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映画『夜空〜』の主演女優の石橋静河のプロフィールとその家族は

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

2017年5月13日から新宿ピカデリーで公開される『夜空はいつでも最高密度の青色だ』。

人気俳優の池松壮亮の相手役のマドンナとして、ダブル主演を果たした女優の石橋静河とは、どんな人物なのでしょう?

初主演でさらに人気が出そうな石橋静河!
夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017)

今回は石橋静河のプロフィールや出演作品などのご紹介

また、彼女の俳優活動の才能を知るためにも、俳優である両親の出演作品にも注目をしていきたいと思います。

1.ダンサーだった⁈石橋静河の華麗なるプロフィール

女優として注目をされるようになった石橋静河は、1994年7月8日に東京で生まれます。2017年現在は22歳。

両親も俳優として活躍する石橋凌と原田美枝子のあいだに次女として育ちました。

ニックネームは「しーしー」と呼ばれて、所属する事務所は「スーパートランプ/ Super Tramp」だそうです。

彼女の生い立ちは、4歳から習い始めたクラシックバレエを習い、2009年に15歳になると海外の「Boston Ballet School」に2年間留学。

17才から「School of Alberta Ballet」に留学して、服部有吉、Nancy Kilgourなどに師事をします。

2013年に帰国をすると夏には、「Hubbard Street Dance Summer Intensive」に参加。本格的にコンテンポラリーダンスとして活動をスタートさせます。

東京都渋谷区にある松濤にオープンさせた、アート・カルチャースペース「アツコバルー arts drinks talk」の初ダンス企画に参加をします。

その際のユニット名は、スーパー前座ガールズ「しーしー&茜」で見事なダンスを披露して観客を魅了したそうです。

石橋静河のアメリカのボストン、カナダのカルガリーでのダンス留学は、彼女にとって大きな自信になっているのでしょうね。

2.夏目三久似の可愛い人は誰?とCMで火が付き話題!

トップバリューCMのイオン「ギリシャヨーグルト」」

石橋静河はイオンのトップバリューの人気商品のひとつ、「ギリシャヨーグルト」のCMで出演しています。

「あたしってデキる女だ」という台詞を話しながら、美味しそうにヨーグルト食べる満足げな様子が可愛いと評判になりました。

イオン「トップバリュー ギリシャヨーグルト」の他にも、ファンケル「カロリミット」にも出演。

大塚製薬「ポカリスエット イオンウォーター」では、人気女優の橋本愛とも共演しています。

石橋静河はテレビコマーシャルを目にした人たちから、その可愛らしさに人気が急上昇したようです。

3.俳優として初舞台に立った石橋静河

舞台監督の野田秀樹作品に出演!NODA・MAP第20回公演『逆鱗』(2016)

2015年になると石橋静河は俳優として活動をスタートさせます。

その才能を発揮したのは、2016年1月には講演された、舞台監督として名高い野田秀樹の演出した舞台『逆鱗』に出演。

野田秀樹監督は東京大学在学中に「劇団 夢の遊眠社」を結成し、独自の台詞回しを持った世界観のある舞台で、数々の名作を発表。現在は東京芸術劇場芸術監督や多摩美術大学教授の実力者。

石橋静河の初舞台が野田秀樹監督の作品であることから見ても、彼女の放つ才能があるのは間違いありませんね。

この舞台のメインキャストには、松たか子、瑛太、井上真央、阿部サダヲなどがおり、公開当時には大きな話題を集めた作品です。

4.石橋静河の映画デビュー作『少女』(2016)

「告白」「白ゆき姫殺人事件」などで知られる人気作家の湊かなえの原作を実写映画化。

監督には『繕い裁つ人』などの三島有紀子監督が演出した作品で、「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望を持つ2人の女子高生が過ごす夏休みを描いた映画です。

石橋静河はヒロインのクラスメイト役として出演を果たしただけではなく、過去のダンサーとしての経歴を生かして振付補佐も務めました。

彼女の魅力はキャストとして出演するだけでなく、制作側の裏方スタッフも行なうとは石橋静河は多彩ですね。

5.石橋静河出演作、4月22日公開!『PARKS パークス』(2017年)

2017年4月22日から東京にあるテアトル新宿、名古屋にあるセンチュリーシネマで公開がスタートする『PARKS パークス』では、山口佐知子役で出演。

この映画は『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(2011)に商業映画デビュー果たした瀬田なつき監督の新作。

この物語は、東京の吉祥寺にある井の頭公園を舞台。公園脇に建つアパートの住む大学生の純は、同棲するはずだった恋人と別れてしまい、また大学からは留年の通知が届いていました。

近頃何もかも上手くいかない純が大学からアパートに帰宅すると、見知らぬ高校生のハルが訪ねて来ました。

亡き父親の晋平について小説を書きたいと思っていたハルは、晋平が持っていた昔の恋人の佐知子の手紙を読み、その住所と50年前の写真を頼りに訪ねてきたと言うのです…。

石橋静河は山口佐知子役を務め、共演者には橋本愛、永野芽郁、染谷翔太、森岡龍、佐野史郎などがいます。

また、彼女の役どころは50年前の昔の恋人。どのような重要なポイントになる役柄なのか公開が待ち遠しいですね

6.母親は演技派俳優の原田美枝子!

