映画『ダウンレンジ』は、9月15日(土)より新宿武蔵野館にて2週間限定レイトショー!
ある大学生6人が相乗りした車が、何ひとつない広大な田舎の国道を走行中、突如、タイヤがパンク。
破裂したタイヤの交換の作業をしようと停車した車を降りた男子学生は、そのパンクがアクシデントではなく、意図的な仕業であることに気づきます。
その瞬間から男女6人は何者かの餌食になっていく…。
映画『ダウンレンジ』の作品情報
【公開】
2018年(日本・アメリカ映画合作)
【原題】
Downrange
【脚本・監督】
北村龍平
【キャスト】
ケリー・コーネア、ステファニー・ピアソン、ロッド・ヘルナンデス・フェレラ、アンソニー・カーリュー、アレクサ・イエームス、ジェイソン・トバイアス
【作品概要】
映画『VERSUS』『あずみ』『ゴジラ FINAL WARS』といった作品などで、映画マニアに根強いファンを持った北村龍平監督が、広い荒野で見えない相手に追い詰められた若者6人の恐怖を描くシチュエーション・スリラー。
北村監督は日本のみならず、ハリウッドでも映画制作を行い、『ミッドナイト・ミート・トレイン』『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』を制作しています。
北村龍平監督のプロフィール
監督作品:『ゴジラ FINAL WARS』(2004)
大阪の高校中退後、17歳でオーストラリアへ渡り、スクール・オブ・ビジュアル・アーツ映画科に入学。
卒業制作の短編映画『EXIT -イグジット-』が高い評価を受け、年間最優秀監督賞を受賞。
日本帰国後の1995年に映像集団ナパームフィルムズを結成、自主映画『DOWN TO HELL』が第1回インディーズムービー・フェスティバルでグランプリを受賞。
渡部篤郎主演の『ヒート・アフター・ダーク』を製作し監督デビューする。
監督作品:『ヒート・アフター・ダーク』(1999)
初の長編映画『VERSUS』(2001)が国際的に高い評価を得て話題を呼びます。
以降、2002年に『荒神』『ALIVE アライヴ』、2003年に『あずみ』の話題作を次々に発表しました。
2003年の人気作品『スカイハイ』では、ドラマと劇場の双方でメガホンをとり、2004年にはゴジラ誕生50周年記念する大作『ゴジラ FINAL WARS』の監督にも起用されました。
監督作品:ミッドナイト・ミートトレイン(2008)
その後、アメリカに渡り、ハリウッドで2008年にブラッドリー・クーパー主演の『ミッドナイト・ミートトレイン』、2012年に『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』の監督を務めます。
2014年に漫画家モンキー・パンチの『ルパン三世』を小栗旬主演で実写映画化しました。
映画以外では、横浜開港150周年記念イベント「開国博Y150」のために制作された『BATON バトン』(2009)で初めてアニメ作品を監督したほか、人気ゲーム「メタルギアソリッド・ザ・ツインスネーク」のデモシーンの演出、CMやミュージックビデオなども手がけています。
映画『ダウンレンジ』のキャスト紹介
ケリー・コーネア(Kelly Connaire/ジョディ)
ケリー・コーネアは、ミネソタ州出身の若手女優。
『For Art’s Sake』(2016)や 『Eternalism』(2017)などこれまで短編映画を中心に出演していたが、本作で初の長編映画主演デビューし、トロント映画祭進出を果たします。
ステファニー・ピアソン(Stephanie Pearson/カレン)
ステファニー・ピアソンは、カリフォルニア州ロサンゼルス出身の女優。
幼いころよりテレビドラマや映画に子役として幅広く活動しており『Tuolumne 』(2013)や『Wolf Mother』(2016)などに出演。
ロッド・ヘルナンデス・フェレラ(Rod Hernandez-Ferella/トッド)
ロッド・ヘルナンデス・フェレラは、本作で初の長編映画主演デビューを果たしました。
現在は『The Path』 (2018)に出演しており、本作を皮切りに長編映画へ活動ジャンルを広げています。
アンソニー・カーリュー(Anthony Kirlew/エリック)
アンソニー・カーリューは、テキサス州出身の若手俳優。
中学校を卒業後すぐにハリウッドに移住し、俳優としてのキャリアをスタートさせ、『Happy Times Sketch Lab』 (2018)など、映画だけでなく、テレビシリーズにも多く出演しています。
アレクサ・イエメス(Alexa Yeames/サラ)
