大塚信一監督の『横須賀綺譚』劇場鑑賞券20名様にプレゼント!
名匠・長谷川和彦を師とする大塚信一監督は吠える……「世の中を変えるために映画を撮りたい。せめて“今の世の中はクソだ!”ぐらいは言いたい」。
そんな映画への愛と社会への骨太なメッセージを持つ大塚監督は、インディーズ映画作家らしく、プロの撮影現場での経験がありません。
しかも、5年の歳月をかけて長編映画デビュー作『横須賀綺談』を完成させたいまなお、2人の子供を養う父親としてラーメン屋で働き、生計を立てているという異例の作家でもあります。
大塚監督自らが脚本を書き上げた本作は、まるでラーメンのように、さっぱりとしながらも濃厚なダシの効いたスープの深みと、熱くできたてコシのある麺と、豪華な具材がトッピングされた映画であり、観客を魅了する味わいを持った作品です。
映画『横須賀綺譚』は2020年7月11日(土)より新宿K’sシネマほかにて全国順次公開されますが、この度劇場公開を記念して、大塚信一監督より抽選で20名の方に本作の劇場用鑑賞券をプレゼントいたします。
映画『横須賀綺譚』とは?
2011年3月11日の東日本大震災。その際に亡くなったと思われていた、かつての恋人・知華子。
「知華子、生きてるかもしれない」……最後の別れから9年後、思いがけない言葉を聞かされた春樹は、知華子が現在暮らしているという横須賀へと向かう。そこで彼が目撃する「現実」とは?
主人公の春樹役には、『恋の罪』『こっぱみじん』『走れ、絶望に追いつかれない速さで』などに出演し、注目を集める若手俳優の小林竜樹を迎え、春樹のかつての恋人であるヒロイン・知華子役には、『終わってる』のしじみを起用。
そのほかのキャストに、インディーズ映画からメジャー大作『シン・ゴジラ』といった作品や、『anone』などのテレビドラマまで幅広く活躍する演技派の俳優川瀨陽太が熱演。また友情出演によって、烏丸せつ子が重要な役所で顔を見せています。
さらにスタッフ陣は、近年稀に見る大ヒットを飛ばした話題作『カメラを止めるな』の上田慎一郎が演出補を担当しています。
映画『横須賀綺譚』の作品情報
【公開】
2020年(日本映画)
【監督・脚本】
大塚信一
【キャスト】
小林竜樹、しじみ、川瀬陽太、長内美那子、湯舟すぴか、長屋和彰、烏丸せつこ
【作品概要】
名匠・長谷川和彦を師とする大塚信一監督の長編映画デビュー作。「東日本大震災で亡くなったはずのかつての恋人が、横須賀で生きている」という謎めいた情報を頼りに旅に出る男の物語であり、大塚監督は脚本も自らが手掛け、5年の歳月をかけて本作を完成。カナザワ映画祭2019「期待の新人監督」部門にも正式出品されました。
主人公・春樹を演じるのは『恋の罪』(2011)で映画初出演を果たし、映画『菊とギロチン』『真っ赤な星』(2018)、そのほか舞台作品・CMなどでも活躍中の小林竜樹。
また春樹の元・恋人の知華子役には、映画『終わってる』(2011)『Motherhood』(2009)出演のほか、Vシネ、舞台など幅広く活動する女優しじみ。さらに春樹のライバルとなる川島役は、小林竜樹とともに『菊とギロチン』にも出演、瀬々敬久監督作品ではお馴染みの川瀬陽太が務めています。
映画『横須賀綺譚』のあらすじ
2009年3月、東京。知華子は友達の絵里と引越し作業をしています。小説家を目指していた知華子の荷物は、たくさんの本であふれていました。彼女が家を去ろうとした時、酔っ払った春樹が帰ってきます。
「今日、引越しって知ってたよね」と責め立てる絵里。「いいの。この人いいひとよ。でもそれって、欲がなくて、執着もしない。愛がない、薄情な人ってこと」……知華子は、すでに諦めたような穏やかな顔をしていました。
父親の介護のため実家の福島に帰ることにした知華子と、それならばと別れを決めた春樹。これからの知華子との生活よりも、東京での自身の仕事を優先した上での選択でした。
それから9年後の東京。証券会社で働く春樹は、後輩もでき、仕事のノルマ達成に追われていました。その仕事ぶりは、契約を取り付けるためなら違法ギリギリの行為もいとわないものでした。
そんなある日、春樹はばったり絵里に再会します。そこで、知華子が震災後行方不明となったままだと知らされます。「いままで知らなかったの?本当に薄情だね」。
やがて春樹は仕事の休暇を取り、ある場所へと向かいます。それは知華子が震災時に亡くなった場所と思われる、彼女の故郷でした。
震災を経て、多くのものが変わってしまったのであろう知華子の故郷を見つめる春樹。すると彼の携帯電話に、一本の着信が入ります。
「1回ぐらい遊びに来なよ」……それは、知華子が出て行く時の言葉でした。沈黙を経て続いた「来ないね」……それは、確かに知華子の声でした…。
映画『横須賀綺譚』の公開情報
映画『横須賀綺譚』は7月11日(土)より新宿K’sシネマにて劇場公開。その後、名古屋シネマスコーレほか全国順次公開。
【映画『横須賀綺譚』公式HP】
キャスト・スタッフプロフィール、公開劇場などの詳細な情報を掲載。
【映画『横須賀綺譚』公式Twitter】
映画に関する新規情報を日々更新中。
招待券プレゼントの応募受付
【応募方法】
たくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。当選は発送をもって代えさせていただきます。
【応募締切】
2020年7月3日(金)の23時59分まで有効
【当選者数】
20名様
【抽選・当選発表】
厳正なる抽選のうえ、当選者を決定致します。また当選者の発表は個人情報の保護のため、当選者ご本人への発送をもって代えさせていただきます。
*応募はお1人様1回に限り有効です。複数回の応募は無効となる場合がございますのでご注意ください。
まとめ
「幽霊に会いに行く。」
2009年に別れの言葉を交わした春樹と知華子。ふたりの魂はある出来事をきっかけにふたたび関係性を問い直され、映画はその先にある「決して変えてはならない記憶」と「決して変わることのない現実」をも観客に問い直します。
『横須賀綺譚』は2020年7月11日(土)より新宿K’sシネマほか全国順次公開。そしてこの度の劇場公開を記念して、大塚信一監督より抽選で20名の方に本作の劇場用鑑賞券をプレゼントいたします。
大塚信一監督が現在の社会に向けて放つ静かなる衝撃、ぜひお見逃しなく!