映画『最強のふたり』は、日本で公開されたフランス映画のなかで、『アメリ』を抜き興行収入歴代1位を記録。
また、第24回東京国際映画祭で東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)と最優秀男優賞をダブル受賞しました。
今回は、大富豪と貧困青年との生命力に溢れた最強の友情を描いたフランス映画『最強のふたり』のあらすじネタバレと感想、また、無料の動画視聴方法を紹介していきます。
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CONTENTS
映画『最強のふたり』の作品情報
【公開】
2012年(フランス映画)
【原題】
Intouchables
【監督】
エリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ
【キャスト】
フランソワ・クリュッゼ、オマール・シー、オドレイ・フルーロ、アンヌ・ル・ニ、アルバ・ガイア、クラゲード・ベルージ、 クロティルド・モレ、グレゴリー・オースターマン、ドロテ・ブリエール・メリット
【作品概要】
事故により頚椎を損傷し、首から下が動かなくなった大富豪の男性と、その介護人を務めることになった2人の生きる様を、実話を基にコミカルかつ涙ありで描くヒューマンドラマ。
2011年に東京国際映画祭で、主演したフランソワ・クリュッゼとオマール・シーは最優秀男優賞を受賞。また、日本アカデミー賞では最優秀外国作品賞受賞。
その他、セザール賞ではオマール・シーが主演男優賞を受賞するなど、フランスを代表する作品のひとつとなっています。
日本で公開されたフランス映画のなかで歴代1位の興行収入を記録し、2001年に公開され話題になった映画『アメリ』を抜くヒット作となりました。
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映画『最強のふたり』のあらすじとネタバレ
事故により首から下が麻痺しているパリの大富豪のフィリップは、住み込みの介護人を雇うため屋敷の一室で面接を行っていました。
また、部屋の外では、コミュニティー出身の黒人青年ドリスが、失業保険を受給するのに必要なサインを貰おうと、他の面接者と共に順番待ちをしています。
面接室ではフィリップと秘書マガリーが面接を行っていました。
しかし、フィリップは介護資格を持ち、何も出来ない障がい者の手助けをしたいという、自分を身体不自由な者としてしか見ていない応募者たちにうんざりしていました。
一方でドリスは、2時間も待たされて苛立ち、名前を呼ばれた面接者を押しのけて、サインだけくれればいいといいます。
車椅子で移動するフィリップを見たドリスは「厄介だな」と言い、フィリップもまた「厄介だ」と応えました。
そして、翌日の朝9時に来る約束をして、ドリスは豪邸を後にしました。
翌日の朝。約束の時間に屋敷を訪れたドリスは、フィリップの助手イヴォンヌに屋敷の中を案内され、用意された個室に通されました。
フィリップは自分を障がい者として見ず、ひとりの人間として見ているドリスに興味を持ち、試用期間を儲けた住み込みの介護人として雇うことにしたのです。
ドリスの仕事はフィリップの介護全般ですが、嫌なものは嫌と言ったり、全く気を使わない破天荒な介護でフィリップを笑わせます。
もちろん、体を拭いたり車椅子に乗せたりと、一般的な介護を前提としながらも、まるで友人のようにフィリップに接していました。
そうして働き始めて一ヶ月。試用期間が終了したドリスは、本採用となり、正式にフィリップの介護人となりました。
映画『最強のふたり』の感想と評価
フィリップは自分が障がいがあり、人の手を借りずには何も出来ないことは、自身でも良く知っています。
また、諦めなければいけないことがあることも理解していました。
介護人はみんな自分を、“1人の人間”ではなく障がい者としか見ていないことが一番苦痛だったのです。
しかし、ドリスだけは、自分を“1人の人間”として見てくれたことが、心から嬉しかったのだと思います。
また、フィリップに対するドリスの態度では、「オレなら自死している」とか、「これは健常者用のチョコだからフィリップはダメ」など、ドキッとするような言葉を平気で言ったりもします。
ほかにもフィリップの足に熱湯を掛けて、「すげぇ、本当に感覚ないのか?」ということをやってみたりと、一般的に考えたら絶対にやってはいけないことを、あえてやってしまうのは驚きでした。
健常者と障がい者の対比を描きつつも、同じ人間として、一般と同じように恋をしたり、楽しむことを伝えています。
そのことは、自分に自信を持つことも大切だということを伝えているのだと感じました。
また、ドリスは、介護用の車でフィリップを「馬みたいに荷台に乗せるのは嫌だ」と、実用的ではない車の助手席にフィリップを乗せたりと、ガサツだけど形式的ではない、血の通った人間として温かみのある介護の姿勢が印象的でした。
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まとめ
フランス映画『最強のふたり』は、黒人と白人の格差、健常者と障がい者の対比がテーマになった作品です。
現代社会において人の温かさや友情、絆といったものを考えさせられる内容となっていますので、未視聴の方には特にオススメします。
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