Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

SF映画

Entry 2017/12/21
Update

映画『アンダー・ザ・ウォーター』あらすじとキャスト。人類の結末はいかに?

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催される「未体験ゾーンの映画たち2018」

そこで上映される1本が映画『アンダー・ザ・ウォーター』

海面上昇により地上のほとんどが海水に沈み、多くの動植物が絶滅。ある女性科学者の研究成果を奪取の密命を受けたファン大尉は、特殊技術で自分の分身をタイムトラベルで過去に送り込むが…。

1.映画『アンダー・ザ・ウォーター』の作品情報


© 2017 SF STUDIOS PRODUCTION APS, SF STUDIOS PRODUCTION AB, YELLOW FILM & TV OY

【公開】
2018年(スウェーデン・デンマーク・フィンランド合作映画)

【原題】
QEDA(英題:MAN DIVEDED)

【原案・監督】
マックス・ケストナー

【キャスト】
カーステン・ビィヤーンルン、ソフィア・ヘリン、ジョゼフ・マウル

【作品概要】
大地のほとんどが海に沈んだ地球を救うべく過去にタイムスリップした男の奮闘を描く北欧製SFサスペンス。

テレビドラマ『THE KILLING キリング』や映画『エージェントID:A』のカーステン・ビィヤーンルン、テレビドラマ『THE BRIDGE ブリッジ』や映画『アーン 鋼の騎士団』のソフィア・ヘリンの共演。

ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」にて上映作品。

2.映画『アンダー・ザ・ウォーター』のあらすじ


© 2017 SF STUDIOS PRODUCTION APS, SF STUDIOS PRODUCTION AB, YELLOW FILM & TV OY

海に沈んでしまった世界…、人類はどう生きるのか?

2095年…。海面の上昇で大陸の多くは海に沈み、動物や植物のほとんどは「塩病」にかかり絶滅していました。

真水は貴重品となり、もはや人類が滅亡するのも時間の問題でした。

わずかな残された希望は、ある女性科学者の存在。

海水を真水に変える研究で成果を上げたと言われるが、それは発表されることなく、2017年に飛行機事故で命を落としていました。

「なんとしても研究結果を入手せよ」と、政府の密命を受けるファン・ルン大尉。

彼は特殊技術で生み出された“QEDA”と呼ばれる自らの分身を、2017年へとタイムスリップさせます。

しかし分身が過去へとたどり着き女性科学者に接触した直後、通信が途絶えてしまいます。

果して過去で何が起きたのか…。人類は生き残ることができるのか…?


© 2017 SF STUDIOS PRODUCTION APS, SF STUDIOS PRODUCTION AB, YELLOW FILM & TV OY

3.映画『アンダー・ザ・ウォーター』の感想と評価


© 2017 SF STUDIOS PRODUCTION APS, SF STUDIOS PRODUCTION AB, YELLOW FILM & TV OY
本作『アンダー・ザ・ウォーター』は、海面上昇で大陸のほとんどが海に沈んだ世界から始まり、その未来無き世界を救うためにタイムスリップした男の運命を描く、北欧各国が集結して生み出したSFサスペンス映画。

特集上映「未体験ゾーンの映画たち2018」にて、2018年1月6日(土)より公開される、映画ファン要注目の作品です。

北欧の温暖化に伴う海面上昇、それによって滅亡の危機にさらされる人類。

近い将来起こりうるかもしれない現実味のある脅威を独自の世界観で描き出したのは、北欧デンマーク出身の俊英マックス・ケストナー監督。

そしてキャスティングは、ハリウッドでもリメイクされた大ヒット北欧ミステリー『THE KILLING/キリング』などで知られるカーステン・ ビィヤーンルン。

同じくヒット作『THE BRIDGE/ブリッジ』で主人公を演じたソフィア・ヘリンたち、北欧を代表する俳優陣が共演しています。

時空移動や大陸沈没、また分身などといったSFファン垂涎の魅力ある仕掛け満載の内容は、あなたをきっと魅了ことするでしょう。

果たしてファン・ルン大尉は歴史を変え、人類を救えるのか!?


© 2017 SF STUDIOS PRODUCTION APS, SF STUDIOS PRODUCTION AB, YELLOW FILM & TV OY

まとめ


© 2017 SF STUDIOS PRODUCTION APS, SF STUDIOS PRODUCTION AB, YELLOW FILM & TV OY

北欧映画ファンなら誰もが知る映画に、ダーグル・カウリ監督の2004年公開『氷の国のノイ』や2016年公開の『好きにならずにいられない』がありますね。

また、ラース・フォン・トリアー製作総指揮、ニコライ・アーセル監督の2013年公開の『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』を見たことがある人もいるはずです。

これらの作品で北欧の特有の空気感や人物たちを内なる心境を捉えたキャメラマンは、ラスムス・ビデベック

スティーブン・キング原作の映画化の『ダークタワー』でも、ラスムス・ビデベックはキャメラを担当しています。

ぜひ、本作『アンダー・ザ・ウォーター』で、その映像美の腕前をいち早くチェックしておいた方が良いですよ。

2018年1月6日(土) より、ヒューマントラストシネマ渋谷「未体験ゾーンの映画たち2018」ほか順次公開です。

ぜひ、お見逃しなく!

関連記事

SF映画

映画『BLEACH』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も【福士蒼汰主演】

映画『BLEACH』7月20日(金)より全国公開! 久保帯人の同題ベストセラーコミックの映画化。ベースになっているの原作の“死神代行編” 監督は『GANTZ』『アイアイムアヒーロー』『いぬやしき』とS …

SF映画

映画ランペイジ巨獣大乱闘|あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

映画『ドクター・エクソシスト』でホラーファンを震えがらせたブラッド・ペイトン監督! 『モータルコンバット』シリーズで同じみのゲームメーカー“ミッドウェイゲームズ”の同名ゲーム「ランペイジ」を映画化。 …

SF映画

『ビルとテッドの地獄旅行』ネタバレあらすじと結末の感想考察。続編映画は“死神や宇宙人科学者ステーション”とタイムトラベルからハチャメチャSFワールドへ!

悪ノリが加速し炸裂する、伝説のSFコメディシリーズ第2弾 タイムパラドックス?そんなモノは「Excellent!」と叫んで、ノリで解決した痛快タイムトラベルコメディ『ビルとテッドの大冒険』。 大ヒット …

SF映画

【テネット解説】主人公の名もなき男の秘密ネタバレ考察!映画冒頭間もなく死んでいたことの検証

映画『TENET テネット』は2020年9月18日(金)より全国ロードショー! SF映画、クリストファー・ノーラン映画ファンのみならず、スケールの大きな大作映画を待ち望む世界の観客を集め、大ヒットを記 …

SF映画

映画『ディープインパクト』ネタバレ結末感想とあらすじ解説。ディザスタームービーで名優ロバート・デュヴァルがSF地球消滅の危機に直面する!

パニックSFムービーと見せかけたヒューマンドラマ『ディープ・インパクト』 映画『ディープ・インパクト』は、人類を滅亡させるほどの大きい彗星が地球に衝突してくること知り、世界は一瞬で恐怖に陥ります。危機 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学