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ポエトリーエンジェルあらすじとキャスト!上映劇場情報も

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

和歌山県で開催されている第10回を迎える、「田辺・弁慶映画祭」を記念して製作された、飯塚俊光監督の『ポエトリーエンジェル』。

モデルとしても活躍する武田玲奈と、若手俳優として注目される岡山天音のダブル主演作品。

今回は詩のボクシングをモチーフした、『ポエトリーエンジェル』をご紹介します。

1.映画『ポエトリーエンジェル』の作品情報

【公開】
2017年(日本映画)

【脚本・監督】
飯塚俊光

【キャスト】
岡山天音、武田玲奈、鶴見辰吾、美保純、角田晃広、山田真歩、芹澤興人、高橋かすみ、松崎颯、橘実里、安田聖愛、小川あん、仲谷香春、アンジェラ、富田望生、染野有来、早出明弘、アイアム野田、服部靖司、松浦慎一郎、大関さおり、松田北斗、鈴木築詩、徳江かな、矢崎初音、山崎賢人、下條アトム

【作品概要】

リングの上で自作の詩を朗読し、どちらの言霊が聞き手の心に詩の魂が届いたかを判定して勝敗を決める「詩のボクシング」の対決を通して成長していく姿を見つめた青春エンタテインメント。

『合葬』『ディストラクション・ベイビーズ』などに出演した岡山天音と、「non-no」専属モデルで映画『暗殺教室』などにも出演した武田玲奈がW主演作品。

監督・脚本は、『チキンズダイナマイト』『独裁者、古賀。』など、個性的な作品を発表し続けている新鋭の飯塚俊光。

2.映画『ポエトリーエンジェル』のあらすじ


(C)田辺・弁慶映画祭 第10回記念映画プロジェクト

玉置勤は高校卒業後、実家の経営する梅農家で働きますが、その仕事に満足感が得られません。

玉置には妄想癖があり、自分の妄想が発揮できるような場所を探していました。

ふとしたことがきっかけで、声と言葉のスポーツ“詩のボクシング”の 説明会に参加したところ、その面白さに魅了されます。

興味を持った玉置は「詩のボクシング教室」に通うようになりました。

指導する先生は、自称のラッパー、陰気な女性、年金暮らしの老人など、クセの強いメンバーが集まっていました。

そんなメンバーたちが力試しに高校生と強化試合をすることになるが、彼らの詩に足りないものは何なのか模索していくと、各メンバーに秘密があることがわかる。

そして、ある出来事により女子高校生の丸山杏(武田玲奈)が新たなメンバーとして加入することに。

ただ、彼女はある悩みを抱えていた…。

3.映画『ポエトリーエンジェル』のキャスト

武田 玲奈(丸山杏役)


(C)田辺・弁慶映画祭 第10回記念映画プロジェクト

武田玲奈は1997年7月27日生まれの福島県出身。「non-no」専属モデル。

2014年に「Popteen」レギュラーモデルとして芸能活動をスタートさせ、2015年に羽住英一郎監督の『暗殺教室』で女優デビュー。

また、「週刊ヤングジャンプ」13号で史上最大級の逸材として、誌面にして表紙を飾理ました。

さらにテレビドラマは、2015年にTBSの『監獄学園 −プリズンスクール−』でドラマレギュラー初出演。

2017年公開の猪股隆一監督の『ラストコップ THE MOVIE』にも出演してます。

岡山天音(玉置勤役)


(C)田辺・弁慶映画祭 第10回記念映画プロジェクト

岡山天音は1994年6月17日生まれの東京都出身の俳優。

2009年にNHKドラマ『中学生日記 転校生シリーズ』でデビュー。個性あるルックスと柔軟な演技で多くの出演を重ねる期待の新人。

飯塚俊光監督の文化庁委託事業「若手映画作家育成プロジェクト2014」の短編映画『チキンズダイナマイト』で主演

最近の主な出演作品には、2015年に『合葬』『死と恋と波と』、2016年に『黒崎くんの言いなりになんてならない』『ライチ☆光クラブ』『ディストラクションベイビーズ』『セトウツミ』に出演。

また、2017年に『僕らのごはんは明日で待ってる』『帝一の國』『神さまの轍 check point of the life』の公開があります。

4.『ポエトリーエンジェル』に登場する「詩のボクシング」とは?


(C)田辺・弁慶映画祭 第10回記念映画プロジェクト

「詩のボクシング」は、1997年に、音声詩人であり、映像作家の楠かつのりが声の言葉による新たな表現を見出すために、日本朗読ボクシング協会を設立。

その後、実践の場として開催しているイベントです。

ボクシングのリングに見立てた舞台上で、2人の朗読者が自作の詩などを朗読して、どちらの表現がより観客の心に届いたかを競うもので、「声と言葉のスポーツ」、「声と言葉の格闘技」と呼ばれています

1999年以降、一般参加によるトーナメント制の地方大会は、43都道府県で開催。

また、2001年から2013年まで、各年に地方大会でチャンピオンになった朗読ボクサーが集い自作朗読による日本チャンピオンを決める全国大会を年に1度開催しています。

2014年以降は不定期に選抜式全国大会を開催する形式に移行しました。

1997年10月26日の第1回「世界ライト級王座決定戦」にて、作家のねじめ正一と女性詩人の阿賀猥による対戦カードが組まれ、判定結果で、ねじめが初代チャンピオンを獲得

第2回大会は、ねじめ正一に谷川俊太郎が挑戦。結果は谷川が勝利し、2代目チャンピオンとなりました。

3代目チャンピオンに詩人の平田俊子、4代目に作家の島田雅彦が王座を獲得しています。

また、2001年に5代目を決めるタイトルマッチでは、チャンピオン島田に、ミュージシャンのサンプラザ中野が挑戦するものの、島田が王座を防衛しました。

5.映画『ポエトリーエンジェル』の上映劇場


(C)田辺・弁慶映画祭 第10回記念映画プロジェクト

現在『ポエトリーエンジェル』の公開にが決まっている劇場は以下の通りになります。

【上映公開される映画館】

北海道 ディノスシネマズ札幌劇場 6月17日[土]~
東京 テアトル新宿 5月20日[土]~
東京 キネカ大森 6月3日[土]~

神奈川 横浜シネマ・ジャック&ベティ(公開予定)

大阪 シネ・リーブル梅田 5月27日[土]~
京都 京都みなみ会館(公開予定)

兵庫 OSシネマズ神戸ハーバーランド 5月27日[土]~
和歌山 ジストシネマ田辺 5月20日[土]~
和歌山 ジストシネマ和歌山 7月1日[土]~
広島 横川シネマ(公開予定)

順次公開の劇場も上映日が決まりましたら、追記させていただきます。

6.まとめ

飯塚俊光監督の才能に注目です!


「ポエトリーエンジェル』公式HPから

第10回田辺弁慶映画祭の記念碑的作品である『ポエトリーエンジェル』。

魂しいの言葉である「詩のボクシング」を舞台に、青春をぶつけ合うエンターテイメント・ムービー!ダブル主演の武田玲奈と岡山天音の演技と、言葉の格闘に注目です!

2017年5月20日より、東京テアトル新宿を公開スタートに、全国順次公開されます。

また、今作は新鋭監督の飯塚俊光にとって記念すべき作品として、初期代表作なること間違いありません

ぜひ、この時期、劇場で見られるチャンス!お見逃しなく!

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