地方のアマチュア音楽グループがトップスターになるまでの道のり、そして、栄光と挫折、また友情と再起をかけた音楽業界の表と裏。
ギュッと詰め込んだスピーディーな130分は、時間を短いと思わせるほどの隙のない展開。
そして、全てが魅力的すぎる楽曲の数々は、何度でも観たいと心にも残る傑作ミュージカル映画『ドリームガールズ』をご紹介します。
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CONTENTS
映画『ドリームガールズ』の作品情報
【公開】
2007年(アメリカ映画)
【原題】
Dreamgirls
【監督】
ビル・ゴンドン
【キャスト】
ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、エディ・マーフィ、ジェニファー・ハドソン、アニカ・ノニ・ローズ、ダニー・グローバー
【作品概要】
実在した音楽グループ”スプリームス”のメンバーであったメアリー・ウィルソンの自伝をベースにトム・アイエンが製作。
1981年から長きにわたり上演もされてきた名作舞台『ドリームガールズ』を、映画『シカゴ』では脚本を担当し、最近ではエマ・ワトソン主演で公開された『美女と野獣』の監督も務めるなど、ミュージカル映画界ではおなじみで実力もあるビル・コンドンが監督を勤めています。
すでにトップ歌手であったビヨンセは圧倒的な存在感を見せ、エフィーを熱演したジェニファー・ハドソンは新人ながら本作でアカデミー助演女優賞を受賞。
映画『ドリームガールズ』のあらすじとネタバレ
☆偶然が重なり素人からプロのバックコースへ
カーディーラーのカーティス・テイラー・Jrは、デトロイド劇場のタレントコンテストで、たまたまジミー・アーリーの女癖の悪さによってバックコーラスがツアー直前に逃げようとするのを引き留めるマネージャーのマーティ・マディソンを目撃します。
一方、音楽活動をよく思っていない母親が寝付くまで待っていたため、コンテストに遅れてきたディーナ・ジョーンズでしたが、すでに、彼女の出番はとうに終わっていました。
なんとか劇場スタッフに、出場させて欲しいとディーナは頼みますが聞き入れてくれません。
その光景を見たカーティスは劇場スタッフを説得。そして、ディーナ率いるドリーメッツは何とかラストに出場ができることになりました。
メンバーのローレルとエフィ、エフィの兄で作詞作曲を担当しているC.Cも合流すると、パフォーマンスを成功させます。
それを舞台袖で見ていたカーティスは、良からぬことを閃き、劇場スタッフに賄賂を渡し、ドリーメッツを優勝させないようにしました。
ディーナは優勝できなくて落ち込んでましたが、カーティスは彼女にある提案をします。
それはジミーのバックコーラスをしないかという提案でした。はじめは乗り気ではなかったエフィもカーティスに口説き落とされ合意します。
そして、ジミーとドリーメッツのツアーがスタートします。
☆ニューサウンドへの探求
ジミーとドリーメッツによるツアーは成功しますが、ジミーは伸び悩みます。
カーティスはジミーの音楽は固定客が多く、新しいファンを増やすことが上手くいかないことに悩んでいました。
一方、マーティは今のファンを大切にした独自路線でいいと思っていました。カーティスとマーティの音楽性の考えの違いが浮き彫りになります。
しかし、ジミー自身は新しいファン層も獲得したいうことから、マーティよりもカーティスの提案を受け入れます。
マーティは、これからは家で聴く音楽ではなく、車でドライブしながら聴く音楽を目指そうと楽曲「キャデラック・カー」が完成。
順調に売上げを伸ばしていくものの、「キャデラック・カー」は白人歌手に盗作されてしまいます。
カーティスはエルヴィス・プレスリーの名曲「ハウンドドッグ」は、元々はビッグ・ママ・ソーントンの曲だったといいます。
ラジオでは黒人局では流れていても白人局では流れていないため、世間的には知名度が低く、盗作されても主張できないというのです。
カーテイス、C.C.、そして、カーティスの部下であるウェインの3人は本業であった車の販売を辞め、レインボーレコードを設立します。
車を売ったお金で裏金を作り、賄賂を渡しラジオ局を買収しました。
☆ザ・ドリームズの誕生
白人街でのジミーの失敗で、これからはテレビの時代でビジュアルにこだわったものがウケることに気づきます。
