真実vs奇術vs蹴撃─雌雄を決するトリニティバトルミステリー。
劇場版第23弾『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』2019年4月12日(金)全国ロードショー!
全世界で発行部数2億3000万冊を突破させた青山剛昌のベストセラー同題コミックを原作に、アニメーションの映画化シリーズ。
前作の『ゼロの執行人』では人気キャラクタ安室透を大々的にフューチャーして、興行収入90億円という記録的な大ヒット作となりました。
本作はシリーズで初めて舞台を海外(シンガポール)に設定して、人気キャラクターの怪盗キッドと京極真をメインゲストに据えて、さらなる大ヒットを狙う布陣です。
また、本作では劇場版コナンシリーズで初の女性監督作品でもあります。
CONTENTS
映画『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』の作品情報
【公開】
2019年(日本映画)
【原作】
青山剛昌
【脚本】
大倉崇裕
【監督】
永岡智佳
【キャスト】
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、山崎育三郎、河北麻友子
【主題歌】
HIROOMI TOSAKA(登坂広臣/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)「BLUE SAPPHIRE」
【作品概要】
大ヒットアニメ『名探偵コナン』の劇場版シリーズ第23作目。劇場版では初めての海外となるシンガポールが舞台。伝説の宝石を巡って謎と事件が展開するファン待望作。
コナンの宿命のライバルでもある、月下の奇術師こと怪盗キッドと、これが劇場版初登場となる空手家・京極真がストーリーのキーパーソンとなっています。
映画『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』のキャラクターと声優キャスト
江戸川コナン/工藤新一(高山みなみ)
本作の主人公。本来の姿は「東の高校生探偵」工藤新一だが、黒の組織に飲まされた毒薬の副作用で小学生の姿になっている。キッドの奇術的方法により強制的にシンガポールへ連れて来られ、蘭たちの前では変装して「アーサー・ヒライ」と名乗る。
毛利蘭(山崎和佳奈)
本作のヒロイン。新一の幼馴染かつ彼女で、空手の達人。
毛利小五郎(小山力也)
蘭の父親で「眠りの小五郎」の異名で有名な私立探偵。コナンの保護者。
怪盗キッド(山口勝平)
神出鬼没な大怪盗。コナンのライバルで、その正体を新一と知る数少ない人物の1人。素顔は新一に瓜二つ。
鈴木園子(松井菜桜子)
蘭の同級生で親友。鈴木財閥の令嬢で、京極の恋人
灰原哀(林原めぐみ)
元黒の組織の一員で、コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人。
阿笠博士(緒方賢一)
コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人で、発明家。
京極真(檜山修之)
空手の達人でキッドのライバル界中を武者修行で旅している。
レオン・ロー(山崎育三郎)
「シンガポールの名探偵」と呼ばれる著名な犯罪行動心理学者で、ある目的のためにブルーサファイアを狙っておいる。
レイチェル(河北麻友子)
レオンの女性秘書。優秀な人物。
リシ(梶裕貴)
レオンの元教え子で警察に協力している
映画『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』のあらすじとネタバレ
シンガポールで女性弁護士が殺害される事件が起きます。
偶然その場にいわせたシンガポールの名探偵と呼ばれるレオンと、彼のもと教え子のリシは、その場に怪盗キッドのカードが残されているのを発見します。
一方、蘭と小五郎、園子は、京極真が出場する空手大会の応援のため、シンガポールを訪れていました。
コナン(新一)もシンガポール行きを希望していましたが、いかんせんコナンとしてのパスポートがないためにシンガポールを行けませんでした。
ところが、怪盗キッドの荒業で強引にシンガポールへ連れてこられてしまいます。
変装グッズを全て取り上げられたコナンは仕方がなく、現地の日系の少年アーサー・コナンととっさに名乗り、一行に加わります。
ちなみにアーサー・コナンとは、シャーロックホームズの生みの親アーサー・コナン・ドイルと江戸川乱歩の本名平井太郎からとったものでした。
無理やりキッドに連れてこられてコナンは、新一に成り代わっているキッドのせいで、無理やり事件に加わっていきます。
キッドの狙いは、空手大会の優勝者に贈られるベルトに飾られている大きなブルーサファイア。
そして、そのサファイアを守るのが警備会社を経営するレオンでした。
映画『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』の感想と評価
ファンが卒業しないアニメ『名探偵コナン』
映画として比較的、安定してヒットすることアニメーション作品。
その中でも「名探偵コナン」シリーズは群を抜いていて、20作品以上の数を重ねながら、ここ5年は連続で40億円以上の興行成績。
直近3年は63億円、68億円ときて、2018年は91億円以上という、ハリウッド大作やスタジオジブリ作品並みの大ヒットシリーズに成長し続けています。
実際に2018年の『ゼロの執行人』は『ボヘミアン・ラプソディ』『劇場版コード・ブルー』に続いて、2018年に3番目にヒットした作品になりました。
このヒットし続ける状態は、筆者が映画館で働いていたころから感じていたことでもありますが、“ファンの卒業”がないことが大きいのではないでしょうか。
大体アニメ作品となると、大人に連れて来てもらって観るというのが定番で、小学校が終わる頃には1度卒業します。その後、自分が子供を連れて来るようになって、またシリーズに合流するパターンがメインです。
そんな空白期間もあり、「自分の頃とドラえもんの声が違って驚いた!!」なんて言う現象が起きることになります。
ところが『名探偵コナン』はその卒業するパターンが少なく、親の手を離れた中高生ではお小遣いを握りしめて観る映画として、それ以上になると、デートムービーとして選択肢に残り続けます。
そうこうしているうちに、気が付けば自分たちが子供を連れてコナンを観に劇場に足を運ぶようになります。
結果として、劇場には男女ともに幅広い年代の観客で埋まることになります。これはスタジオジブリやピクサーの作品と同じ客層と重なります。
ただの定番アニメーションシリーズから一段違うレベルの作品になりつつある「名探偵コナン」シリーズ。本作でさらなる大ヒットを記録することができるのか?今から楽しみですね。
まとめ
劇場版シリーズ初となる海外のシンガポールを舞台にした作品『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』。
19世紀末に海底に沈んだと噂される世界最大のブルーサファイアを巡ってコナンと怪盗キッド、そして京極真による三つ巴の戦いを描いています。
本作の見どころをいくつかあげると、海外設定とだけあって、会話に英語もあり、まるで洋画を思わせる雰囲気があって、異国情緒も楽しめる作品となっており、様々な卒業しない大人になったコナンのファン満足間違いなし。
そのほかにも、これまでには見たことのない怪盗キッドの一面も見ることができます。
もはや国民的アニメとなった「名探偵コナン」シリーズは、平成のアニメ代表作から令和になっても人気の衰えは見せず、新たなファンの獲得と共に人気を博していくでしょう。
劇場版第23弾『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』2019年4月12日(金)全国ロードショー!
ぜひ、コナンくんの活躍を劇場でご覧ください!