貴方はまだ、本当に恐ろしい“魔女映画”を知らない…。
サンダンス映画祭監督賞など数々の賞レースを席巻したホラー映画『ウィッチ』をご紹介します。
CONTENTS
1.映画『ウィッチ』の作品情報
【公開】
2015年(アメリカ)
【原題】
The Witch
【監督】
ロバート・エガース
【キャスト】
アニヤ・テイラー=ジョイ、ラルフ・アイネソン、ケイト・ディッキー、ハーベイ・スクリムショウ、エリー・グレインジャー、ルーカス・ドーソン
【作品概要】
「魔女」をテーマに、赤ん坊をさらわれた家族が疑心暗鬼から狂気の淵へと転落していく様を描いたダーク・ファンタジー・ホラー。
M・ナイト・シャマランの『スプリット』でもヒロイン役に抜擢されたアニヤ・テイラー=ジョイを主演に迎え、監督を務めるのは、本作が初メガホンとなるロバート・エガース。
サンダンス映画祭監督賞、インディペンデント・スピリット賞最優秀初監督(及び脚本)作品賞、エンパイア賞最優秀作品賞など、他多数受賞作品。
2.映画『ウィッチ』のキャスト一覧
トマシン / アニヤ・テイラー=ジョイ
1996年にアメリカで生まれて間もなくアルゼンチンに移り住むことになったアニヤ・テイラー=ジョイ。
6歳の頃にはイギリス・ロンドンに渡ってからようやく英語をはなすようになったのだとか。(アルゼンチンはスペイン語圏)
女優としては2015年にBBCで放送されたファンタジードラマ『Atlantis』の数話に登場し、デビューを果たします。
同年のテレビ映画『バイキング・クエスト』にも出演した後、本作『ウィッチ』に出演。
この作品での演技が評価され、エンパイア賞最優秀新人女優賞を受賞するなど、一躍脚光を浴びることに。
その評価の高さは、アメリカのヴァラエティ誌では「もし映画の申し子という演技者がいるとすれば、それはアニヤ・テイラー=ジョイだ」と大絶賛したほどなのだとか。
その後は『モーガン プロトタイプ L-9』(2016)、『バリー』(2016)、そして本年日本公開のM・ナイト・シャマラン監督作品『スプリット』(2017)と続いていくことになった訳ですね。
そんなアニヤ・テイラー=ジョイが演じているのは、父から“魔女”なのではないかと疑われることになる娘・トマシン。
一息にメジャー女優への階段を駆け上がっている大注目の女優・アニヤ・テイラー=ジョイの演技に注目です!
ウィリアム / ラルフ・アイネソン
1969年生まれのイギリス人俳優ラルフ・アイネソンは、1993年の『ショッピング』でスクリーンデビューを果たしました。
その他の代表作としては、『トゥルーナイト』(1995)、『シューティング・フィッシュ』(1997)、『ハリー・ポッターと死の秘宝』(2010、2011)などが挙げられます。
最近では大人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(2012)や映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)などにも出演し、存在感を発揮していますね。
今回、ラルフ・アイネソンが演じているのは、トマシンの父・ウィリアム。実の娘であるトマシンが魔女ではないかと疑心暗鬼に陥っていく様をどのように演じて見せてくれるのか…要注目です!
キャサリン / ケイト・ディッキー
1971年、スコットランド出身のケイト・ディッキーは、1994年頃から女優としてのキャリアをスタートさせ、主に舞台やテレビドラマで活躍してきました。
2003年にショートフィルム『Room for the Night』でスクリーンデビューを果たします。
2012年にはリドリー・スコット監督の『プロメテウス』、翌2013年にはジェームズ・マカヴォイ主演の『フィルス』に出演。
また、テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』にも出演しており、多方面で活躍されていますね。
本作ではトマシンの母・キャサリンを演じており、彼女に襲い掛かる恐怖とは一体…?!
3.映画『ウィッチ』のあらすじ
時は1630年。舞台はニューイングランド。
街を追い出された父ウィリアムと母キャサリン、そして5人の子供たち。
彼らは連れ立って、森の近くの荒れ地へとやって来ました。
一見幸せそうに見える家族でしたが、彼らに悲劇が襲い掛かります。
なんと、まだ幼い赤ん坊のサムが何者かに連れ去られ、行方不明となってしまったのです。
どれだけ探してもその姿が見つかることはありませんでした。
家族がみな悲しみに沈みこむ中、父ウィリアムは美しい娘のトマシンにある疑念を持ち始めます。
それは、彼女は“魔女”ではないか、というもの。
その小さな疑いの心はやがて膨れ上がり、疑心暗鬼に陥った家族は狂気の淵へと転がり落ちていくことに…。
果たして、トマシンは本当に“魔女”なのか…?!
彼らを待ち受ける運命とは一体…?!
4.映画『ウィッチ』公開はいつから?
映画『ウィッチ』は、2017年7月22日(土)より全国で順次劇場公開されることが決定しています。
前売券の発売はすでに開始されており、各劇場窓口の他、「major」(https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=M20170520008)にてオンライン購入が可能です。
前売券特典として、オリジナルポストカードセットが付いてきますので、お早目のご購入をおすすめ致します。(※数量限定につき)
また、現時点で公開が決定している劇場は以下の通りです。
新宿武蔵野館(東京)
シネマポイント(長野)
シネマスコーレ(名古屋)
京都みなみ会館(京都)
シネリーブル梅田(大阪)
元町映画館(神戸)
ただし、7月22日(土)より公開がスタートするのは、「新宿武蔵野館(東京)」のみとなっておりますので、ご注意ください。
その他5館の公開予定日につきましては、各劇場にお問い合わせ頂きますようお願い申し上げます。
本作で長編監督デビューとなったロバート・エガースは、この作品でサンダンス映画祭監督賞をいきなり獲得するなど、世界中で高い評価を得ています。
しかし、この作品がすでにアメリカでは2015年に公開しているにもかかわらず、日本では知名度がほぼ無いに等しいですよね。
この『ウィッチ』を機に盛り上がりを見せて欲しいものの、いかんせん劇場数が全国でたった6館とあまりにも少なく、非常に厳しい戦いを強いられそうな予感がします。
おそらく、公開期間もそう長くは取らないと思われますので、気になる方はぜひお早目に劇場まで足を運んでみて下さい!
5.映画『ウィッチ』試写会はある?
※映画『ウィッチ』の試写会は現時点で予定されておりません。新たな情報が入り次第、更新してまいります。
6.まとめ
良質な作品であるにも関わらず、あまりにも公開範囲が限定的であることは日本では良くありますよね。
おそらくM・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』が公開され、アニヤ・テイラー=ジョイの知名度が上がったことで、こういった作品が掘り返されたのでしょう。
日本ではどうもキャストが重視され過ぎる傾向にありますので、配給側がもう少し純粋に作品としての質を見てくれれば…と思わざるを得ませんね。
映画『ウィッチ』はとにかく評価の高い作品ですので、ぜひ劇場で本当に怖ろしい“魔女映画”をご覧ください!