アレクサ・イエメスは、これまで舞台を中心に活動してきた若手女優。
『Dannys Dinner Party 』(2010)や『A Burial Hymn 』(2015)など、インディペンデント系短編映画を中心に多数出演しています。
ジェイソン・トバイアス(Jason Tobias/ジェフ)
ジェイソン・トバイアスは、『Terrordactyl』(2016)、『Most Likely to Die』(2015)といった数々の長編映画に出演した実力派若手俳優。
テレビドラマでも幅広く活動しており、今後は映画『Sounds of Silence』 (2019)が控えている。
映画『ダウンレンジ』のあらすじ
田舎の国道を走る自動車に、男女合わせて6人の大学生が相乗りしていました。
車内はいくらか狭いものの、皆の会話も弾んで笑顔に溢れて賑わいでいました。
突如、タイヤがパンク。
止まったのは広大な山の一本道…。
ガゾリンスタンドを探そうとしますが、スマフォの電波は不安定。
助けも呼べず、男手で仕方なく破損したタイヤと予備タイヤと交換しようしました。
取り外したタイヤから、金属音とともに何かが地面に落ちてきました…。
ひしゃげた銃弾。
タイヤは自然にバーストしたパンクではなく、誰かがどこかから撃ち抜いたものでした。
彼ら男女6人は見えない何者かの「射程距離」に入ってしまった…。
そしてまたも銃声音が…。
映画『ダウンレンジ』の感想と評価
本作品のタイトル『ダウンレンジ』は、銃弾の射程圏内を指す用語で、兵士たちの間では「戦闘地帯」を表しています。
北村龍平監督はデビュー作『VERSUS(ヴァーサス)』を制作しましたが、『ダウンレンジ』は原点回帰ともいえる、極限のソリッドシチュエーションスリラーになっています。
そのほかにもこれまで『あずみ』『スカイハイ』『ゴジラファイナルウォーズ』そして『ルパン三世』と話題作を次々と手がけ、ハリウッドに拠点を移し『ミッドナイト・ミート・トレイン』『ノー・ワン・リヴズ』を発表。
日本人監督として、唯一人でハリウッド最前線で活躍する映像作家です。
また本作は、2002年に『千年女優』、2003年に『東京ゴッドファーザーズ』など数々の名作を手がけ、さらに2016年に片渕須直監督作品の『この世界の片隅に』で社会現象を巻き起こした、真木太郎プロデューサーがタッグを組んだ異色の注目作です。
北村監督は、これまで上戸彩、ブラッドリー・クーパー、ルーク・エヴァンスたちを無名の頃に主演に抜擢するなど、才能を見抜く鋭い目を持った人物でもあります。
本作でも1万人を超す応募者の中からオーディションで選んだ6人のアクターは、今後才能溢れる俳優になっていく可能性が大いにあります。
彼らをキャスティングに見抜いた北村監督が、ハリウッド第一線で活躍するスタッフを従え、今旬の真木プロデューサーといった強力なバックアップのもと、完全インディペンデント体制で作られたのが本作『ダウンレンジ』。
限定された空間で極限の緊張感が全編を支配。
広大な荒野の真ん中にいながらも、閉所恐怖症的な恐怖が襲いかかる設定に手に汗握ること、必至です!
まさに情け容赦ない超過激なこの映画は、2017年のトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門でのワールドプレミアで喝采を浴びました。
その後、シッチェス・カタロニア映画祭、釜山映画祭を皮切りに、その熱気は一気に世界へと広がっていった話題作です。
まとめ
本作『ダウンレンジ』を評して、映画祭や評論家からこのような感想が飛び交っています。
「野心と鮮血に満ちたサバイバルスリラー」
「マジでイカれた映画」
「予測不可能で緊張感みなぎる、超バイオレンスなスリルライド」
「北村監督史上、もっとも暴力的」
観客を戦慄と熱狂の渦に巻き込んだ映画『ダウンレンジ』。
相乗りした大学生6人の車が、何ひとつない広大な田舎の国道を走行中、突如、タイヤがパンク。
そのパンクした落ちた弾丸。アクシデントではなく、意図的な何者かの仕業に6人は次々に標的となった獲物に!
北村龍平監督の原点回帰の最新作にして、衝撃的なシチュエーションスリラーが、ついに日本を射程に捉える!
映画『ダウンレンジ』は、9月15日(土)より新宿武蔵野館にて2週間限定レイトショー!
本作が上映される劇場情報
【関東地域】
東京 新宿武蔵野館 9月15日〜28日 *2週間限定レイトショー
【近畿地域】
大阪 第七藝術劇場 9月22日〜
*上記の情報は現在のものです。作品の特性からセカンド上映や順次公開されること予想さえます。お近くの映画館をお探しの際は必ず公式ホームページを閲覧のうえお出かけください。