映画『くるみ割り人形と秘密の王国』は、11月30日(金)より全国ロードショー!
チャイコフスキーによる傑作バレエ作品として広く愛されてきた『くるみ割り人形』をディズニーが実写映画化。
『ギルバート・グレイブ』の監督で知られるラッセ・ハルストレムと、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』の監督ジョー・ジョンストンの2人が、タッグを組んで監督を務めます。
くるみわり人形に導かれた少女の冒険を描く壮大なファンタジーをご紹介します。
CONTENTS
映画『くるみ割り人形と秘密の王国』の作品情報
【公開】
2018年(アメリカ)
【原題】
The Nutcracker and the Four Realms
【監督】
ラッセ・ハルストレム、ジョー・ジョンストン
【脚本】
アシュリー・パウエル、トム・マッカーシー
【キャスト】
マッケンジー・フォイ、キーラ・ナイトレイ、エウヘニオ・デルベス、マシュー・マクファディン、リチャード・E・グラント、ミスティ・コープランド、ヘレン・ミレン、モーガン・フリーマン、セルゲイ・ポルーニン
【作品概要】
チャイコフスキーの名作バレエ『くるみ割り人形』がディズニーの手により実写化。
2人の名監督ラッセ・ハルストレムとジョー・ジョンストンによる共同監督、主演に新進気鋭の若手女優マッケンジー・フォイ、バレエ界のトップダンサーの起用など、ディズニーの本気が垣間見える要素満載のファンタジー浪漫譚です。
ラッセ・ハルストレム監督のプロフィール
参考映像:『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』(1985)
ラッセ・ハルストレムは、1946年生まれのスウェーデン出身。
アマチュアの映像作家だった父親の影響を受け高校生の頃から映画を撮り始めたハルストレムは、1975年の『恋する男と彼の彼女』(日本劇場未公開)で長編監督デビュー。
ABBAの映画『アバ/ザ・ムービー』(1977)がヒットして知名度を上げた後、『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』(1985)でアカデミー賞の監督賞と脚色賞に初めてノミネートされました。
1991年には『ワンス・アラウンド』でハリウッドに進出し、ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオ共演の『ギルバート・グレイプ』(1993)を監督します。
参考映像:『ギルバート・グレイプ』(1993)
その後、ジョン・アービング原作の『サイダーハウス・ルール』(1999)で再びアカデミー監督賞の候補となり、続く『ショコラ』(2000)はアカデミー作品賞含む5部門にノミネートされました。
他に、忠犬ハチ公の実話をアメリカ版にした『HACHI 約束の犬』(2009)や、純愛映画『親愛なるきみへ』(2010)などがあり、ヒューマンドラマ作品の監督として、知られています。
ジョー・ジョンストン監督のプロフィール
参考映像:『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)
ジョー・ジョンストンは、1950年生まれのアメリカ・テキサス州フォートワースで生まれ。
著名な映画監督を輩出してきた、南カリフォルニア大学で映画制作を学びます。
卒業後、ジョージ・ルーカスのもとで絵コンテ担当として働いたことを機に、VFXスタジオILMに所属。
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)で特殊効果のデザイナー、イラストレーターとしてヨーダなどのデザインを手がけます。
『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(1980)、『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』(1983)では、なんと視覚効果の美術監督に昇格。
参考映像:『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(1981)
また『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(1981)では、アカデミー賞視覚効果賞を受賞しています。
1989年公開の『ミクロキッズ』で監督デビューを果たし、以降『ロケッティア』(1991)、『ジュマンジ』(1995)、隠れた名作である『遠い空の向こうに』(1999)を監督します。
キャリアを着々と重ね、大ヒットシリーズ3作目『ジュラシック・パークIII』(2001)では前2作のスティーブン・スピルバーグ監督から演出を引き継ぎました。
近年ではマーベル映画『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)など、アメコミ原作映画の監督にも挑戦しています。
ディズニーの実写映画『くるみ割り人形と秘密の王国』(2018)では、ラッセ・ハルストレムと共同監督を務めています。
映画『くるみ割り人形と秘密の王国』の主なキャスト
マッケンジー・フォイのプロフィール
参考映像:『インターステラー』(2014)