高校生の原田自ら志願して出演した『大地の子守歌』(1976)


『大地の子守歌』

石橋静河の母親は原田美枝子。1958年12月26日の東京生まれた女優です。

3児の母親でそのうちの次女が石橋静河ようです。

原田美枝子は精力的に女優を務める人で、映画6作品目にして初主演を務めた作品は、増村保造監督の『大地の子守歌』は自らが出演を志願しました。

1976年には『大地の子守歌』と『青春の殺人者』にて、ブルーリボン賞/新人賞。その翌年の1976年度キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞、製作者協会新人賞、報知映画賞の最優秀新人賞などを獲得。

1979年には『その後の仁義なき戦い』と『あゝ野麦峠』で、第3回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞獲得。

黒澤明監督の『夢』では美しい雪女役で出演!


『夢』

その後も、映画賞を多数受賞する実力のある女優。

原田美枝子は巨匠監督の黒澤明、山田洋次、深作欣二などの作品に出演するだけでなく、多くの監督からオファーを受けるほど、演技力の評価は高い女優です。

7.父親の石橋凌は演技派俳優‼︎

父親の石橋凌は、1956年7月20日に福岡県東久留米市で生まれた俳優

松田優作監督作品に大抜擢された石橋凌!

俳優として人気が名高いが、元々は1980年代に熱狂的に支持をされた伝説のロックバンド「ARB」のボーカルでした。

しかし、1986年に伝説的な俳優の松田優作に出会います。その後、松田優作が監督をつとめた映画『ア・ホーマンス』に出演。

石橋凌は演劇経験が全くなかったものの、優作から厳しい指導を受けて山崎道夫役を演じて、キネマ旬報ベスト・テンにて、新人男優賞受賞すると、本格的に映画俳優に進みました。

石橋静河の父の石橋凌は、ショーン・ペン監督の
クロッシング・ガード』(1995)に出演!

その後は、ハリウッド映画『クロッシング・ガード』に出演。監督はショーン・ペン、主演はジャック・ニコルソンの本場俳優と共演を果たして、アメリカの映画俳優組合の会員になったそうです。

こんな実力派俳優の母親の原田美枝子と、父親の石橋凌の次女である石橋静河に、多くの映画関係者から期待が集まるは言うまでもありません。

可愛らしさと演技力は母親譲り、度胸と表現力も父親譲りとなれば、石橋静河に今後も映画出演のオファーが集まることは間違いありませんね。

8.2017年にの公開される石橋静河の出演映画は?

公開の間もない初主演を果たした『夜空はいつでも最高密度の青色だ』予告編や、石橋静河の画像を見ても、2017年は彼女のブレイクする年になるのは間違いありませんね。

『夜空はいつでも最高密度の青色だ』以降の映画出演作品には、次のような作品も目白押しです!

行定勲監督の映画『うつくしいひと サバ?

熊本県出身の行定勲監督が、同県の地域創生の活性化を目的にした、中編作品『うつくしいひと』の第2弾です。

この物語は、私立探偵である玉屋末吉と田上は、震災の被災地で彷徨う外国人のマチューと出会いますが、全く言葉が通じません。

それでも聞き取れたのは「サバ」という唯一ひとこと。だが、仲間たちのサポートもあってマチューが亡き妻の亡骸を義父の義晴に届けるためフランスからやってきたということが分かります。

マチューはどうにか義晴のもとにたどり着くことが出来ましたが…。

石橋静河は端役のようですが、それでもCMという短い映像で人気を博した彼女。その演技や表現力なら、見るものの印象に残ること間違い無いでしょう。

こちらの『うつくしいひと サバ?』にも注目です!

密使と番人』(2017)

三宅唱監督の時代劇『密使と番人』にも石橋静河は出演しています。今夏に時代劇専門チャンネルと日本映画専門チャンネルで放送され、東京にあるユーロスペースでも特別上映されるそうです。

この作品は19世紀の日本。幕府が管理する地図を国外に持ち出そうと、山を住む若い密使と、その1人の密使を追う番人たちを、自然を背景の中で男たちの追走劇のみで描いた異色の時代劇だそうです。

いったい、石橋静河はどのような役柄で出演するのか?時代劇の和装の姿で登場する石橋静河にも注目して見てみたですよね。

9.石橋静河まとめ

石橋静河は今回の映画初主演を機に、2017年は新人女優としてブレイクするでしょう。しかし、せっかくならその人気に火が付く前にいち早く彼女に注目しましょう。

石橋凌と原田美枝子の次女の石橋静河は、今後の俳優活動を「怖いけど楽しみ」と述べるほど、明るく前向きに魅力ある俳優

ぜひ、石橋静河は、今後見守っって行きたい女優ですよね。

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