ジャーナリスト堀潤が5年の歳月をかけて追った、「分断」された世界。
ジャーナリスト堀潤が5年の歳月をかけて追ったドキュメンタリー映画『わたしは分断を許さない』が、2020年早春よりポレポレ東中野ほか全国順次公開する運びとなりました。
公開決定とあわせて特報、ティザービジュアル、堀監督コメントが解禁されましたのでご紹介します。
映画『わたしは分断を許さない』について
シリア、パレスチナ、朝鮮半島、福島、沖縄…。
わたしたちの世界は「誰」に分断されているのか。そして「誰」が人々に沈黙を強いるのか。
第1作目『変身 Metamorphosis』(2014)にて日米原発事故の3つの現場を追い、不条理と大衆の「忘却」を描いた堀潤。
本作では、第1作からの5年間で膿み続けた 国内外の「分断」を描きます。
堀潤監督のコメント
参考:堀潤監督の公式ツイッター
弾丸香港取材。ギリギリ成田に着いて飛び乗ったけど、機内は空席があちらこちら。羽田便はもっと多いのかな。気になりつつ。 pic.twitter.com/I7FraKUN5Y
— 堀 潤 JUN HORI (@8bit_HORIJUN) September 20, 2019
わたしには、どうしても許してはいけないと感じるものがある。それは「分断」だ。この10年で、国内外の様々な社会課題の現場で「分断」が深まったと感じる。人々の疑心暗鬼は、やがて差別や排斥をうむ。2020年は東電福島第一原発事故から、そしてシリア内戦から10年目を迎える年だ。世間の忘却に耐え、未だ孤立し、支援を待つ人たちがいる。一体なぜここまで、そして一体誰がこの分断を生んだのか。わたしは世界各地の現場へ取材の旅に出た。どうしても分断の手当てが今必要だからだ。
堀潤監督のプロフィール
参考動画:『変身 Metamorphosis』予告編
本作にて監督・撮影・編集・ナレーションを務めている堀潤(ほりじゅん)は1977年7月9日兵庫県神戸市生まれのジャーナリスト。
2001年にNHK入局。「ニュースウオッチ9」リポーターとして主に事件・事故・災害現場の取材を担当しました。
独自取材で他局を圧倒し報道局が特ダネに対して出す賞を4年連続5回受賞。
2010年、経済ニュース番組「Bizスポ」キャスターを務めた後、2012年より、アメリカ・ロサンゼルスにあるUCLAで客員研究員に。
2013年春の帰国後、4月1日付でNHKを退職し、フリーランスになりました。
2014年に日米の原発メルトダウン事故を追ったドキュメンタリー映画『変身 Metamorphosis』を制作。
NPO法人「8bitNews」代表です。
映画『わたしは分断を許さない』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督・撮影・編集・ナレーション】
堀潤
【脚本】
きたむらけんじ
【音楽】
青木健
映画『わたしは分断を許さない』のあらすじ
東電福島第一原発事故から、そしてシリア内戦から10年目を迎える2020年。
しかしいまだに復興も支援も行き届かず、助けを求める人たちがいます。
ジャーナリストの堀潤が、分断された世界を捉える旅に出ます。
まとめ
2014年に制作された『変身 Metamorphosis』では、過酷なメルトダウンを起こした福島第一原発事故(2011)、米国のスリーマイル島原発事故(1979)、そしてサンタスサーナ原子炉実験場事故(1959)を取材した堀潤。
本作ではシリア、パレスチナ、朝鮮半島、福島、沖縄など、世界各地で深まる分断を映し出します。
映画『わたしは分断を許さない』は2020年早春よりポレポレ東中野にてロードショーです。