Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2021/05/25
Update

河内彰監督新作映画『フィア・オブ・ミッシング・アウト』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。親友を喪失した“空虚に出会う”

  • Writer :
  • 石井夏子

日本でもなく韓国でもない、幻影と実景が交差する場所へ。

瀬々敬久、真利子哲也の認めた溢れる才気、国内映画祭が注目する新鋭・河内彰監督。

河内彰監督の新作映画『フィア・オブ・ミッシング・アウト』が、2021年7月31日(土)より、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開することが決定。

あわせて、 キービジュアル、予告編、映画感想家の大林千茱萸ほかからの絶賛コメント、河内彰監督のコメントが到着しました。

映画『フィア・オブ・ミッシング・アウト』について


(C) Crashi Films
本作は、日本でもなく韓国でもない、幻影と実景が交差する場所へ、「いつかの今日」を辿っていきます。

河内彰監督は、アートセンターでの仕事を通じて、人と映像の関わりをみつめてきた映画作家です。

映像を「縫合」するという、普遍的とも全く新しいとも受け取れる独自の感性は、瀬々敬久・真利子哲也らをはじめ各映画祭で高く評価され続けてきました。

SNSスラングを題した本作は、親友を亡くしたとある女性の物語を通じて、人の心に現れる「とり残される怖さ」と悲しみ、その先に見えてくる光景を描き出します。

(C) Crashi Films

キャストは本作が初演技・初主演のYujin Lee、『誰もいない部屋』の小島彩乃、『なみぎわ』のサトウヒロキら。登場人物たちの感情の震えを繊細に表現しました。

映画『フィア・オブ・ミッシング・アウト』のキービジュアル


(C) Crashi Films

劇中の大半で韓国語が使用される本作。キービジュアルやチラシなどにも、韓国語がデザインの中に組み込まれています。

観た人たちそれぞれが、遠くにいる大切な誰かの面影を思い浮かべたくなるような幻想的なキービジュアルに仕上がりました。。

絶賛コメント紹介


(C) Crashi Films

本作に向けて、映画感想家の大林千茱萸、うえだ城下町映画祭実行委員会委員長の山﨑憲一、福岡インディペンデント映画祭の大塚大輔より絶賛のコメントが届きましたのでご紹介します。

画面の中には映っていないはずの、人の想いの「気配」を久しぶりに感じました。もっとこの暗闇に包まれたい。圧倒される作家性。
大林千茱萸(映画感想家)

かつてヌーベルバーグが、映画表現の極みに挑戦した息吹をこの作品に感じる。全体を深く静かに抑えた画面に輝く眩しいまでの光、長回しに流れるモノローグ、2時間分を2 に凝縮した冒頭のドラマ、ローラー滑り台は絶品。
山﨑憲一(うえだ城下町映画祭実行委員会委員長)

折り重なる闇、灯り、会話。共鳴する心。いつまでも浸っていたい、至高の36分。
大塚大輔(福岡インディペンデント映画祭)

河内彰監督からのコメント


(C) Crashi Films

本作にて監督・脚本・編集・撮影を務めた河内彰監督は、本作にこめた想いと、公開決定の喜びを以下のように語っています。

この映画のテーマは「ここにいない誰かを思うこと」で、大半の撮影は2018年に行いましたが、奇しくも今のこの、人に直接会えない世界に向けた言葉のようになってしまいました。映画を劇場で観ることも、作ることも難しくなってしまいましたが、それとは関係なく、今日も劇場のスクリーンでの出会いに思いを馳せ、映画館での上映を夢見てカメラを回す方々がたくさん居ることを知っています。私はそのほんの一端の個人の作家ですが、どうぞ少しでも気に留めて頂き、映画を観て頂けたらと思います。この大変な状況下に、映画館での上映をさせて頂けますこと本当に嬉しく思います。映画に関わる皆様に、心より感謝御礼申し上げます。