マッケンジー・フォイは、2000年生まれのアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス出身。幼小のころからバレエ、ジャズダンス、タップダンスなどを習っていたそうです。
2004年からモデルとして活動し、ポロ・ラルフローレンやGuessなどの広告キャンペーンに出演。
2009年にテレビシリーズに初出演し、以降、SFテレビドラマ「フラッシュフォワード」シリーズや、刑事テレビドラマ「ハワイファイブオー」など、いくつかのテレビドラマにゲスト出演しました。
2011年、2012年の『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン』2部作では、主人公ベラとエドワードとの間に生まれた娘レネズミ役にキャスティングされました。
その後、アメリカの大ヒットホラー映画『死霊館』(2013)を経て、『Wish You Well(原題)』(2013)で主演を果たします。
クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(2014)では、マシュー・マコノヒー演じる主人公の娘マーフ役に抜擢されます。
また、サン=テグジュペリの名作童話『星の王子さま』をアニメ映画化した『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2014)では、主人公の少女のボイスキャストを務めるなど、子役として目覚しい活躍を見せています。
2018年11月10日で18歳となるになるマッケンジー・フォイは、子役からどう大人の俳優になっていくのか、その大きな過渡期に注目ですね。
映画『くるみ割り人形と秘密の王国』のあらすじ
愛する母を亡くし心を閉ざしてしまった少女クララ。
彼女は名付け親であるドロッセルマイヤーのクリスマス・パーティーに参加します。
そこでくるみ割り人形に導かれ、誰も知らない秘密の王国に迷い込んでしまいます。
クララが迷い込んだのは、色とりどりの花と緑で覆われた“花の国”、キャンディやマシュマロでできた“お菓子の国”、雪と氷がクリスタルのように輝く“雪の国”。
そして謎の多い“第4の国”からなる誰も知らない“秘密の王国”でした。
その世界でプリンセスと呼ばれ戸惑うクララでしたが、やがて「第4の国」の反乱によって起きた戦いに巻き込まれて…。
映画『くるみ割り人形と秘密の王国』の感想と評価
この作品の見どころは、まずその美しい映像美。風景、CG、衣装など細部にいたるまで、くるみ割り人形の世界にどっぷりとつかることのできる、ファンタジックな世界観が作り上げられています。
それもそのはず、本作は『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレムと、『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』でアカデミー賞視覚効果賞を獲得したジョー・ジョンストンの共同監督作品なのです。
“ヒューマンドラマの名手”とも言われるハルストレムの人物描写力と、あの「スターウォーズ」シリーズを生み出したスタジオILMの申し子ジョー・ジョンストンによる視覚効果のコラボレーション。
本作『くるみ割り人形と秘密の王国』は、ぜひとも、映画館で体感していただきたいです。
また、この作品は豪華なキャストも見どころのひとつです。
シュガー・プラム役に「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキーラ・ナイトレイ、マザー・ジンジャー役に『クイーン』(2007)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレン。
その他にもドロッセルマイヤー役には『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)のモーガン・フリーマンがキャスティングされています。
さらにバレエ界からも、ミスティ・コープランドやセルゲイ・ポルーニンといったトップダンサーたちが加わり、チャイコフスキーのバレエに負けないほどの華やかなキャスティングとなっています。
もちろん、主役を務める期待の若手女優、マッケンジー・フォイにも注目です。
“少女”と”大人”のちょうど境目のようなアンニュイな雰囲気を漂わせる彼女の、くるみ割りの世界での勇姿も見届けていただきたいです。
まとめ
くるみわり人形の名前は知ってるけど、「あんまり内容よく知らないなあ…。」と、そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか。
そんな今こそ、この実写映画『くるみ割り人形と秘密の王国』を劇場に観に行っていただきたいのです。
煌びやかな衣装、豪華な世界、映画を観ただけでなにかひとつの遊園地のアトラクションに乗り終わった後のような高揚感を味わえるはず。
注目の若手女優マッケンジー・フォイの芯のある演技に加え、キーラ・ナイトレイ、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレンなど豪華役者陣にも注目です。
2018年は、もう直ぐ、いよいよクリスマスもあることですし、一足先に“くるみわり・クリスマス”を味わってみてください!
映画『くるみ割り人形と秘密の王国』は、11月30日(金)より全国ロードショー!