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Entry 2018/01/21
Update

映画『リバーズ・エッジ』あらすじとキャスト。小沢健二の主題歌発売日も

  • Writer :
  • 馬渕一平

岡崎京子の原作漫画が行定勲監督の手によって映画化!

二階堂ふみ、吉沢亮、森川葵ら若手実力派が岡崎ワールドを体現。

主題歌を担当するのは岡崎京子の盟友である小沢健二。

2月16日(金)より公開の『リバーズ・エッジ』をご紹介します。

1.映画『リバーズ・エッジ』の作品情報


(C)2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

【公開】
2018年(日本映画)

【監督】
行定勲

【キャスト】
二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、森川葵

【作品概要】
岡崎京子の代表作である原作漫画「リバーズ・エッジ」を遂に映画化!

ダブル主演に人気・実力とも申し分ない、二階堂ふみと吉沢亮をキャスティング。

その他にも、モデルとして活躍するSUMIREや上杉柊平、テレビに映画に引っ張りだこの森川葵など若い層からの支持を集めるメンバーが集結。

監督を務めるのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)『ナラタージュ』(2017)の行定勲。

主題歌を歌うのは原作者の岡崎京子と親交の深い小沢健二。

新世代の若者たちによる衝撃の青春群像劇が描かれます。

2.主題歌を担当する小沢健二のプロフィール

1968年4月14日生まれ、神奈川県出身。叔父は世界的に著名な指揮者の小澤征爾。

1989年に小山田圭吾らと組んだフリッパーズ・ギターでデビューし、バンド解散後はソロ活動をスタート。

参考映像:小沢健二「ぼくらが旅に出る理由」(Single Edit)

ファッションを含めた独自のスタイルはオザケンの愛称と共に当時のオリーブ少女たちを虜に。今で言うと星野源の人気の出方に近いものがあるのかなと思います。

ところが、1998年を最後に活動を休止。その後はニューヨークに移住してアルバムをいくつか発表するも、本格的な活動は完全にストップしていました。

参考映像:小沢健二「流動体について」MV

しかし、2017年2月に約19年ぶりとなるニューシングルを突然リリースしてファンを驚かせると、その後はMステをはじめとしたメディア露出を重ね、フジロックにも出演。

参考画像:『Tokyo, Music & Us 2017-2018』ビジュアル

その後も活動は続き、雑誌「POPEYE」のOlive特集でのドゥワッチャライク復活、Apple Music『Tokyo, Music & Us 2017-2018』での満島ひかりとの共演(最高のコラボ!)タワレコのポスター「NO MUSIC,NO LIFE.」(若かりし頃の姿!)などなど。

参考画像:小沢健二「NO MUSIC,NO LIFE.」ポスター

今年のゴールデンウィークには久しぶりとなるライブツアーの開催が予定されています。

今回の主題歌「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」は親交の深い岡崎京子の原作漫画の映画化のために書き下ろした新曲で、CD発売日は2月14日(水)です。

ミクロからマクロまで見つめられる独自の視点、日本語から愛されているとしか思えない言語感覚、独特の歌唱でメロディにのせる譜割りの気持ち良さ。

文章の面白さも含め、個人的に小沢健二は最も才能豊かな日本語の表現者の一人だと思っています。

公式ホームページのひふみよにはすでに歌詞が掲載されていますが、小沢健二の岡崎京子との確かな絆を感じさせるこの歌詞だけでもう十二分に凄い…。

劇場の音響でその新曲を聴くのがとても楽しみです!

3.映画『リバーズ・エッジ』の出演者プロフィール


(C)2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

二階堂ふみ(若草ハルナ役)

1994年9月21日生まれ、沖縄県出身。2009年『ガマの油』でスクリーンデビュー。

2011年、園子温監督の『ヒミズ』でヴェネチア国際映画祭「マルチェロマストロヤンニ賞(最優秀新人賞)」を染谷将太と共に受賞し、次世代を担う映画スターとして一躍世間の注目を集めました。

持って生まれた華とその雰囲気は唯一無二で、タナダユキ監督・深田晃司監督・熊切和嘉監督・山下敦弘監督・石井岳龍監督・廣木隆一監督・大根仁監督・三浦大輔監督など、数々の名手たちと仕事を行い弱冠23歳ながらベテランと思える程の安定感があります。

2018年は大河ドラマ「西郷どん」や実写映画『いぬやしき』など話題作への出演が続きます。

本作では主人公の平凡な女子高生、若草ハルナを演じます。

吉沢亮(山田一郎役)

1994年2月1日生まれ、東京都出身。2009年に行われた「アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン」で受賞しデビュー。

「仮面ライダーフォーゼ」の朔田流星/仮面ライダーメテオ役で注目を浴びました。平成ライダー出身者は、オダギリジョーに佐藤健、さらに今をときめく菅田将暉や竹内涼真など数多くの人気者を輩出しています。

