映画やドラマ、CM、舞台などで大活躍中の女優、長澤まさみ。デビューしたばかりの頃は清純派で可愛らしい印象が先行していましたが、最近では年齢を重ねる毎に大人の色気も演技力も高まっており、老若男女問わず人気を集めています。
長澤まさみは、2000年の東宝シンデレラグランプリを受賞して芸能界入りし、映画『クロスファイア』で女優デビューを果たします。
2003年、『ロボコン』で映画初主演を務め、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。その後『世界の中心で、愛をさけぶ』『タッチ』『ラフ ROUGH』『WOOD JOB!神去なあなあ日常』『海街diary』『アイアムアヒーロー』など数多くの映画に出演しました。
2017年には『追憶』『銀魂』『散歩する侵略者』など話題作への出演も続々と決まっています。
今回は、長澤まさみがこれまで出演した映画の中から厳選した5作品をピックアップしてお届けします!最新作を見る前にぜひチェックしてみて下さいね。
CONTENTS
1.大ヒットした純愛映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)
『世界の中心で、愛をさけぶ』の作品概要
2004年の日本映画。監督は『きょうのできごとa day on the planet』の行定勲。出演は、大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未來、山崎努ほか。
片山恭一による同名小説にオリジナル・ストーリーを付け加えて映画化。
第28回日本アカデミー賞助演女優賞受賞。作品賞、監督賞、助演男優賞など6部門にノミネート。他にも、第29回報知映画賞最優秀助演女優賞など多くの賞に輝きました。
『世界の中心で、愛をさけぶ』のあらすじ
結婚を控えていた朔太郎の婚約者である律子が突然の失踪。律子の行き先が四国と知り、朔太郎は彼女を追って四国へ向かいますが、そこは朔太郎の故郷であり、彼の初恋の相手・亜紀との思い出が眠る場所でもあったのです。
朔太郎は次第に初恋時代の思い出の中に迷い込んでいきます。高校2年の朔太郎は、亜紀との甘く淡い恋に浸っていました。ウォークマンでの声の交換日記や無人島への一泊旅行…。
ところが、約束されていたと思われた2人の明るい未来は、亜紀が不治の病であることが発覚し一転してしまいます。
『世界の中心で、愛をさけぶ』のおすすめポイント
通称「セカチュー」の名で大ヒットした作品で、純愛と喪失感を描いた感動のラブストーリーです。
長澤まさみは、大沢たかお演じる朔太郎が高校時代に好きだった同級生の亜紀を演じており、各映画賞を総なめにしました。
映画の中でアキは白血病治療の副作用で脱毛症になってしまうのですが、長澤まさみは自ら申し出てスキンヘッドにしたそうです。女優魂を感じますね。
純愛映画の王道をいくような作品で、誰もが素直に感動できる作品だと思います。
長澤まさみがとにかく可愛くて透明感にあふれています。アカデミー賞助演女優賞も受賞していますので、彼女の演技力にもぜひご注目下さい。
2.沖縄が舞台のラブストーリー『群青/愛が沈んだ海の色』(2009)
『群青/愛が沈んだ海の色』の作品概要
2009年の日本映画。監督は、『真昼ノ星空』の中川陽介。出演は、長澤まさみ、佐々木蔵之介、福士誠治、良知真次、田中美里ほか。
『群青/愛が沈んだ海の色』のあらすじ
沖縄の離島・南風原島。療養に訪れたピアニストの森下由起子と地元の海人・仲村龍二との間に生まれた凉子。
母・由起子を早くに亡くしますが、父の龍二、そして兄妹のような幼なじみの大介、一也に囲まれ元気に育っていきます。
やがて成長した3人は、島に残り海人を目指す一也と島を出て勉強を続ける凉子、大介と、それぞれの進路を定め始めます。
『群青/愛が沈んだ海の色』のおすすめポイント
沖縄を舞台に若者たちの切ない恋愛模様を描いたラブストーリーです。長澤まさみと佐々木蔵之介が親子を演じた作品です。
沖縄の自然、人々の素朴な温かさ、人との絆を感じられるやさしさにあふれた映画です。
セリフは少なめですが、役者さんたちが繊細な心情をうまく演じており、静かで大人向けな作品です。長澤まさみの清らかで美しい姿に引き込まれます。
3.長澤まさみの魅力が満載!大ヒット恋愛ドラマ『モテキ』(2011)
『モテキ』の作品概要
2011年の日本映画。監督は、『バクマン。』の大根仁。出演は、森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子ほか。
2010年にはTVドラマ化もされた人気コミックを実写映画化。
第35回日本アカデミー賞主演女優賞、助演女優賞、音楽賞、話題賞ノミネート。
