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Entry 2020/05/22
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映画『死神遣いの事件帖 傀儡夜曲』あらすじと感想評価。鈴木拡樹が邦画時代劇の3枚目ヒーローに“変身”

  • Writer :
  • 村松健太郎

映画『死神遣いの事件帖 傀儡夜曲』は6月12日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー!

映画『死神遣いの事件帖 傀儡夜曲』は、同じ世界観の物語を映画と舞台で公開&上演する【東映ムビ×ステ】プロジェクトの第2弾『死神遣いの事件帖』の映画版です。

2010年『超・電王トリロジー』で劇場用映画監督としてデビューした柴﨑貴行が手掛けました。

キャストは「刀剣乱舞」シリーズで知られる鈴木拡樹を主演に、安井謙太郎、崎山つばさ、乃木坂46の鈴木絢音ほか『仮面ライダージオウ』の押田岳や、舞台で実績充分の山口馬木也、高田聖子などが揃いました。

自分の寿命の一部と引き換えに不思議な能力を使うことができる「死神遣い」の探偵・久坂幻士郎は、ある女の行方を捜してほしいという依頼を受けて調査を始めますが……。

映画『死神遣いの事件帖 傀儡夜曲』の作品情報

(C)2020 toei-movie-st

【公開】
2020年(日本映画)

【脚本】
須藤泰司

【監督】 
柴﨑貴行

【キャスト】
鈴木拡樹、安井謙太郎、崎山つばさ、鈴木絢音、押田岳、松浦司、松本寛也、北川尚弥、高田里穂、萩野崇、陳内将、山口馬木也、堀内正美、高田聖子

【作品概要】

映画『死神遣いの事件帖 傀儡夜曲 』は、映画と舞台を完全連動させる新プロジェクト【東映ムビ×ステ】の第2弾。第1弾は2019年の映画版『GOZEN―純恋の剣―』舞台版『GOZEN―狂乱の剣―』でした。

監督は2010年『超・電王トリロジー』で劇場用映画監督としてデビューした柴﨑貴行。、2006年『仮面ライダーカブト』で本編初監督し、ネット配信やてれびくんオリジナルビデオの演出を多く手掛けています。

【東映ムビ×ステ】は、東映の仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズ出身の若手キャストと、2.5次元系ミュージカルの俳優を集結させた新感覚エンターテイメントです。

本作は、7月8月に一部キャストが続投する上演予定の舞台『死神遣いの事件帖 鎮魂侠曲』と連動した企画になっています。

映画『死神遣いの事件帖 傀儡夜曲』のあらすじ

(C)2020 toei-movie-st

三代将軍・家光の時代。 江戸に、“死神遣い”の探偵・久坂幻士郎という男がいました。

幻士郎は十蘭という“死神”と契約しており、 自分の寿命の一部と引き換えに、不思議な能力を使うことができました。

そんな幻士郎と十蘭のもとに、ある女の行方を捜してほしいという依頼が舞い込みます。 手掛かりは「右目の端に黒子(ほくろ)」と「桐の紋の短剣」のみ。

破格の手付金を受け取り、気を良くした幻士郎は早速、調査を開始します。

丁度その頃、吉原遊郭の惣名主・庄司甚右衛門は頭を抱える問題に直面していました。

大門が閉まれば出入り不可能な吉原で、真夜中、遊女が大門の外に連れ出され、次々に 殺されるとい事件が起きていたのです。

幻士郎が追う「黒子の女」と「遊女連続殺人」の関係はあるのでしょうか。

吉原遊廓の惣名主を父にもつ侠客の新之助や、その姉・お藤も巻き込んでやがて明らかになる驚きの真相とは?

映画『死神遣いの事件帖 傀儡夜曲』の感想と評価

(C)2020 toei-movie-st

「刀剣乱舞」シリーズや「劇団☆新感線」の『髑髏城の七人season月<下弦の月>』などの現代感覚にアレンジされた時代劇で存在感を出している鈴木拡樹が、一転して3枚目の主人公を演じる新感覚時代劇。

主役の鈴木に限らず、脇にも特撮ものでキャリアを積んだイケメン俳優の面々やアイドルたちが勢揃いしています。

舞台との連動もあるので当然ですが、より大袈裟で芝居がかったキャラクターが次々と登場。映画を観ながら舞台を観劇しているような、‟一粒で二度美味しい”を実感できるのです。

「刀剣乱舞」の時もそうでしたが、鈴木拡樹の軽やかな立ち振る舞いは若い頃の野村萬斎を思い起こさせるところがあります。こういう浮世離れしたキャラクターにはピッタリといえます。

こういうテイストの時代劇に抵抗のある方もいるかもしれません。しかし、前述の『刀剣乱舞』や「劇団☆新感線」、「戦国BASARA」などが面白いと思う方は、この『死神遣いの事件帖傀儡夜曲』もきっと楽しめることでしょう。

まとめ

(C)2020 toei-movie-st

東映といえば老舗の邦画メジャー会社です。が、映画以外で今一つ、とびぬけたものがありません。

『相棒』『科捜研の女』などのテレビドラマシリーズはそれなりに大きな存在ですが、早々映画に反映させられるものでもありません。

そんな中で、地道に積み上げてきたのが特撮ヒーローというジャンル。怪獣映画には手を出さず、等身大のヒーローの活躍を描き続けてきました。

特に20年ほど前から仮面ライダーが復活。後の“平成仮面ライダー”というブランドの始まりです。東映の中でこの仮面ライダーとスーパー戦隊シリーズが大きな柱になり始めました。

各シリーズから、オダギリジョー、要潤、綾野剛、佐藤健、瀬戸康史、菅田将暉、福士蒼汰、竹内涼真、高杉真宙、千葉雄大、横浜流星などのスターが登場します。

この特撮ジャンルの監督・スタッフたちも多くの人材が育ってきました。その一方で、この作品群から出たもののまだスターの一歩手前でチャンスを狙っている若手俳優が多数いることも事実です。

そんな彼らを東映の財産として活かすためにスタートしたのが【東映ムビ×ステ】シリーズです。

第一作の『GOZEN―純恋の剣―』にも特撮出身の若手俳優がこぞって出演、監督・スタッフも特撮系の人間で固めています。

また、東映にはかつてヤクザ映画と時代劇という売りがあった時期があります。

前者はなかなか企画を通しにくい世の中ですが、後者の時代劇は、2.5次元舞台の『刀剣乱舞』のように現代的なアレンジを加えれば、今でも充分成り立つ余地があります。

いつもどこかもったいない感や不器用感を感じていた東映ですが、『GOZEN―純恋の剣―』そして『死神遣いの事件帖』という【ムビ×ステ】の流れを見ると、今までにない戦略性の高さがうかがえます。

映画『死神遣いの事件帖 傀儡夜曲』は6月12日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー!

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