ベルギーから掘り出し物のいぶし銀な作品をご紹介!
映画『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』は、2018年2月10日(土)より特集上映される「未体験ゾーンの映画たち2018」にて公開です。
政界進出を目論む伝説の刑事が挑む最後の任務とは?
ある1つの“隠蔽”が男を予測不能の窮地へと突き落とす…、男と男の正義が激突する衝撃のクライム・アクション!
CONTENTS
1.映画『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』の作品情報
【公開】
2018年(ベルギー映画)
【原題】
Dode Hoek(英題:BLIND SPOT)
【脚本・監督】
ナビル・ベン・ヤディル
【キャスト】
ピーター・ファン・デン・ビギン、ソフィアン・シラー、ヤン・デクレオール、デヴィッド・ムルジア
【作品概要】
2016年に日本公開された映画『人生は狂詩曲(ラプソディ)』のペーター・ブカートが製作を果たし、演出・脚本を務めるのはナビル・ベン・ヤディル監督。
政界への進出を目論んだ伝説の刑事が挑む最後の任務を描くクライム・アクション映画。音楽を担当したのは、映画『Bo 堕ちていく少女』のセンヤン・ヤンセン。
2.映画『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』のあらすじ
ある突入作戦が男たちの運命を狂わせる⁈
極右政党からの政界への進出を控えるアントワープ警察の伝説の刑事ヤン。
退職前最後の任務としてヤンを慕う若手刑事ドリスとともに、匿名のタレコミがあった薬物製造所へ突入しました。
そこで容疑者として捕らえられたのは、実の息子アクセルでした。
将来のため、そして愛する家族のために事件を隠蔽しようとするヤンですが、彼への忠誠心と自らの正義の間で揺れ動いてしまうドリス。
仲間であったはずの警察の捜査が徐々にヤンに及び、さらにアクセルの隠された思惑が明らかになった時、男たちに衝撃的な運命が待っていた…。
3.映画『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』の感想と評価
ベルギー映画といえば1990年代以降になると、奇才ジャコ・ヴァン・ドルマル監督の『トト・ザ・ヒーロー』や、2016年に公開された『神様メール』。
また、名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の『ロゼッタ』や『ある子供』、また2015年に日本公開された『サンドラの週末』など、実は日本にも馴染み深いベルギー映画を排出しています。
それは彼らのような世界的にも映画通に好まれるような良質なドラマを制作するようになり、日本公開もされるようになりました。
今回ご紹介するナビル・ベン・ヤディル監督の野心作『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』も、ベルギー国内で高い評価を受け、これまでのクライム作品の印象を覆す重厚な映画として日本公開が決まりました。
政界進出を目論む伝説の刑事と彼を慕う若手刑事。
ありふれた突入作戦に端を発する、1つの“隠蔽”が彼らの運命の歯車を狂わせていきます。
さらに移民・難民と彼らの排斥を訴える極右政党、テロリズムの恐怖と、今の欧州を揺るがしている社会問題を盛り込みながら、予測不能のラスト結末のクライマックスへと突き進みます!
まとめ
ナビル・ベン・ヤディル監督の映画『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』。
2018年2月10日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷で開催される「未体験ゾーンの映画たち2018」ほか順次公開。
クライム・アクション好きな映画通にオススメな作品です。お見逃しなく!