『モテキ』のあらすじ
金なし・夢なし・彼女なし、草食系男子の31歳独身男、藤本幸世。派遣社員を卒業し、ニュースサイトのライターとして働き始めた彼に第2のモテ期が到来。
ツイッターで知り合った雑誌編集者・松尾みゆきに一目惚れし、清楚な美人OL桝元るみ子からはまさかの逆告白…
目の前に現れた女性たちと過去の女性たちとの間で揺れ動く幸世の恋愛模様を描く。
『モテキ』のおすすめポイント
この作品はTVドラマ版の1年後という設定で注目を浴びました。長澤まさみは、森山未來演じる幸世に近づいてくる女性で、幸世が一番好きになってしまうキュートで魅力的な女性を演じています。
この時の長澤まさみは、ショートカットでとても可愛らしく、これまでになかったセクシーなシーンにも挑み新境地を開きました。
麻生久美子、仲里依紗、真木よう子など、女優陣も豪華です。森山未來が“モテないキャラ”によくハマっていて、男性も女性も楽しめる作品です。また、多彩なJ-POPが使われているので音楽好きにもおすすめです。
4.岡田将生と共演した純愛ラブストーリー『潔く柔く きよくやわく』(2013)
『潔く柔く きよくやわく』の作品概要
2013年の日本映画。監督は『僕の初恋をキミに捧ぐ』の新城毅彦。出演は、岡田将生、長澤まさみ、高良健吾、波瑠、中村蒼ほか。
いくえみ綾の人気少女コミックを映画化した純愛ストーリー。
『潔く柔く きよくやわく』のあらすじ
幼なじみのカンナとハルタは高校で真山と朝美と仲良くなり、4人でかけがえのない青春を謳歌していました。ところが、真山がカンナを2人だけで花火大会に誘い出した夜、ハルタは交通事故に遭い命を落としてしまいます。それ以来、カンナ心を閉ざしたまま、恋も出来ずにいました。
時が経ち、映画宣伝会社に勤める彼女はある日、出版社で働く赤沢禄と出会います。デリカシーのない彼の無神経な言動に最初は嫌悪感を覚えるカンナでしたが、彼が自分と同じように心に大きな傷を持っていることを知り次第に禄にひかれていくのでした。
『潔く柔く きよくやわく』のおすすめポイント
幼なじみを亡くして以来、恋ができなくなったカンナが、同じく過去を抱えた赤沢禄と出会うことで過去を見つめ直してお互いの大切さを実感するようになる…というラブストーリーです。
主人公の心の動きを丁寧に描いていて、多くの人が共感できるようなリアルな作品になっています。
長澤まさみは、高校生から社会人までを演じており、あどけなさもありつつ大人の女性の落ち着きも見せています。
喪失感の先にある“希望”をとても感じられるので、温かな気持ちになれると思いますし、自分も一歩踏み出したくなるような素敵な作品になっています。
5.ワイドショーを舞台にしたコメディ映画『グッドモーニングショー』(2016)
『グッドモーニングショー』の作品概要
2016年の日本映画。監督は、『踊る大捜査線』シリーズの脚本家として知られる君塚良一。出演は、中井貴一、長澤まさみ、志田未来、池内博之、林遣都、梶原善ほか。
『グッドモーニングショー』のあらすじ
朝のニュース番組「グッドモーニングショー」でメインキャスターを務める澄田真吾は、起床して早々に妻と息子から、出勤途中には番組サブキャスターの小川圭子から、それぞれ困った相談を持ちかけられます。さらに、プロデューサーからは番組の打ち切りを告げられて踏んだり蹴ったり…。
そんな時、都内のカフェで人質立てこもり事件が発生し、「グッドモーニングショー」も事件をトップに生放送を開始します。ほどなくして警察から連絡が入り、犯人が「澄田を呼べ」と要求していると知らされ…。
『グッドモーニングショー』のおすすめポイント
ニュースキャスターの男が巻き込まれる災難だらけの1日を、情報番組と報道番組とのいざこざや、過酷な視聴率競争といったテレビ業界の裏事情を盛り込みながら描いたコメディ映画です。
長澤まさみは、中井貴一演じる澄田を翻弄する、ぶっ飛んだキャラの女子アナを演じています。
追い込まれた主人公が事件解決に奔走する様がコミカルなのにカッコ良く感じられ、また、普段観られないような番組制作の裏事情を垣間見られるという楽しみもあります。
中井貴一をはじめとした個性的なキャストたちがとてもいい味を出しています。“今日は何も考えずに面白い映画を見たい”そんな時におすすめの作品です。
まとめ
今後の活躍が最も期待される女優、長澤まさみの出演映画から5作品をピックアップしてお届けしました。
可愛らしく清潔感があふれる佇まいで、デビュー当時から人気が衰えません。最近では様々な映画に出演し、幅広い役柄を演じていてますます魅力を増しています。
今回ご紹介した作品で気になるものがありましたら、ぜひご覧になってみて下さいね。