Netflix映画『スポンジ・ボブ:スポンジ・オン・ザ・ラン』
1999年にアメリカで放映されて以降、本国では子供から大人まで幅広い世代から支持を受けるアニメ「スポンジ・ボブ」。
独特なデザインの可愛らしいキャラクターが人気を集め、日本でも「スポンジ・ボブ」のグッズは若い世代を中心に親しまれています。
今回はそんな「スポンジ・ボブ」シリーズの映画第三弾『スポンジ・ボブ:スポンジ・オン・ザ・ラン』をネタバレあらすじを含めご紹介させていただきます。
CONTENTS
映画『スポンジ・ボブ:スポンジ・オン・ザ・ラン』の作品情報
【原題】
The SpongeBob Movie: Sponge on the Run
【配信】
2020年(Netflix限定配信)
【監督】
ティム・ヒル
【キャスト】
トム・ケニー(声の出演)、クランシー・ブラウン(声の出演)、ロジャー・バンパス(声の出演)、スヌープ・ドッグ、キアヌ・リーヴス、ダニー・トレホ
【作品概要】
1999年より放送された「スポンジ・ボブ」シリーズの映画版第3作。
シリーズのお馴染みのキャストが続投しただけでなく、ヒップホッパーのスヌープ・ドッグを始め、『マトリックス』(1999)のキアヌ・リーヴスや『マチェーテ』(2010)のダニー・トレホが「実写俳優」として起用されたことでも話題となりました。
映画『スポンジ・ボブ:スポンジ・オン・ザ・ラン』のあらすじとネタバレ
海の中の珊瑚礁を抜けた先にある街「ビキニタウン」。そこにはカニやヒトデなどさまざまな生物が住んでいました。ビキニタウンに住む海綿のスポンジ・ボブはカタツムリの友人ゲイリーと共に日々楽しく過ごしていました。
ある日、いつも通りゲイリーを家に残し仕事先のハンバーガーショップ「カニカーニ」に出勤したスポンジ・ボブ。カニカーニの大人気商品であるカーニバーガーのレシピを狙うプランクトンもまたいつも通り悪事を企んでいました。
そのころ、海の国の首都アトランティックシティの王宮ではポセイドン王が肌の老化を防ぐためにカタツムリの出す粘液を求めていました。
ポセイドンは国民にカタツムリを差し出すようにとのお触れを出します。
お触れの通達を読んだプランクトンはいつも計画の邪魔をするスポンジ・ボブに対する意趣返しを込めてゲイリーを誘拐し、ポセイドンに差し出すことにしました。
仕事から帰宅したスポンジ・ボブは家にゲイリーがいないことに気づき慟哭します。
翌日、友人のパトリックがお触れのことを話し、スポンジ・ボブは首都であるアトランティックシティにゲイリーがいると考えます。
何故か車を貸してくれるプランクトンの車でアトランティックシティを目指すスポンジ・ボブとパトリック、そしてプランクトンの車を動かすロボットのオート。
一方、カニカーニでは殆ど全ての業務をひとりで担当しているスポンジ・ボブが不在であるため、カーニバーガーを作ることが出来ず店は客によって暴動状態でした。
オートに運転を任せ眠っている間にスポンジ・ボブとパトリックは「オダブツ渓谷」と言う場所につきます。
しかし、地上で生きることのできないはずの自分たちが普通に生きていることから漠然とここが夢の世界であることを二人は理解します。
そこにセージと名乗る枯れ草の男が現れ、二人に現実に戻るためのゲームを持ちかけます。
地獄酒場のゾンビたちの魂を解放するゲームに挑戦させられた二人はゾンビの頭領であるエル・ディアブロと対峙します。
カーテンを剥がし日光を浴びせたことでエル・ディアブロを退治しゾンビたちの魂を救った二人は、オートの運転する車に戻ります。
セージによって現在ゲイリーがポセイドンによってどのような目に合わされているのかを知ったスポンジ・ボブは王宮へと急ぎます。
一方、プランクトンは毎回計画の邪魔をするスポンジ・ボブがいなくなったカニカーニからレシピを奪おうとしますが、カニカーニを開店することが出来ず憔悴しきった店長のカーニはレシピを無償でプランクトンに渡します。
プランクトンはレシピの強奪に人生を賭けており、あまりに簡単にカーニがレシピを手放したことに怒りすら感じていました。
そのころ、スポンジ・ボブとパトリックはセージの忠告に耳を貸さず、始めて来たアトランティックシティという都会に興奮しきり、酔いつぶれていました。
セージによって二人はゲイリーを救うという目的を思い出し、王宮へと入ります。
ポセイドンの顔を押し付けられるゲイリーを発見した二人はポセイドンに直談判しますが、ポセイドンの逆鱗に触れ捕縛され処刑されることとなってしまいます。
映画『スポンジ・ボブ:スポンジ・オン・ザ・ラン』の感想と評価
子供向けアニメでありながら「奇想天外な世界観」と「キャラクターの突飛な行動」が広い世代に人気の「スポンジ・ボブ」シリーズ。
映画第3弾となる本作『スポンジ・ボブ:スポンジ・オン・ザ・ラン』は、シリーズ特有のどこまでもポジティブすぎる物語をありきたりながら人生において大切なメッセージで味付けした誰にでも楽しめる作品となっていました。
全編3DCGで描かれる映像のクオリティは前作より遥かにレベルアップしており、スポンジ・ボブたちの動きを見ているだけでも元気を貰えます。
話題となっていた実写で登場するハリウッドスターキアヌ・リーブスやダニー・トレホ、スヌープ・ドッグの異質さも際立つ本作は、さまざまな映画のオマージュが挟まれるため映画好きのかたにもオススメしたい作品です。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、惜しくも劇場公開が見送られてしまった映画『スポンジ・ボブ:スポンジ・オン・ザ・ラン』。
本作では、シリーズのお馴染みのキャストが続投しただけでなく、ヒップホッパーのスヌープ・ドッグをはじめ、「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーヴスや『マチェーテ』のダニー・トレホが、実写俳優として起用されたことでも話題となりました。
アニメでならではの世界観と、キャラクターの性格を活かした行動など、「スポンジ・ボブ」シリーズのファンはもちろんのこと、映画ツウのファンも楽しめる作品に仕上がっています。
もちろん、人生における大切なメッセージで盛り込まれており、誰にでもが楽しめるアニメーション作品となっています。