『ウォーキング・デッド』の監督ジュリアス・ラムゼイが手がけた、映画『トーナメント』が、2018年7月21日(土)に公開します。
“欲望のままに殺し合え!”というキャッチコピー通り、予測不能のノンストップシチュエーションスリラー!
今回はシチュエーションスリラー『トーナメント』のキャストやあらすじ、見どころなど紹介していきます。
CONTENTS
映画『トーナメント』の作品情報
【公開】
2018年(アメリカ映画)
【原題】
Midnighters
【脚本・監督・製作】
ジュリアス・ラムゼイ
【キャスト】
アレックス・エッソー、パーラ・ヘイニー=ジャーディン、ウォード・ホートン、アンドリュー・ローゼンバーグ
【作品概要】
大晦日の日に、見知らぬ男をひき殺してしまった若い夫婦が、家族で殺し合うというトーナメントに巻き込まれていくシチュエーションスリラー作品。
世界一過酷かつ残酷なデス・ゲームを『ウォーキング・デッド』の監督ジュリアス・ラムゼイが仕掛けます。
ホリブル国際映画祭で最優秀作品賞及び最優秀脚本賞、最優秀主演女優賞を受賞。
ジュリアス・ラムゼイ監督とは
ジュリアス・ラムゼイ監督は、日本でも大人気のテレビドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン4、シーズン5及び、「アウトキャスト」シーズン1の監督を務めた人物。
本作品『トーナメント』は、ジュリアス・ラムゼイ監督が手がける初の長編映画となります。
映画『トーナメント』の主なキャスト
アレックス・エッソー
アレックス・エッソーは、サウジアラビアのダハラン出身の作家であり女優。
映画『スタリー・アイズ(原題)』(2014)でデビューし、『ネイバーズ』(2016)で注目されました。
本作では、見知らぬ男をひき殺してしまった若夫婦のリンジー役を演じています。
リンジーは、家のローンや家計を助けるため一生懸命働き、顧客のためにと行きたくも無いパーティに参加したりしていました。
しかし、そうまでしても理解を示さない夫に苛立ちを感じています。
ハンナとジェフが現金が隠されてる場所に行っている間、妹の居所を聞き出すためイスに縛られスミスから容赦ない暴行を受けていました。
パーラ・ヘイニー=ジャーディン
パーラ・ヘイニー=ジャーディンは、『キル・ビル Vol.2』(2004)でデビュー。
『ダーク・ウォーター』(2005年)や『スパイダーマン3』(2007)に出演して注目され、2008年には『ブラックサイト』で、『運命の女』でアカデミー賞にノミネートされたダイアン・レインと共演を果たしています。
パーラ・ヘイニー=ジャーディン本作で、リンジーの妹ハンナ役を演じています。
ハンナは、自由奔放で悪賢くジェフから言い寄られたと姉に嘘をつき、夫婦の仲を壊そうとしたりと狡猾な人物。
自分で始末できない問題は姉に頼り、後始末してもらったり、肝心なことを言わずに周囲を混乱させることもしばしば。
ウォード・ホートン
ウォード・ホートンは、アメリカで人気のテレビドラマ『CSI:マイアミ』や『ホワイトカラー』への出演を経て、最も呪われた人形の物語『死霊のアナベル』(2015)でジョン・フォーム役を演じて注目されました。
その後もドラマ『ピュア・ジーニアス ハイテク医療の革命児』に出演するなど、その地位を確立しています。
アンドリュー・ローゼンバーグ
アンドリュー・ローゼンバーグは、主にドラマへの出演を中心としている俳優です。
『プリズン・ブレイク』への出演で注目され、『ウォーキング・デッド』や『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』『シカゴ・ファイア』など数多くの人気ドラマに出演しています。
映画『トーナメント』のあらすじ
大晦日の夜。リンジーとジェフという若い夫婦が、パーティに参加して酒を飲んでいました。
その帰り道、山中の道で見知らぬ男を車でひき殺してしまいます。
夫婦は、通報すれば酒を飲んで車を運転していたことがバレてしまうからと、男の死体を自宅のガレージまで運び、事件を隠蔽しようとしました。
とりあえず、時間が経てば酒が抜ける。それから男が道に倒れていたと病院に運べば、ごまかせるのではないかと考えたのです。
しかし、よく見ると車のナンバープレートが無くなっている。事故の時、現場に落としてしまったのか…。
ジェフは、リンジーにルスを任せると、急いで事故現場に向かいました。
一方でリンジーは、事故のショックで体調を悪くし、トイレに駆け込みます。
そんな時、タイミング悪くリンジーの妹ハンナが帰宅し、姉を探しにガレージに入ってしまいました。
しかし、死体となっていた男は息を吹き返しており、ハンナに銃を向けて襲い掛かります。
ハンナと男は揉み合いになり、最終的にハンナが銃を奪い男を射殺してしまったのです。
また、現場にはすでに警察が入っていたため、ナンバープレートを回収できないまま、ジェフも帰宅。
さらに悪化した現状を見たジェフは、ひき逃げを隠蔽するだけではなく、全てを無かったことにするしか無いと考えたのです。
そして、男の死体を袋に詰めている途中、男の上着のポケットからジェフの家の住所が書かれたメモを見つけました。
男は何をしに我が家を訪れたのか…。
ます初めにジェフが疑ったのは、リンジーの浮気相手ではないかということでしたが、リンジーは断固否定します。
するとハンナが、自分の彼氏が不正な株取引で儲けた大金を奪いに来たのではないかと言い出しました。
ハンナは大金の在りかを彼氏から聞いていたため、彼氏のパートナーが大金を奪うためハンナに殺し屋を仕向けていたのです。
リンジーを留守役として自宅に残し、ハンナとジェフは、大金を隠しているという場所に向かいます。
その時、警察官を名乗るスミスという男性がジェフの家を訪れました。
この男の正体は、ハンナの彼氏を殺害した元パートナーで、殺し屋を送り込んだ張本人。
巧みな話術と大金をチラつかせながら、ジェフ一家に殺し合いのトーナメントを持ちかけます。
そしてここから、一家の大金を巡る醜い争いが幕を開けるのです。大金を手にするのは果たして…。
映画『トーナメント』の感想と評価
本作の見どころは、普段目にすることのない腐りきった人間性を描いていること。
ホラー映画では、残虐さが描かれていることが定番だと思われていますが、普段目にすることに無い窮地に陥った人間の本質的な一面も表現されているのです。
この作品では、リンジー以外の登場人物が利己的な考えで動いており、それがきっかけになってリンジーも利己的に動くようになります。
リンジー役を演じたアレックス・エッソーは、人が邪悪に見えるのは単に見たことがないだけと語っており、置かれた状況下によって人間は変わり得るものであることが分かって頂けるでしょう。
また、ホラーが単に怖い作品ではなく、見たことが無いからこその美しさという、違う角度から見ることでホラーの捉え方も変わっていくはずです。
まとめ
映画『トーナメント』は、大金を巡っての、家族殺人トーナメントという衝撃の舞台で、リンジーが妹ハンナを、ハンナがスミスを拷問するといった予測不能の過激なシチュエーション満載です。
普通に暮らしていた一家が徐々に狂気を帯びていく最凶最悪のデスゲームの結末は果たして…。
結末は是非、劇場でご覧ください。