韓国映画『悪女』は2月10日より角川シネマ新宿ほかロードショー!
この作品で魅力的な演出を見せたのは、映画『殺人の告白』のチョン・ビョンギル監督。そしてヒロインのスクヒ役は、映画『渇き』に出演したキム・オクビンが演じています。
狂気全開のスタイリッシュ・アクション!“悪いのは、私か、運命か…。”
CONTENTS
1.映画『悪女AKUJO』の作品情報
【公開】
2018年(韓国映画)
【原題】
The Villainess
【監督】
チョン・ビョンギル
【キャスト】
キム・オクビン、シン・ハギュン、ソンジュン、キム・ソヒョン
【作品概要】
映画『渇き』に出演したキム・オクビンが女殺し屋を熱演するスタイリッシュアクション映画。
日本でリメイクされた『22年目の告白 私が殺人犯です』の基となる映画『殺人の告白』の演出を務めたチョン・ビョンギル監督作品。
2.映画『悪女 AKUJO』のあらすじ
史上最強の女殺し屋の最後のターゲット…。
犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒは、育ての親であるジュンサンにいつしか恋心を抱き、やがて結婚します。
蜜月の新婚生活に胸躍らせていた矢先、ジュンサンは敵対組織に無残に殺害されてしまいます。
逆上したスクヒは復讐を実行しますが、その後、国家組織に拘束されてしまい、政府直属の暗殺者として第2の人生を歩み始めます。
やがて新たに運命の男性と出会い幸せを誓いますが、結婚式の日にスクヒに新たなミッションが降りかかると…。
3.映画『悪女 AKUJO』の感想と評価
アクション映画の本場といえば香港ですね。最近ではカンフーやワイヤーワークなど派手な格闘シーンをハリウッドに輸出したことでも知られています。
ところがそんな中国やハリウッドを向こうに回し、アクションの限界値を猛烈な勢いで伸ばしているのが韓国のアクションです。
そんな韓国映画界から、またひとつ面白い作品が現れました。
韓流版『ニキータ』の誕生⁈
殺し屋として育てられた1人の少女が、やがて麗しい女性となり、最愛の人と結婚をします。
しかし幸せの真っ只中で愛する夫は命を奪われる運命に翻弄され、それでも最強無敵の“悪女”と化していきます。
本作の一場面にあるウエディングドレス着たスクヒが銃を持つビジュアルから、誰もが1990年のリュック・ベッソン監督作品『ニキータ』を思い出すことでしょう。
あのヒロインのアクション映画と金字塔ともいえる作品に、韓国的“恨(ハン)”のエモーションを投入したことで濃密な物語のなかで、誰も見たことのない極限的で過激なバイオレンス作品に仕上がっています。
演出は『殺人の告白』のチョン・ビョンギル監督
この作品の演出はスタントマン出身という異色の経歴を持つ映画『殺人の告白』のチョン・ビョンギル監督。
アクションに精通したビョンギル監督がこだわって撮影を行なった、バイクチェイス・シーンや日本刀アクションは、これまでにないアクション映画の魅力としての『悪女AKUJO』の見どころのひとつになっています。
バイクチェイスと日本刀アクションが見られる本編映像
この常軌を逸したように見られる暴走アクション演出の主人公スクヒ役に身体を張って応えたのが、映画『渇き』で鮮烈な印象を残したキム・オクビンです。
4.キム・オクビンのプロフィール
参考映像:パク・チャヌク監督『渇き』
フィルモグラフィ
【映画】
ヴォイス (2005)
阿娘 (2006)
多細胞少女 (2006)
渇き (2009)
女俳優たち (2009)
高地戦 (2011)
【ドラマ】
ハノイの花嫁 (SBS 2005)
こんにちは、神様 (KBS2 2006)
オーバーザ・レインボー (MBC 2006)
銭の戦争 ポーナスラウンド(SBS 2007)
剣と花(KBS2 2013)
キム・オクビン(김옥빈)は、1986年12月29日生まれの全羅南道順天市出身の女優。大学は慶煕大学校演劇映画科です。
「見せてあげる、あなたが作った私を」
キム・オクビンはこれまでとは違ったアクション映画『悪女AKUJO』出演にあたり、持ち前の身体能力をフルに活かし、日本刀から自動小銃、ハンドガンから手斧まで多彩な武器を使いこなす戦闘場面をほぼノースタントで熱演しました。
オクビンの復讐に燃えるヒロインが躊躇なく挑む、かつてない超絶アクションに要注目です。
まとめ
本作の出演にはスクヒ役のキム・オクビンのほかに、『高知戦』のシン・ハギュンがジュンサン役を演じています。また『上流社会』のソンジュンはヒョンス役で共演を果たしています。
チョン・ビョンギル監督の映画『悪女』は、2月10日より角川シネマ新宿ほかロードショー。
スクヒの「見せてあげる、あなたが作った私を」にあなたも刮目せよ!