このタイミングでジミーからドリーメッツを離れさせ、リードボーカルをエフィからディーナに変更して、ザ・ドリームズを誕生させます。
はじめは反対したエフィも、みんなの説得によって納得します。
カーティスの予想は当たり、ザ・ドリムーズは瞬く間に有名になりトップスターに踊り出ます。
しかし、その一方では見放されたジミーは薬物に溺れます。
また、エフィも、カーティスが自分よりもディーナに気持ちが動いているのではないかと不安を抱き始めます。
映画『ドリームガールズ』の感想と評価
60年代の音楽の試行錯誤
ラジオからテレビに移行するなどメディアの発展に対応を余儀なくされ、今までの方法だけでは生き残れなかった音楽業界の実情がありました。
成功したいがために汚いことにも手を染めたカーティスと、自分の信じる音楽で世間を認めさせたいと思うアーティストの思いを変遷する音楽業界を舞台に、エンターテイメント性の濃いミュージカルに仕上げたのが本作『ドリームガールズ』の特徴といるでしょう。
出演したキャスト陣も、集まるべくして集まった豪華面々。このキャストが揃わなければ、これほど作品に深みを見せることはできなかったはずです。
完成度の高いミュージカル・シーンは、何度でも観たくなってしまう中毒性があると言え、ビヨンセもいい!ジェニファーもいい!エディもいい!と、映画を盛り上げる音楽が長短に関わらず、素晴らしい完成度です。
非日常を見せたショーの強さ
本作は彼女たちの音楽グループ「ドリーメッツ」と、カーティスがファミリーとなり、音楽活動を始めてからグループが解散するまで終わります。
激動60年代の音楽業界を生きてきたファミリーの始まりと終了に焦点を当て描かれています。
自分に娘がいることを知ったカーティスはどうするのか?今後のディーナはどうなるのか?といろいろ知りたくなるでしょう。
しかし、この作品は観る者の解釈にそこを委ね、“ショー”として終わります。
これこそが原作ミュージカルや音楽への強いリスペクトがある証のように感じます。
ミュージカル映画は日常を描いても、音楽を熱唱し踊ることで、それは“非日常的ショー”です。
映画として物語を重視した起承転結で終わらせることよりも、“非日常ショー”として華やか音楽をに描いた点に、“現実を超える夢の力”=ショーという、ミュージカルの本質があるのではないでしょうか。
音楽業界のあるあるネタ満載
本作『ドリームガールズ』の原作は、スプリームスの自伝を基にしたこともあり、実名ではありませんが、それぞれのキャラクターにモデルとなる実在の人物がいます。
カーティスのモデルはベリー・コーディ・ジュニアということで、カーティスが設立したレインボー・レコードのモデルは「モータウン・レコード」です。
モータウンに所属したアーティストで有名なのは、誰もがご存知のジャクソン5やマイケル・ジャクソンです。
この作品の中にも、“この子どもはマイケル・ジャクソン?”という場面があるので、要チェックです!
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まとめ
本作『ドリームガールズ』の中で描かれているディーナという役柄と、その役を演じたビヨンセは、重なり合う要素を見出すことができます。
ビヨンセは、かつて、デスティニーズ・チャイルドというグループの1人でした。
そこでソロとなり、映画やメディアで活躍する現在のスタイルになったこともあり、ディーナとビヨンセ自身のストーリーがリンクしています。
物語で描かれた心の叫びは、ディーナなのか、それとビヨンセ自身のそのものなのか。ビヨンセを俳優に起用したことで、ストーリーとキャラクターに強い説得力を持たせています。
また、ジェニファー・ハドソンは本作が映画初出演。しかし、彼女のことはすでに全米で知れ渡った存在でした。
リアリティ番組『アメリカン・アイドル』で、上位7位まで勝ち進んだスター性のある原石だったからです。
惜しくも優勝に手は届きませんでしたが、その後、この作品での活躍を見て感動したアメリカ人は少なくないでしょう。
プロとして活躍を見せるビヨンセの存在感さえも食ってしまうスター性は、彼女が本作で掴んだアカデミー助演女優賞という栄光そのものの輝きなのでしょう。
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