第69回ベルリン国際映画祭観客賞・国際アートシアター連盟賞受賞作。
Netflixで海外配給も決定!!
2019年2月に開催されたベルリン国際映画祭のパノラマ部門の最高賞となる観客賞と国際アートシアター連盟(CICAE)賞の2冠を達成したHIKARI監督の初長編監督作品『37セカンズ』。
2020年2月より、新宿ピカデリーほか全国公開される本作の特報予告およびシーン写真5点が解禁されました。
映画『37セカンズ』の見どころ
映画『37セカンズ』は、ベルリン国際映画祭やトロント国際映画祭を始めとする世界各地の映画祭から招かれ、2019年東京国際映画祭のJapan Now部門にも選出。
10月に開催された第42回ミルバレー映画祭ワードシネマ部門マインド・ザ・ギャップにて観客賞を受賞、ストリーミング配信大手のNetflixでの海外配給も決定するなど、「日本映画を新しいステージへと昇華させた作品」と、すでに世界中の映画ファンから熱気をもって迎えられています。
監督は本作が長編デビュー作となるHIKARI。18歳から渡米して映画を学び、本作のセンセーショナルな登場とすでに海外各国からの高い評価を受け、ハリウッドから企画のオファーが何本も舞い込んでいます。
さらに主演は、身体に障がいを持つ女性たちを日本全国で一般公募し、約100名の応募者の中から監督に見出された佳山明。
今回で演技初経験となる佳山明と、その周りを囲む、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子ら豪華実力派俳優たちのリアリティ溢れる演技力も見逃せません。
映画『37セカンズ』の特報予告
特報予告では、「37秒 私が生まれた時に 息をしていなかった時間」というテロップとともに、佳山明が演じるヒロイン・ユマが映し出されます。
自身の不自由な身体のために「お風呂」や「外出」などの日常の些細な動作も常に母親と一緒に過ごさなければならず、大好きな漫画家の仕事も親友の“ゴーストライター”として身をひそめなければならないユマ。
自分の人生に対するもどかしさを感じさせるシーンのほか、人と出会うことで、止まっていた彼女の時間が自分の手によって再び動き出すことを予感させるような映像となっています。
映画『37セカンズ』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【原題】
37Seconds
【監督・脚本】
HIKARI
【キャスト】
佳山明、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子、熊篠慶彦、萩原みのり、芋生悠、渋川清彦、宇野祥平、奥野瑛太、石橋静河、尾美としのり、板谷由夏
映画『37セカンズ』のあらすじ
生まれた時にたった37秒間呼吸が止まっていたことが原因で、手足が自由に動かない脳性麻痺となった主人公・貴田ユマ(佳山明)。
親友の漫画家のゴーストライターとして働いて自分の作品として出せないことへの寂しさや歯がゆさ、そしてシングルマザーでユマに対して過保護になってしまう母・恭子(神野三鈴)との生活に息苦しさを感じていました。
自分にハンディ・キャップがあることをつきつけられ、それでも23歳の女性として望んでいいことだってあるはず。そんな思いの狭間で揺れる日々を送っています。
そんな時、ある出来事をきっかけに、ユマの人生は大きく変わり、自らの力で『新しい世界』を切り開いていくことになり…。
まとめ
参考:『37セカンズ』の公式ツイッター
トロント国際映画祭🎬初の公式上映は満員御礼!エンドロールで大きな拍手が鳴り止まず、オーディエンスからは、障害者を映画やドラマで描く際にダークな部分は避けがちだが、本作の自由な表現と勇気に感銘を受けた!とQ&Aも時間を超えて盛り上がりました😁#37 Seconds #サーティセブンセカンズ #HIKARI pic.twitter.com/INGuIYb1HE
— 37 Seconds Film (@seconds_37) September 12, 2019
本作は、自己表現を模索しようともがく中で、様々な人たちと出会い、思いもよらない展開でドラマティックにひとりの女性の成長を描いた物語です。
世界で注目され称賛の声を浴びている『37セカンズ』に期待が高まりますね。
映画『37セカンズ』は2020年2月、新宿ピカデリーほか全国順次ロードショーです。