河内彰監督のプロフィール

河内彰(かわちあきら)監督は、1988年兵庫県出身。主に都内でCrashi Films(クラッシュアイ フィルムズ)として映画の制作を行っています。

2017年に真理子哲也、瀬々敬久らに選出され、CHOFU SHORT FILM COMPETITION 19thにて、映画『光関係』でグランプリを受賞、注目を集めました。

2019年池袋シネマ・ロサ「二人の作家 河内彰×松本剛」にて、2週間の特集上映で劇場公開デビュー。

2020年『Fearof missing out』(本作原題)が PFF(ぴあフィルムフェスティバル)ほか各映画祭にて上映、話題となります。

映画『フィア・オブ・ミッシング・アウト』の作品情報


(C) Crashi Films

【日本公開】
2021年(日本映画)

【監督・脚本・編集・撮影】
河内彰

【キャスト】
Yujin Lee、高石昂、小島彩乃、スニョン、サトウヒロキ、レベッカ、藤岡真衣、横尾宏美、安楽涼、鏑木悠利、三田村龍伸

映画『フィア・オブ・ミッシング・アウト』のあらすじ

(C) Crashi Films

親友のイ・ソンを亡くしたユジンは、彼女の残したボイスレコードを発見する。ここにいない友と通じ触れながら、ユジンは思い出と現在の時空を行き交い始めます。

街のネオン、夜のとばり、彼女の車が向かう先は……。

まとめ

画像:『IMAGINATION DRAGON』

本作と同時上映となるのは、河内彰監督による短編映画『IMAGINATION DRAGON』

東京都による、コロナ禍における映像企画として採択され制作されたショートフィルムです。休館を余儀なくされたアート施設を舞台に、創
造・想像に対する願いをこどもたちの純粋な行動に託し、カメラが追っていきます。

観客の想像力を刺激する河内ワールドを、ぜひ体感してください。

河内彰監督の新作映画『フィア・オブ・ミッシング・アウト』と、短編映画『IMAGINATION DRAGON』は、2021年7月31日(土)より、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開です。

関連記事

新作映画ニュース

映画キミオイ世界10ヶ国で公開決定!山田裕貴&齋藤飛鳥コメント動画解禁【あの頃、君を追いかけた】

2011年に台湾で公開され、空前の大ヒットを記録した映画『あの頃、君を追いかけた』。 2018年、舞台を台湾から日本に移し、主演に山田裕貴、ヒロインに乃木坂46の齋藤飛鳥を迎え、オリジナル作品の瑞々し …

新作映画ニュース

山田裕貴の豪快カンフー決闘!齋藤飛鳥が見つめるキミオイのメイキング解禁【あの頃、君を追いかけた】

誰の心にも眠る“あの頃”の記憶を呼び覚まし、アジアで歴史的ヒットを記録した同名台湾映画のリメイク作品。 主演:山田裕貴×ヒロイン:齋藤飛鳥(乃木坂46)で贈る、珠玉のラブストーリー。 映画『あの頃、君 …

新作映画ニュース

『コーンフレーク』キャスト/公開日/上映館。磯部鉄平監督によるラブストーリーの予告映像が解禁!

磯部鉄平監督によるオリジナルラブストーリー『コーンフレーク』が公開に! 2016年から制作が始まった『コーンフレーク』は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭初の3年連続受賞など、国内外の映画祭で多数受賞 …

新作映画ニュース

映画『ノイズ』キャストの松山ケンイチは田辺純役!演技力の評価とプロフィール

映画『ノイズ』は2022年1月28日(金)ロードショー 『デスノート』シリーズで共演した藤原竜也と松山ケンイチの主演で、同名コミックを実写映画化したサスペンス映画『ノイズ』が2022年1月28日(金) …

新作映画ニュース

映画『歎異抄(たんにしょう)をひらく』あらすじキャスト。劇場版アニメに石坂浩二と増田俊樹が挑む

石坂浩二が劇場版アニメ初主演 2019年5月24日(金)より、シネマート新宿、角川シネマ有楽町ほかにてアニメ映画『歎異抄をひらく』の公開が決定。 (C)「歎異抄をひらく」映画製作委員会 親鸞聖人の教え …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学