主な映画出演作に『アオハライド』(2014)や『銀魂』(2017)『斉木楠雄のΨ難』(2017)など。

2018年の出演作に主演映画『悪と仮面のルール』、『ママレード・ボーイ』や『あのコの、トリコ』など盛りだくさん。2018年は大ブレイクするのではないかと個人的に注目しています。

本作ではハルナと同級生の美少年、山田一郎を演じます。

森川葵(田島カンナ役)

1995年6月17日生まれ、愛知県出身。2010年に雑誌「Seventeen」の専属モデルとしてデビュー。「Seventeen」出身者も北川景子、榮倉奈々、橋本愛、広瀬すずといった人気女優ばかりが名を連ねています。

2012年、短編映画『転校生』で女優デビュー。TVドラマと映画、2016年4月より「A-Studio」の8代目アシスタントを務めるなど幅広く活躍。

近年はTVドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016)や『恋と嘘』(2017)に『先生』(2017)など、恋愛ものに多く出演している印象があります。

2018年も『嘘八百』、『OVER DRIVE』など出演作品が多数控えています。

本作では一郎のことが大好きな彼女、田島カンナを演じます。

上杉柊平(観音崎役)

1992年5月18日生まれ、東京都出身。2015年『ホテルコンシェルジュ』でTVドラマデビュー。

出演作は、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(16)TVドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人〜』(2016)『A.I. love you』(2016)『シマウマ』(2016)『一週間フレンズ。』(2017)など。

今後の活躍が期待される若手俳優の一人です。

本作ではハルナの彼氏、観音崎を演じます。

SUMIRE(吉川こずえ役)

1995年7月4日生まれ、東京都出身。母はミュージシャンのChara、父は俳優の浅野忠信。

2013年にCharaのMVに出演し注目を集めると、2014年4月から雑誌「装苑」専属モデルとして活躍。

1月15日より公開中の吉村界人主演作『サラバ静寂』でヒロインのヒカリを演じています。

本作ではモデル活動を行うハルナの後輩、吉川こずえを演じます。

土居志央梨(小山ルミ役)

1992年7月23日生まれ、福岡県出身。京都造形芸術大学在学中に撮影した林海象監督の「彌勒」(2013)で映画デビュー。

卒業後も『少女』(2016)や『すもも』(2017)などいくつかの映画に出演。

公開待機作の『二人ノ世界』では盲目のヒロインを演じています。

本作ではハルナの女友達、小山ルミを演じます。

4.映画『リバーズ・エッジ』のあらすじ


(C)2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

「若草さん、今晩ヒマ? 僕の秘密の宝物、教えてあげる」。

若草ハルナは、彼氏の観音崎が苛める山田を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ放置された死体を目にします。

「これを見ると勇気が出るんだ」と言う山田に絶句するハルナ。

さらに、宝物として死体の存在を共有しているという後輩でモデルのこずえが現れ、3人は決して恋愛には発展しない特異な友情で結ばれていきます。

ゲイであることを隠し街では売春をする山田、そんな山田に過激な愛情を募らせるカンナ、暴力の衝動を押さえられない観音崎、大量の食糧を口にしては吐くこずえ、観音崎と体の関係を重ねるハルナの友人ルミ。

閉ざされた学校の淀んだ日常の中で、それぞれが爆発寸前の何かを膨らませていました。

そうした彼らの愛憎や孤独に巻き込まれ、強くあろうとするハルナもまた、何にも執着が持てない空虚さを抱えています。

そんなある日、ハルナは新しい死体を見つけたという報せを、山田から受けます…。

5.行定勲監督のプロフィール

1968年8月3日生まれ、熊本県出身。専門学校在学中に映像制作会社に入社し、岩井俊二監督の『スワロウテイル』(1996)などで助監督を経験。

2000年に長編第一作『ひまわり』が第5回釜山国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞し注目を集めると、翌年の『GO』で日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ国内外の50の賞を受賞。

セカチューという流行語を生み出した2004年の大ヒット作『世界の中心で、愛をさけぶ』が観客動員620万人、興行収入85億円、同年実写映画1位を記録。

その他には『北の零年』(2005)や『パレード』(2010)に『ナラタージュ』(2017)など、長編映画だけで20本以上の作品を手掛けています。

女優を輝かせる演出に長けているため恋愛映画の名手と言われる行定監督。

若者たちの青春群像劇をどのように映し出すのかに注目です。

まとめ


(C)2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

本作の記事をどうしても書きたいと思ったのは、主題歌を担当するのがあのオザケンと知ったからでした。

私はファン歴7年程度の若輩者ですが、オザケンは最も敬愛する音楽家の一人。ライターの端くれとして、彼の文筆家としての才能にも憧れています。

原作は岡崎京子、主演は二階堂ふみ、主題歌は小沢健二。(オザケンは二階堂ふみとも交流があるそうです)

混迷する現代に向けられた青春群像劇は果たして若者の苦しみをどのように映し出すのでしょうか。

2月16日(金)の公開を楽しみに待ちましょう。

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