Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

連載コラム

【三橋俊平インタビュー動画】シアターモーメンツ新作『#マクベス』身体表現の模索と劇団の活動について語る| THEATRE MOMENTS2019⑨

  • Writer :
  • 加賀谷健

連載コラム『THEATRE MOMENTS2019』第9回

©︎Cinemarche

「日本発のワールドスタンダード演劇」をモットーに、これまで精力的な取り組みを展開してきた劇団シアターモーメンツ。

2019年5月29日(水)〜6月1日(土)にかけて、最新公演『#マクベス』の上演が控えています。

コラボレーション企画第10弾となる今回は、本作でロスと魔女を務め、しなやかな身体を駆使して舞台上を駆け回る三橋俊平さんのインタビュー映像を掲載します。

【連載コラム】『THEATRE MOMENTS2019』記事一覧はこちら

ロス役・三橋俊平インタビュー映像

切れのよい柔軟な身体能力

ピタリと息の合った足取りに、リズミカルでしなやかな身体の動き。三橋さんが発する切れのよい演技の根底をなしているのは、ダンス表現によって培った柔軟な身体能力です。

物語の主題を観客に伝える役目を担うロスや魔女は、ともすると説明的な役どころになってしまいますが、ダンスの抽象性を活かしたフィジカルなアプローチによって、観客の視覚によりダイレクトに迫る体感型のパフォーマンスとして舞台上に結実しています。

ダンスで使う身体と演劇で使う身体を巧みに使い分ける三橋さんの絶え間ない模索は、一体どこまでマニアックに深められていくのでしょうか?

三橋俊平(みつはししゅんぺい)プロフィール

©︎Cinemarche

玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業。

大学在学中に身体表現に興味を持ち、卒業後ソロ作品や自身のプロジェクト「大人少年」での創作のほか、様々な振付家の作品にダンサーとしての参加や俳優との共同創作による演劇作品への参加、MVへの出演など活動は多岐に渡ります。

動物的な感覚や反射、リリーステクニックを基にした有機的であり硬質な緩急のある動きとコンタクトワークをベースに身体表現を探求中。

好きな映画:『ラ・ラ・ランド』(2016)『海街Diary』(2015)

劇団THEATRE MOMENTS(シアターモーメンツ)とは

参考映像:『遺すモノ〜楢山節考より〜』

2004年、佐川大輔と中原くれあを中心に、「日本発のワールドスタンダード演劇の創作」を目的に設立。

小説や戯曲をベースに、俳優とアイディアを出し合うデバイジング集団創作に加え、ルコックやスタニスラフスキーの演劇手法を使い分け、普遍性と演劇性の高い舞台を生み出しています。

そのスタイルは「一人複数役を演じ、常に出ずっぱりの俳優」「アンサンブルによる身体表現」「テーマ小道具の変幻自在な見立て」「前説から本編へのシームレスな導入」など、独自の特徴があります。

2013年の第四回せんがわ演劇コンクールでグランプリ、観客賞、演出賞を受賞。

海外では、2013年マカオフリンジフェスティバル(中国)、2014年メルボルンフリンジフェスティバルなどへ参加。2016年にはマカオに招聘され、海外の劇団では現地初となる3か月連続上演。

本作『#マクベス』もすでに、2019年8月にマカオ公演が決定しています。

THEATRE MOMENTS公演『#マクベス』の作品情報

【日本公演】
2019年
5月29日(水)19:30
5月30日(木)19:30
5月31日(金)14:30 / 19:30
6月1日(土)11:30 / 16:30

【場所】
調布市せんがわ劇場

【料金】
[一般] 前売4,000円/当日4,500円/リピーター割2,500円
[U25割] 前売2,500円/当日3,000円/リピーター割1,500円
[U18割] 前売1,000円/当日1,000円/リピーター割500円
[初日割] 前売3,000円/当日3,500円
[平日マチネ割] 前売3,500円/当日4,000円/リピーター割2,500円
[ペア割] 前売7,400円/リピーター割2,500円(1名あたり)
[3名以上割] (1名あたり)前売3,500円/リピーター割2,500円
[調布市民割・外国人割・ハンディキャップ割] 前売3,000円/当日3,500円/リピーター割2,500円

