好きすぎて、イジメちゃう。
幼なじみの凛と優羽はお互い好き同士なのに、素直に「好き」と言えない関係。好きすぎて優しくできない凛は、優羽と幼なじみの関係を超えることができるのか?
ライバルの登場で、幼なじみを卒業し先に進みたい凛と、自分に自信が持てず先に進めない優羽。
こじれていく2人の恋を、いつの間にかあなたも応援しているはずです。
王道の青春胸キュンラブコメ『ういらぶ。』をご紹介します。
映画『ういらぶ。』の作品情報
【公開】
2018年(日本映画)
【原作】
星森ゆきものコミック「ういらぶ。初々しい恋のおはなし」
【監督】
佐藤祐市
【キャスト】
平野紫耀、桜井日奈子、玉城ティナ、磯村優斗、桜田ひより、伊藤健太郎
【作品概要】
LINE漫画の少女部門で月間1位を記録し、累計発行部数180万部を突破した、星野ゆきもの人気コミックを実写映画化した『ういらぶ。』。
監督は、『ストロベリーナイト』『キサラギ』『累』など人間の心理に迫る作品を多く手掛けている、佐藤祐市監督。そんな佐藤祐市監督が撮る初の胸キュンラブストーリーです。
主人公の凛には、今をときめく王子たち、ジャニーズJr.「King&Prince」の平野紫耀、ヒロイン役・優羽には、映画『ママレード・ボーイ』の桜井日奈子と、見ているだけで目に嬉しいフレッシュは俳優陣が揃いました。
好きすぎてイジメちゃう。2人は幼なじみの関係を超えることができるのか?幼なじみの不器用な恋を描く、最高に胸キュンな青春ラブストーリーです。
映画『ういらぶ。』のあらすじとネタバレ
凛(平野紫耀)、優羽(桜井日奈子)、暦(玉城ティナ)、蛍太(磯村優斗)は、同じマンションに住む仲良し幼なじみ4人組。美男美女の4人は学校でも憧れの存在です。
凛は優羽が隣に引っ越してきた時から優羽のことが大好きなのですが、好きすぎて優しくできず、いつも上から目線で優羽に厳しくあたります。ドSのビビり男です。
優羽はというと、そんな凛は自分のことを思って厳しくしてくれていると思い込み、自分がダメダメだから凛に迷惑ばかりかけていると、ネガティブな子に育ちます。
凛が優羽に冷たくあたる理由、優羽が厳しい凛に懐く理由は意外なところにありました。
幼い頃、優羽の父親は優羽のことを可愛すぎて「優しくしてくる男には気を付けろ」という教えのもと娘を育てます。それを聞いた凛は、自分が厳しく近寄る男どもから優羽を守ることを誓います。
「こじらせ愛」の始まりは、幼い頃の思い込みからでした。
そんな2人の気持ちを知りながら見守る幼なじみの暦と蛍太。
暦は面倒見が良く、凛に厳しく言われる優羽を慰める強い味方です。蛍太は、エスカレートする凛の「こじらせ愛」に呆れながらも2人を応援しています。
しかし、4人の幼なじみの関係が変化する出来事が起こります。第2章「ライバル出現」スタートです。
優羽が家の修繕工事のため一時仮住まいの家に引っ越したことで、幼なじみの関係は変化していきます。
引越し先の隣には、佐伯兄妹が住んでいました。兄の和真(伊藤健太郎)は、カッコイイ外見に頭も良く、優しいプレイボーイ。妹の実花(桜田ひより)は、人懐っこく、言いたいことはズバッと言う性格です。
和真は、可愛いのに自分に自信がなく、常にビクビクしてしまう優羽に「優羽ちゃんはとっても可愛いよ。自信を持って」と正面から迫ります。自分の意見を聞いてくれる和真の優しさに優羽は戸惑います。
一方、凛は和真の出現によってペースを乱され、悶絶する時間を過ごしていました。気になった凛は、新しい優羽の家に向かいます。
