあるもの全てに自分を表出させることで次々と人間を殺傷していきます。

獅子神の親友である直行は、今の獅子神は、かつての自分が知る獅子神ではないとして助けを求めます。

その心の声を聴いた犬屋敷が直行の前に現れ、共闘することになりました。

直行との訓練で犬屋敷は戦う力を身に着け、また自分たちの機械の体にとって水分がエネルギー源で塩分が弱点であることを知ります。

そんな中獅子神が新宿駅東口の巨大モニターに姿を現し、無差別に人を襲撃していきます。

止めるため犬屋敷も、また、新宿に向います。

犬屋敷がネットワークに侵入して、日本中の人々にモニターのある機械を手放せという直行のメッセージを流します。


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

直接対決となった犬屋敷と獅子神。

しかし、偶然にも娘の麻理が課外授業で都庁の展望台に来ていました。

獅子神の暴走に巻き込まれ傷を負った麻理の心の声が犬屋敷に届きます。

闘うことに抵抗がある犬屋敷に対して、獅子神は何の躊躇もなく犬屋敷を追い詰めていきます。

トドメとばかりに、犬屋敷から奪った水を飲み干すとトドメの一撃の体制に入りますが、その瞬間、獅子神の体が誤作動を起こします。

犬屋敷の持っていたペットボトルは、塩分を含むスポーツドリンクにミネラルウォーターとラベルを貼ったトラップでした。

動きの止まった獅子神に、犬屋敷の渾身の一撃が発射、獅子神を地面に叩きつけます。

都庁展望台に駆け付けた犬屋敷は、麻理を何とかして救助しようとします。

麻理が意識を取り戻し、一心地ついた瞬間、倒れたと思った獅子神が犬屋敷を襲います。

麻理をかばいながら戦う犬屋敷は防戦一方。

しかし、獅子神が直接、麻理に手を出した時、犬屋敷の力が解放され獅子神を圧倒。麻理を助けます。

数日後警察発表として獅子神の死亡が発表されます。

犬屋敷家では相変わらず居場所がなさそうな犬屋敷の姿があったが、麻理の見る目が心なしか優しいものに変わっていた。

3.映画『いぬやしき』の感想と評価


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

SF映画作家としての佐藤信介監督

自主映画時代から長編デビュー初期は、青春劇を得意のフィールドとしていた佐藤信介監督。

2001年に釈由美子主演の『修羅雪姫』で初めてアクション映画を撮ると、2011年には『GANTZ』二部作で本格的にSF&アクションに進出

『GANTZ』の直後に『図書館戦争』を撮影。さらに、その続編と大泉洋・長澤まさみがゾンビと戦う『アイアムアヒーロー』、シリーズ10年ぶりの続編『デスノートLight up the NEW world』と連投して、2018年の夏には『BLEACH』も控えています。

佐藤信介監督は邦画において国際市場でSFアクションのジャンルが遅れを取っている中で、貴重なヒットメイカーとなりつつあります

まとめ


(C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

映画『GANTZ』に引き続き、原作の奥浩哉の人気コミック『いぬやしき』も奥作品の実写化を、SFアクションで定評のある佐藤信介監督が演出

今回は生粋の俳優ではなく、意外性のある人物という奥浩哉のリクエストから、とんねるずの木梨憲武が主人公の犬屋敷を熱演!

対する殺人マシーン獅神には佐藤健が演じ、すべてを圧倒する存在をこれもまた熱演

物語としては、原作の犬屋敷VS獅子神の新宿での最終決戦をクライマックスに持ってきているは、大きな見どころ!

佐藤信介監督ならではの想像を絶する映像トリップ!映画『いぬやしき』2018年4月20日(金)全国東宝系ロードショー!

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