【構成・演出】
佐川大輔

【原作】
ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』

【キャスト】
青木まさと、荒井志郎(青☆組)、池田美郷(O’RAMA Rock’n’Roll Band)、大窪晶(演劇集団円)、今野健太(THEATRE MOMENTS)、ちょびつき雨宮、中原くれあ(THEATRE MOMENTS)、三橋俊平

【作品概要】
THEATRE MOMENTS第23回公演。

「ワールドスタンダードな演劇」を前提として、ウィリアム・シェイクスピアの『マクベス』をTHEATER MOMENTSならではの切り口と小道具と身体を駆使した独自のスタイルで創作される新作です。

また、日本公演以外にも、2019年8月にマカオ公演が決定しています。

構成・演出はTHEATRE MOMENTS主宰の佐川大輔が努めます。

【『#マクベス』チケットのご予約はコチラ】

『#マクベス』のあらすじ

スコットランドの勇将マクベスは、ノルウェー軍との熾烈な戦いに勝利した後、奇妙な出で立ちの魔女たちに出会い、「やがて王になる」という予言を受けます。

その予言を伝えられたマクベス夫人は、夫の出世に魅了されます。

そんな中、勝利の宴がマクベスの城で行われ、スコットランド王のダンカンが訪れることとなり、マクベス夫妻は予言を現実のものとするべく王殺しを企てますが…。

関連記事

連載コラム

映画『望み』ネタバレ感想と評価レビュー。小説を原作に描くある家族の苦悩と“3つ目”の真実|映画という星空を知るひとよ27

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第27回 2020年10月9日(金)より全国ロードショー公開を迎えた映画『望み』。 雫井脩介の同名小説を『悼む人』『人魚の眠る家』などを手掛けた堤幸彦監督が映画 …

連載コラム

映画『誰かの花』感想解説と評価考察。植木鉢を落とした“犯人”と不確かな罪に対する罰の数々を描き出す|映画道シカミミ見聞録63

連載コラム「映画道シカミミ見聞録」第63回 こんにちは、森田です。 今回は、2022年1月29日(土)に横浜シネマ・ジャック&ベティ、渋谷ユーロスペースほか全国ロードショー公開された映画『誰かの花』を …

連載コラム

イラン映画『マリア』あらすじ感想と評価解説。“アジアの未来/作品賞”受賞作は突如失踪した女性の謎に迫るオススメ本格ミステリー|TIFF東京国際映画祭2023-10

映画『マリア』は第36回東京国際映画祭・アジアの未来部門で作品賞受賞! イランで著名な映画教師であるメヘディ・アスガリ・アズガディが、弱冠28歳で監督デビューを果たした『マリア』が、第36回東京国際映 …

連載コラム

『HERE 時を越えて』あらすじ感想と評価考察。映画フォレストガンプのキャスト&スタッフ再結集で描く”幾世代もの家族の物語”|映画という星空を知るひとよ250

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第250回 映画『HERE 時を越えて』は、地球上の一つの地点にカメラを固定し、その場所に生きる幾世代もの家族の愛と喪失をはじめ、過去の思い出と未来への希望を描 …

連載コラム

『夜明けの詩』あらすじ感想と評価解説。《韓国版ジョゼと虎と魚たち》キム・ジョングァン監督が描く“葛藤からの脱却”|広島国際映画祭2023リポート4

広島国際映画祭2023・特別招待作品『夜明けの詩』 2009年に開催された「ダマー映画祭inヒロシマ」を前前身として誕生した「広島国際映画祭」は、世界的にも注目されている日本の都市・広島で「ポジティブ …

『還り花』
Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学