新海誠監督の大ヒットアニメーション『君の名は。』が、何とハリウッドでの実写映画化を発表!
アメリカのパラマウント・ピクチャーズと映画『スター・ウォーズ』の新シリーズの監督であるJ・J・エイブラムスの立ち上げた制作会社バッド・ロボットが実写映画化権を獲得したそうです。
1.『君の名は。』の実写化は、バッド・ロボット・プロダクションズ
この実写化には、J・J・エイブラムスもプロデューサーの1人として名を連ねているようで、一大プロジェクトへの飛躍を見せたことで、監督を務めた新海誠監督と川村元気プロデューサーの期待も大きいようです。
制作をおこなうバッド・ロボット・プロダクションズは、1988年にJ.J.エイブラムスとブライアン・バークよって設立。
映画では、2011年にパラマウント映画とアンブリン・エンターテインメントと共同製作をした『SUPER 8/スーパーエイト』。
この作品でかつてのスティーブン・スピルバーグ監督作品へのオマージュ的な作品を見せることで話題になりました。
また、ジョージ・ルーカス監督が生み出したスペース・オペラの傑作「スターウォーズシリーズ」では、ルーカスフィルムとの共同製作で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒」など監督を務めています。
2.バッド・ロボット・プロダクションズ製作作品リスト
【映画】
『ロードキラー Joy Ride』(2001)
『ミッション:インポッシブル3 Mission: Impossible III』(2006)
『Pursued』(2007)
『クローバーフィールド/HAKAISHA Cloverfield』(2008)
『スター・トレック Star Trek』(2009)
『恋とニュースのつくり方 Morning Glory』(2010)
『SUPER8/スーパーエイト Super 8』(2011)
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル Mission: Impossible – Ghost Protocol』(2011)
『スター・トレック イントゥ・ダークネス Star Trek Into Darkness』(2013)
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション Mission: Impossible – Rogue Nation』(2015)
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒 Star Wars: The Force Awakens』(2015)
『10 クローバーフィールド・レーン 10 Cloverfield Lane』(2016)
*この作品リストに『君の名は。』は名前を連ねます、素晴らしいですね!
【テレビシリーズ】
『フェリシティの青春 Felicity』(1998-2002)
『エイリアス Alias』(2001-2006)
『LOST Lost』(2004-2010)
『The Catch』(2005) パイロット版のみ
『恋するブライアン』What About Brian (2006-2007)
『Six Degrees』(2006-2007)
『FRINGE/フリンジ Fringe』(2008-2013)
『Anatomy of Hope』(2009) パイロット版
『アンダーカバー Undercovers』(2010)
『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット Person of Interest』(2011-)
『ALCATRAZ/アルカトラズ Alcatraz』(2012)
『Shelter (2012)』パイロット版のみ
『レボリューション Revolution』(2012-2014)
『ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマン Almost Human』(2013-2014)
『BELIEVE/ビリーブ Believe』(2014)
『ウエストワールド Westworld』(2016-)
これだけの秀作な映画やドラマシリーズの一角に『君の名は。』が入るのですから、アニメ版を1度見たファンも気になるところではないでしょうか。
『君の名は。』の実写版には、J.J.エイブラムスと同社のリンジー・ウェバーがプロデュースを担当。
また、2017年に公開された映画『メッセージ』で、アカデミー賞脚色賞にノミネートされたエリック・ハイセラーが脚本を担当します。
さらには、なんと!オリジナルアニメ版のプロデューサーを務めた川村元気も、この実写版プロジェクトに参加します。
3.新海誠監督と川村元気プロデューサーの実写化への感想は
ハリウッドでの実写化にあたり、アニメ版『君の名は。』の新海誠監督は、次のような感想を語っています。
「『君の名は。』は、日本に暮らす僕たちのローカルな想像力、ドメスティックな技術で組み立てた映画です。そういう作品がハリウッドと交わることで、もしかしたら新しい可能性のようなものを見せてもらえるのかもしれない──そんな期待をしながら、完成を楽しみに待っています」
新海誠監督も語る“新しい可能性”は、きっと、『スター・トレック』や『ミッション:インポッシブル』、また『スターウォーズ』などといった、かつての過去作の魅力を知り尽くし、新たなリメイク版として見せる手腕のあるJ・J・エイブラムス。
間違いなく、新海誠監督や『君の名は。』のファンのあなたに“新たな可能性”を見せてくれるでしょう。
繊細な新海誠監督の細密な光が好きなアニメファンの期待も、違った意味で裏切らないのではないはずです。
一方で、川村元気プロデューサーは実写化にあたり、次のような参加への異様句を示しています。
「これ以上ない、夢のようなチームになりました。JJエイブラムスさんが「君の名は。」をハリウッドで実写化したがっていると聞いたときは信じられない気持ちでした。バッド・ロボットで彼と会って話すまで「これは夢だ、きっと夢に違いない」そう思っていたのですが、どうやらこれは現実のようです。数々の名作を現代的なセンスで生まれ変わらせてきたJJエイブラムスさん。「君の名は。」をハリウッドで実写映画として生まれ変わらせるのにあたりJJエイブラムスさんと彼のチーム以上のクリエーターはいないと思います。また脚本のエリック・ハイセラーさんが書いた「メッセージ」はここ数年で見たSF映画のなかで最も心を動かされたものでした。SFとラブストーリーが融合してクライマックスへと突き進む「君の名は。」を、エリックさんならば最高なかたちで表現してくれると確信しています。JJさん、エリックさんと共に「君の名は。」のハリウッド版実写映画をプロデュースできることを心より誇りに思います」
さすがプロデューサーですね。
川村元気はスタッフとして参加することもあって、脚本家エリック・ハイセラーを認めながらもきになるようですね。
“最高なかたちで表現”と語る川村元気のハリウッドでのスタッフとして活躍を見守りましょう。
まとめ
2016年8月に公開された『君の名は。』は、邦画歴代2位となる250億円の興行収入を突破しました。
また、邦画の公開には狭き門である隣国の中国でも、早期公開といった異例の興行を収めたことでも話題になりました。
田舎に暮らす女子高校生の宮水三葉と、東京で暮らす男子高校生の立花瀧のすれ違いの恋と奇跡を描いた恋愛ドラマ。
この作品が今度どのようにハリウッドで注目されるのか、今後も見守っていきたいですね。
また、新たな情報が入りましたら、当サイトにてご紹介いたします。