そこで目撃したのが、和真の優羽への「頭ポンポン」現場。
焦ってどうしたらいいかわからなくなった凛は、次の日から優羽を無視する態度にでます。2人の間に見えない距離ができていきます。
ある放課後、優羽を迎えにきた和真と鉢合わせした凛は、「あいつをイジメていいのは俺だけだ。あいつを好きになっていいのも俺だけだ」と和真に喧嘩を売りますが、「大事なのは、優羽ちゃんの気持ちじゃないのか?」と反対に宣戦布告をされてしまいます。
凛から無視され傷つく優羽と、ライバルの手強さに落ち込む凛。こじらせ愛はさらなるこじらせステージへ。第3章「かのじょ(仮)」スタートです。
凛は自分が告白される現場にわざと優羽を呼び出します。
告白を断る手段として、「ごめん、付き合ってるやつがいるから。相手は、優羽だから」と嘘をつきます。
それを聞いて驚く優羽に、凛は「告白を断るのが面倒だから、付き合ってるふりをしろ。かのじょ、カッコ仮な」と、言いくるめます。凛の病みレベルはマックスに達しました。
それを知った幼なじみの暦と蛍太は、凛の病みレベルに頭を抱え、告白した子にも悪いだろと注意しますが、凛はこれからは優羽に彼女のようにやさしく出来ると張り切ります。
張り切ったところで、凛です。
手をつなぎ色々な所にデートに連れて行き、彼女のように接する凛に優羽は、かのじょ(仮)なのだからと無理に合わせます。
かのじょ(仮)だからとキスを迫る凛に、優羽の限界がきます。突き飛ばされた勢いで、昔のアルバムをひっくり返す凛。そこには、幼い頃2人でいった「星の村」の写真が入っていました。
大事にしていた写真には、優羽の大切な思い出も詰まっていました。
「星の村で、凛くんが隠した大切なものを見つけられたら、私のこと認めてくれるって約束したの覚えてる?」
しかし、凛はそんなこと全く覚えていないと言います。そんなことより今度のデートのことで頭いっぱいの凛に優羽は、「今の凛くんは変わった。昔の幼なじみに戻りたい」と泣き出します。
幼なじみに戻りたい。自分は振られたのだ。凛は、大事なことに気付けないまま部屋を後にします。
第4章「りんの宝物」スタートです。
映画『ういらぶ。』の感想と評価
今をときめくキンプリの平野紫耀さんが主人公ということで、劇場も若い女の子たちでいっぱいでした。
平賀紫耀さんの、クールな目線でドSっぷりを出したかと思うと、くしゃくしゃの笑顔で悶絶する妄想男子っぷりと、幅広い演技にコロコロ変わる表情から目が離せません。
本当の王子がいました。
エンドロールには、出演者のオフショットや撮影の様子が流れます。
笑顔いっぱいの撮影現場の様子は、映画の中のキラキラ青春そのもので、このメンバーだからこそ完成した作品なのだと確信しました。
登場人物がみんな良いやつなのも、心がほっこりします。
中でも、凛たちと幼なじみの男の子・蛍太は、友達想いで常に優しく2人を見守ります。
凛の行き過ぎた行動にストップをかけたり、喧嘩の仲裁に入ったりと何かと振り回される役柄ですが、磯村優斗さんが自然に演じていて好感が持てました。
まとめ
累計発行部数180万部を突破した、星野ゆきもの人気コミックを実写映画化した『ういらぶ。』をご紹介しました。
好きだから、イジメちゃう。凛と優羽の関係は究極のこじらせ愛でしたが、いつの時代も素直に恋愛できず悩んでいる人は多いはずです。
女子なら誰もが憧れる、美男美女の幼なじみラブストーリー。ぜひ、胸キュンしてください。
リアル王子様、平野紫耀さんのドSっぷりと、桜井日奈子さんの可愛らしい「あわわポーズ」にも注目です。